Re:ことばの旅路①の4を読んで
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がのさん (2004年09月15日 17時52分)
Play with meさん
>ページをうゆっくりと散策させて頂きました。
良寛さんの戒語にはピリッと辛い思いです。
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まあまあ、薄暗い奥座敷のほうにまでご訪問いただき、ありがとうございま
す。良寛さんの崇高な精神世界にはとてもとてもおよびもつかぬ非才な凡夫の
俗物ですが、その虔しいことばのかげに、あたたかいやさしさにあふれた空間
があり、何かにつけて立ちかえることのできるこころのふるさとをそこに感じ
ております。いつでも迎えてくれる母の胸にも似たふるさと。
すべてをゆるされた大乗的な愛の一方で、ハッと胸を刺し貫く鋭利なきらめき
を秘めたことばもあり、「戒語」などははまさにそれですよね。サン=テグジ
ュペリとはまたちがって、じつによく人間という存在の本質を知っておられま
す。先日(9月9日)も、この掲示板のなかで、水上勉さんの死亡にふれなが
ら、避けがたい災害、自然がわたしたちに向ける悪意にどう対するか、という
ことで、良寛さんの「死ぬ時節には死ぬがよく候」を引いたばかり。自然との
全一を求める魂がいわしめるこういうことばもふくめて、いつでも帰っていけ
るふるさとがそこにありますね。そのふるさとは、欲を棄て、さらにもう一枚
棄てた果てに見える清明な世界で、佛の道などまったく知らぬ身ながら、そこ
にこころの安らぎを知ることが多いです。
ラボの会議におけるムダなことばの多さについては、わたしはあえて云います
まい。
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ことばの旅路①の4を読んで
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Play with meさん (2004年09月15日 02時10分)
ページをうゆっくりと散策させて頂きました。
良寛さんの戒語にはピリッと辛い思いです。
がのさんがおっしゃるとおり、「自分だけでも気をつけよっ!」と思うのです
が、口が勝手にしゃべってしまって・・・のようなことばかりです。
良寛さんはテューターの会議を見ておっしゃってるのでは?(笑)と思わずに
は居れません。
ますます、「良寛さん」を読まなくっちゃ!!と思うようになりました。
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ありがとうございます
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ざわざわさん (2004年09月13日 15時44分)
さっそくのお答えとお約束(!バッチリプレッシャーかけました!)と日本に
も見られる例をあげて頂きありがとうございます。お約束メールを楽しみにし
ております。
書き込みの中で字が間違っているのに気づきました。
<million, Billion 大意の意味>→<大意>ではなく『単位』でした。
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Re:数字に関する質問です
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がのさん (2004年09月13日 10時29分)
ざわざわさん
>昔話によく出てくる「3」について、その理由を説明している本はどれでし
ょう。ベッテルハイムの『昔話の魔力』にもありますが、いまいち足りないん
です。
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昔ばなしにおける数の問題は、なかなかおもしろいですね。なんで「〝3び
き〟のこぶた」なのか、なんで「〝7ひき〟のこやぎ」なのか…。
最近たまたま目にした昔ばなしに、青森県八戸市に伝わる天人女房の話があり
ます。子のない夫婦が観音さまに3年間願掛けをして男の子が生まれる。その
子が成長して三国一の笛吹きになる。きれいなお嫁さんをもらって3年目、お
嫁さんの里へ初礼に行くことになる。3年かけて織りあげた布でつくった裃を
着て。が、じつはそのお嫁さんは天竺のお月さまからくだってきた天女。お嫁
さんはふしぎな扇をもっていて、それを3回あおぐと婿さんは飛ぶ鳥のように
ぐんぐん天へ昇っていく。着いてみると、そこには3びきの馬がいる。三国一
の婿さんはお月さまの世界で3日3晩笛をふいて……、といった調子。なんで
もかんでも「3」でことが運ばれていきます。
「7」についてさらに付け加えるなら、七月七日と盆まつりのことをめぐり、
柳田国男さんの『祖先の話』がありましたね。この日は、墓掃除をし仏壇仏具
の掃除をする。ところにより、井戸替えをし膳洗いをする。ふだんはあまり洗
髪のひまさえ与えられていないお嫁さんたちもこの日は小川に行って頭髪を洗
う。そして七へん親を拝み、七へん海や川でゆあみし、七へん先祖を拝み、七
へんメシを食うという。こうした民族古来の租霊信仰にもとづくナノカビ信仰
といったような民間信仰を探っていくと興味は尽きません。
そうしたことについて書かれた本ということですが、それについては後日、知
るところをメールでお送りいたしましょう。
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数字に関する質問です
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ざわざわさん (2004年09月12日 22時26分)
昔話によく出てくる「3」について、その理由を説明している本はどれでしょ
う。ベッテルハイムの『昔話の魔力』にもありますが、いまいち足りないんで
す。
また、数学の世界では、3桁を一まとめにする切り方がよく使われるmillion,
Billion 大意の意味がわかりました。
外国では卵の数はダース単位、お皿は半ダース6客単位です。体についている
指を使うと5?10進法が有効だと思うのですが。
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Re:Re:Re:★一本のバラのために人は死ねるか-2(09月06日) [ 関連の日記 ]
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Play with meさん (2004年09月10日 01時08分)
がのさん
>水上さんがこの「良寛」の
なかでこだわって引いておられたことば――。
「死ぬ時節には死ぬがよく候」
