Re:Re:月下美人/十五夜狂言
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candyさん (2007年09月30日 00時07分)
がのさん
ご覧になった狂言、どんな曲が演じられましたか。腹の底から笑えま
したか。そう、自分のなかにいささかでもこころのブレと囚われた思い
があると、笑えないものです。
→和泉流狂言「二人大名」・・・野村万作・高野和憲・野村萬斎
大蔵流狂言「縄綯」・・・茂山正邦・茂山千之丞・茂山あきら
大蔵流狂言「業平餅」・・・茂山千五郎・茂山童司・増田浩紀・
井口竜也・茂山千作・丸山やすし・茂山茂
と言う、豪華キャストでした。大いに笑いましたよ!
茂山千作氏の傘持ちは、絶妙でした。
ところが、今年は客席が半分しか埋まっていませんでした。
もったいない! ちょうど15夜で各地で色んな行事が開催されていた
ので、分散されたのでしょうか?
来年開催されるかどうか心配になっています。
15夜には狂言を・・・来年も楽しめますように。
美術の秋、読書の秋、また食欲の秋。バタバタせずに自分のあり方を
考えたい季節です。
→はい、今日はやっと秋らしく涼しくなりました。
彼岸花が暑苦しくなく、景色に溶け込んで見えました。
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Re:★フェルメール、いや、小野かおるさんのゲーテ「ライネケ狐」(09月26日) [ 関連の日記 ]
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ばーばーじゅこんさん (2007年09月29日 22時12分)
先日TVで改めて「真珠の耳飾りの少女」の映画をみて(フリート役の
スカーレット・ヨハンソンの美しかったこと)、改めて、フェルメール
の本をひっぱりだしていたところでした。
たまたま昨年 花の5月に オランダへ出かける機会があり、アムス
テルダム国立博物館で「牛乳を注ぐ女」をみ、ハーグのマウリッツハウ
ス美術館では「真珠の耳飾りの少女」や「デルフトの眺望」の前にたつ
ことも出来ました。素敵な美術三昧の旅でした。
小野かおるさんの「ライネケ狐」もみたいのですが、今回は出かけられ
そうにありません。岩波少年文庫のほうで我慢します。
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Re:月下美人/十五夜狂言
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がのさん (2007年09月28日 10時07分)
candyさん
>先日十五夜には、恒例の十五夜狂言を鑑賞しました。無理かなとチケ
ットを買っていなかったのですが、友人で急に行けなくなった人が回し
てくれました。
狂言を見て帰ってきたときとってもきれいなお月様が出ていました。な
んだかほっとしました。
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明日香ならではの、望月の光を浴び、秋の風を感じながら観るゆかし
い風趣。想像するだにこころが清んできます。月であり星であり、山で
あり川であり、ほんとうに美しい自然にふれると、こころのブレと迷い
が正されるように思いますね。
ご覧になった狂言、どんな曲が演じられましたか。腹の底から笑えま
したか。そう、自分のなかにいささかでもこころのブレと囚われた思い
があると、笑えないものです。
わたしのほうは、10月17日に大蔵流狂言を観に行くことになっていま
す。「末広(すえひろがり)」と「茶壷」と「箕被(みかづき)」で、
「茶壷」と「箕被」ははじめて観るもの。楽しみにしています。別日、
「佐渡狐」と「附子(ぶす)」を観るチャンスもあり、このHPの日記で
附子(トリカブト)のことを書いたばかりということもあって、もう一
度観たいとの思いはありながら、日程が合いませんでした。また、小野
かおるさんの「ライネケ狐」を紹介したことを思えば、何の関係もない
とはいえ、「佐渡狐」のキツネさん、これも無理してでも申し込んでお
けばよかったかな、と悔やんでいるところ。
美術の秋、読書の秋、また食欲の秋。バタバタせずに自分のあり方を
考えたい季節です。
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月下美人きれいですね
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candyさん (2007年09月27日 23時23分)
先日15夜には、恒例の十五夜狂言を鑑賞しました。今年は支部のお役目
があり、9月10月は目が回りそうです。無理かなとチケットを買っていな
かったのですが、友人で急に行けなくなった人が回してくれました。
狂言を見て帰ってきたときとってもきれいなお月様が出ていました。な
んだかほっとしました。明日香の彼岸花をゆっくり撮影に行く暇もあり
ません。でも、まだまだ、真夏日なのにお彼岸には彼岸花がちゃんと咲
くのねと、一緒に狂言を見に行った友と感心していました。
異常気象で季節がどうなっているのかと心配ですが、お彼岸に彼岸花を
見、十五夜にまん丸お月様を見ることが出来て、日本の秋だなとホッと
一息です。が、今晩もまだ、暑いです!!
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Re:Re:Re:Re:Re:Re:★小さくても、弱くても、かけがえのない命、みんな同じ命(09月06日) [ 関連の日記 ]
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がのさん (2007年09月21日 21時10分)
みかんさん
【その2】
>兎狩りは、野生の兎です。早朝、暗いうちに、集合して、前日、父
に竹で作ってもらった、音の鳴るものを持ち、「ちょ~い、ちょい、ち
ょい」とかけ声をかけながら、山の中を歩くのです。学校行事ですが、
記憶では、一回きりです。「きっと、野生の兎なんか、いるはずがな
い」という、予想を裏切り、二、三匹、捕まりました。足を括られて棒
にくくりつけられた野生の兎の姿は、覚えています。
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おォ~。ふしぎな掛け声を発しながらウサギを追う…。まるで、高野
辰之さん作詞の「ふるさと」の世界、「兎追いし かの山/小鮒釣りし
かの川…」の風光を映す世界ですね。「山は青き ふるさと/水は清
き ふるさと」と、さわやかな山の風が通り、そのイメージを借りてか
わいい童話が一、二編書けそう、……ですが、足をくくられ棒に逆さ吊
りにされたウサギさん、…う~ん、やはり、ちょっとねぇ。
それと、みかんさんに、またほかの皆さんにも、ちょっとお尋ねいた
します。オモテの日記でイノシシのことを少しご紹介しました。ずっと
ずうーっと古い時代から、良しにつけ悪しきにつけ日本人が深く関わり
をもってきた動物のひとつですが、イノシシが主体的に登場してくる昔
ばなしや民話を、和気清麻呂の逸話はあるとして、わたしはほかにあま
り知りません。ご存知でしたら教えていただきたいのですが。
クマ、ウサギ、キツネ、タヌキ、ウマ、ウシ、イヌ(狗)、カッ
パ…、これら多くの動物たちはたくさんの民話をつくってきたのに、ど
うしてイノシシのおはなしはあまりないのかなあ、という疑問。小夜が
あれ以来、ごはんのときもお風呂に入っているときも、四六時ちゅう首
をかしげている素朴な疑問です。
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Re:Re:Re:Re:Re:Re:★小さくても、弱くても、かけがえのない命、みんな同じ命(09月06日) [ 関連の日記 ]
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がのさん (2007年09月21日 21時04分)
みかんさん
【その1】
>スリランカは、大好きな絵本作家がいるあこがれの国です。candyさん
の活動をサポートしているだけですが、いつか行ってみたいとも思いま
す。
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そうでしたか。奈良のcandy さんたちのグループがとても熱心に進め
ておいでの、意義深い活動ですね。なかなか実際にはできない尊い活動
だと思います。むずかしい事情もあることでしょうが、どうぞそのすぐ
れた能力の一端を他の欠落部分にやさしく注いでやってくださいますこ
とを…。
それにつけても、九州支部のテューターのなかには(詳しいことはわ
かりませんが)、みかんさん、candyさんたちのスリランカへの絵本を贈
る活動のほか、子どもの人権問題に取り組んでおられるくまさん、バン
グラディシュの子ども支援をなさっておられるフェニックスさんなどな
ど、ひとつ超えた意識をもっておられる方がおられますね。すぐ目先に
ある自分の利得と欲だけで奔走し、忙しい、忙しいとヒーヒー言ってい
る人とは対極の「異文化」にある、志の高い「異人種」の方が多いよう
に見受けられます。九州おんなの肝っ玉は太い、とよくいわれますが、
それって、他にはあまりない九州テューター固有の「文化」ではないで
しょうか。ゆっくりでいいですから、大事にそのこころを守っていって
いただきたいです。
【つづく】
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Re:Re:Re:Re:Re:★小さくても、弱くても、かけがえのない命、みんな同じ命(09月06日) [ 関連の日記 ]
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みかん(でこぽん)さん (2007年09月20日 23時37分)
がのさん
丁寧に、書き込みにお返事していただき、ありがとうございます。
スリランカは、大好きな絵本作家がいるあこがれの国です。candyさんの
活動をサポートしているだけですが、いつか行ってみたいとも思いま
す。
兎狩りは、野生の兎です。早朝、暗いうちに、集合して、前日、父に竹
で作ってもらった、音の鳴るもの(?なんと呼ぶのか知りません)を持
ち、「ちょ~い、ちょい、ちょい」だったかな?かけ声をかけながら、
山の中を歩くのですが、いったい、どこの山だったのか、定かではあり
ません。学校行事ですが、記憶では、一回きりです。特別な年だったの
でしょうか?