水上さんと言えば浮かぶのは雪国の陰鬱な作品を思います。
「良寛さん」をまた読んでみます。
自室でなくなられたとの事。最後まで作品と共に生きられたのでしょうね。
遅読なのでなかなか読めませんが、よい示唆をえて考える機会を喜んでいま
す。
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Re:Re:★一本のバラのために人は死ねるか-2(09月06日) [ 関連の日記 ]
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がのさん (2004年09月09日 10時14分)
Play with meさん《承前》
このところ、大型台風が日本列島をたびたび直撃、地震が頻発、浅間山が噴火
と、自然の怒りの前に日本は晒されていますね。吼え叫ぶ風の音を聞き、あ
っ、また地震、というときにパッと思いつくのは、水上さんがこの「良寛」の
なかでこだわって引いておられたことば――。
「死ぬ時節には死ぬがよく候」
これは山田杜皐(とこう)という文人なかまにあてた良寛さんからの見舞い
文。それは1828(文政11)年11月12日、いまの新潟県三条市あたりを中心に
おきたマグニチュード7.4の大地震で、死者34人、負傷者118人という大惨事
でした。
どうでしょうか、こんな心境になれますでしょうか。星の王子さま(サン=テ
グジュペリ)が神も天使もいない自分の星、喪われた祖国へむけて自分という
存在を無Neantにし、透明にして投げ込んでいったことと、良寛さんの、天と
地の始源の声に耳を傾けて自然との全一の魂を得ようとするこころ。方向は違
ってもめざすところはひとつのように思えるのですが。水上さんは、良寛さん
のこの弱さに徹した無抵抗主義をしきりに書いていました。
この良寛さんの観念に数週間囚われたまま、わたしは何も考えられない状態を
経験したものです。結局、どうしたか…。
すてはてて身はなきものとおもへども
雪ふる日はさぶくこそあれ
花のふる日はうかれこそすれ(西行)
という諦念のなかでまた起き上がるしかないわけですけれどね、わたしのよう
な無才の凡人には。さて、星の王子さまの、その澄み通った死は…。いろいろ
考えさせられます。
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Re:Re:★一本のバラのために人は死ねるか-1(09月06日) [ 関連の日記 ]
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がのさん (2004年09月09日 10時12分)
Play with meさん
>母のように「お返し」を求めない愛・・・星の王子様は一本のばらにそん
バラの花と語り合うことに喜びを見つけていることでしょう。きっと淋しくな
んかないと思います。小さな星で二人は幸せをかみ締めているでしょう。
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ひとは、どう死ねばいいのでしょうかねぇ。
きのうの新聞で、作家水上勉氏が亡くなったことを知りました。いまのわが国
の文学界で最大の人物といっていいのではないでしょうか。
いま自分の関わっている仕事のなかで、ノルウェーの児童文学作家、A.プリ
ョイセンについて書いたばかりでした。この人のことを書きながら、なぜなの
か、水上さんのことが頭のすみから離れませんでした。
ノルウェーの寒村の、土地を持たない貧しい農業労働者の家に生まれ、小さい
ときからあちこちの農場に雇われて小作人として働き、学校へも行かなかった
人。しかし、歌の才能とゆたかな想像力に恵まれていたことからやがて作家と
して認められ、「小さなスプーンおばさん」や「しあわせなテントウムシ」な
どの、幼児からの苦労をまったく感じさせない、おおらかな作品を書いた人で
した。かたや水上さんは、9歳で丁稚小僧に出されて苦労を重ねた人。そのへ
んでわたしのなかで結びついたものでしょう。「五番町夕霧楼」「越前竹人
形」「越後つついし親不知」など、初期に書かれた陰影深い作品がすぐに思い
浮かびますが、比較的最近のなかで読み直したもののなかに「一休」「良寛」
という作品があります。とりわけわたしはこの人の「良寛」が好きです。(つ
づく)
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Re:★一本のバラのために人は死ねるか(09月06日) [ 関連の日記 ]
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Play with meさん (2004年09月09日 01時38分)
”すべての欲を棄てて永遠にはいるという潔い孤独。Neant! (Nothing!)”
= 母のように「お返し」を求めない愛・・・星の王子様は一本のばらにそん
な愛を感じたのでしょうか?
息子や娘には惜しみなく愛を注ぐ母も夫には同じようになれるでしょうか?
星の王子様の一本のバラへの愛は本当に無償の愛なのでしょうね。
すごい!!
かないません。
バラの花と語り合うことに喜びを見つけていることでしょう。
きっと淋しくなんかないと思います。
ツンっとすましてはいるけれど”バラ”は王子さまの愛情をきっと嬉しく思っ
ていることでしょう。
小さな星で二人は幸せをかみ締めているでしょう。
義母を在宅介護した時、長年の葛藤は去り、保護者になって「この人の命は自
分なしでは守れない」と純粋に思いました。
きっと、王子様も昇華された愛で永遠にばらと向き合っていることと信じま
す。
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Re:Re:Re:★「星の王子さま」もうひとつの秘密(08月18日) [ 関連の日記 ]
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Play with meさん (2004年08月22日 09時08分)
>がのさんへ
なんだか、気の弱い(!)わたしのようで身につまされます。
→ そうですか。。。。?
「わがままなバラと 光に飢えて空高くのぼっていった 星の王子さまと…」
→ 他にもあるのかと勘違いしていました。
また読み返したら、まったく別なものがそこに引き出せるかも知れません。
そういう作品ですよね、これは。
→ 本当にそう思います。
ひき続き読み返しても違ってきますもの。
「だいじなものは 見えない」・・・いつの時代でも見ようとしないと何
も見えないのでしょうね。
流されないように、一律な考えににならないように・・・とはるかな星か
ら王子さまのッメッセージをこころしたいとおもいます。
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