「きっと、野生の兎なんか、いるはずがない」という、予想を裏切り、
二、三匹、捕まりました。足を括られて棒にくくりつけられた野生の兎
の姿は、覚えています。
学校に歩いて帰ったときには、もう、体育館で食事の用意が出来ていた
ので、兎が捕れても、捕れなくても、炊き込みご飯が食べられるよう
に、保護者の方で用意されていたのではないかと思います。(兎は先生
達が食べるのだという噂もありました)
きっと、学校で兎を飼うのだろうという予想を裏切られた、”職員室入
り口の毛皮”は、かなりショックだったのだろうと思います。
”牛の潤んだ目”以外は、みな、一度きりの記憶で、やはり、子供心
に、強烈な印象を残しているのだと思います。
野生の兎は、子どもが小学生の時にバードウオッチングで行った、細川ガ
ラシャゆかりの立田山で、迷子になったときに、見たことがあります。
その時は、「わ~、ピーターラビットみたいだ!」と思ったことを覚え
ています。身近に野生の動物たちがいても、気付かない生活をしている
のですね。そこには、タヌキも生息しているみたいです。
日本野鳥の会の会員だった息子は、熊が里に下りてきたニュースを見
て、熊の立場で反応します。人間の立場で反応する私は、子育ても、異
文化理解だな~と、思います。
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Re:Re:Re:Re:★小さくても、弱くても、かけがえのない命、みんな同じ命(09月06日) [ 関連の日記 ]
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がのさん (2007年09月16日 23時54分)
みかんさん
【その2】
みかんさんは、たしか、スリランカの子どもたちを援助する活動をな
さっておいででしたね。いまも続けておいでですか。わかりましたよ、
そういう難しいボランティアへまっすぐ向かわせる精神のよりどころが
何だったのかが。
それにひきかえ、わたしはどうだろう。早々に会社を辞めたあと、仕
事、仕事に追われてまったく親孝行する間もなく母親を特別養護老人ホ
ームで亡くし、そのつぐないということもあって少しはひとさまのため
に、と思って介護ヘルパー2級の資格を取得しました。にもかかわら
ず、どうしてもほかの人の「清拭」ができない、シモの世話ができな
い、(料理もできない)ため、「福祉」という語のところにとどまっ
て、軽いボランティアと、わかったふりしていろいろ書いたりしゃべっ
たりして地域の啓蒙活動まではしても、介護の現場に立つことはできな
い弱さに埋没していました。カエルのおしりに棒を突っ込んで遊んだ友
だちと、その日以来、疎遠になった自分の弱さも、恥ずかしい。
きょうは老人会の「敬老の日のつどい」に自治会を代表して招待され
行ってきました。挨拶を求められて、松下幸之助さんのことばを借りて
励ましました。出しゃばるな、にくまれ口や泣き言や人の悪口陰口をい
うな、知ってることでも知らぬふりをして、いつでもアホでいろ、と
か、勝つ気になるな、負けていろ、お金と欲は捨てろ、どんなときにも
感謝のこころを忘れるな、などなど。70名ほどのご老人には感動をもっ
て聞いてもらいましたが、所詮はわたしの経験知から生み出したことば
ではなく、便宜的な“借り物”にすぎません。ああ、これがわたしの実
体か! とがっくりさせられます。
みかんさんなら、真率な子どもの疑問にまっすぐ向き合えますね。子
どもの持ち帰った国際交流体験を全身で受け止められる精神的なパワー
と経験量をお持ちですから。「体験」を「経験」にまで昇華しているい
いお話を聞かせてもらいました。
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Re:Re:Re:Re:★小さくても、弱くても、かけがえのない命、みんな同じ命(09月06日) [ 関連の日記 ]
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がのさん (2007年09月16日 23時49分)
みかんさん
【その1】
>私は割と身近に動物たちの生死に接しています。覚えているのは、牛
の出産。気付いたときは何故か私も血まみれで、幼くて何が起きたのか
分かりませんでした。それから、家の裏で、首を切られ血を抜かれ、羽
をむしられた鶏。また、父が育てていた牛が、売られていく日に、とて
も悲しそうな目をしていたこと。
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⇒ おっ、「ドナドナドナ、ド~ナ♪」の世界ですね。いやいや、みか
んさんには負けました、「ヘヘーッ、ごかんべんを~」です! 牛の出
産シーンですか! 首を切られ羽をむしられた鶏ですか! 小夜に聞か
れるとまずいですが、わたしがそんなものを見たら完璧に卒倒していた
ことでしょう。そうそう、アメリカ4-Hとの交流計画で子どもたちがよく
体験してくることに、家畜の出産がありましたね。幸か不幸かわたしに
はその体験はありませんが、考えてみれば、それ、すごいことですね。
ほんとのところ、子どもたちはそれを目の前にして何を感じたのでしょ
うか。それをしっかり語ってくれている子はいますか。
およそ、いざとなると、女のほうが神経は強い、とよく言われます
が、みかんさんのことを思ったら、どうやらわたしなんぞは、幼い小夜
の前で知ったかぶりして命の大事さを語る資格はなかったんですね。恥
ずかしいことです。
学校行事で「兎狩り」ですか! 山に野生する野うさぎですか? そ
れとも学校で飼育していたウサギさんですか? どっちにしても、それ
をカレーか何かにしてみんなで食べたのですか!? とんでもないこと!
それに、皮を剥いだのは誰だったのでしょうか? ソーセージになっ
たオス山羊、…あ~あ、すごいことを聞いちゃった。今夜は寝つけるだ
ろうか。
【つづく】
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Re:Re:Re:★小さくても、弱くても、かけがえのない命、みんな同じ命(09月06日) [ 関連の日記 ]
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みかん(でこぽん)さん (2007年09月16日 21時27分)
がのさん
テューターのみなさんの多くが、子どもたちのこの素朴にして真率
な、本源的な疑問に立ち会って立ち往生するようなときがおありではな
いですか。いやあ、そんなことより、英語だ、英語だ、という人がもし
いるとすれば、ホンモノのテューターではない。素朴ながら本源的なこ
の種の大きな疑問にテューターはどう応えるのか、そんな興味から紹介
したのがこの一文でした。
あるメディアにこの1月から週1回ずつ連載しているコラムがありま
すが、そこからハミ出したもの。ふだんはもっと温雅な、子どもをニヤ
ッとさせる短い楽しいものを書いていて、こんな詰屈な、堅苦しいもの
はぜったい出さないのですけれど。
長々しいものをよくぞ読んでくださいました。感謝いたします。
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こちらこそ、ありがとうございます。いつも立ち止まって、考えるヒン
トをいただいています。(その連載コラムも読みたいです!)
ショウガの花の写真も素敵ですね~。心洗われる写真も、いつも楽しみ
です。
私は農家育ちですので、割と身近に、動物たちの生死に接しています。
覚えているのは、牛の出産。気付いたときは何故か私も血まみれで、幼
くて何が起きたのか分かりませんでした。それから、家の裏で、首を切
られ血を抜かれ、羽をむしられた鶏。晩ご飯になったのかな???ま
た、父が育てていた牛が、売られていく日に、とても悲しそうな目をし
ていたこと。山羊の乳で育った私ですが、家の山羊に、雄の子ヤギが生
まれてくると、いつの間にかいなくなっていて、ソーセージになる為に
売られたと聞いたこと。
鈍感なのか、それほど、食べられなかったいう記憶はないのですが、小
学校の理科でヒヨコになりかけの鶏卵を見せられたあとは、しばらく、
タマゴが食べられなくなりました。
学校行事の”兎狩り”のあと、職員室の入り口に兎の皮が板にひろげて
張ってあって、本当に自分たちが食べたのかな~と、変な感じがしまし
た。
子ども達の問いに、うまく答えられているか、分かりませんが、精一杯
向き合っていきたいです。
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