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“Good morning, everyone!”元気のよさと学校中に響く大きな声で私の授業は始まります。「先生はなんでいつも元気なの?」といわれますが,いつでもパワー全開,多少のことにはへこたれないラボっ子精神が潜んでいるのかもしれません。生徒たちによく「なんで英語なんか勉強しなきゃいけないの? 日本人なんだから日本語を話せばいいじゃん!」といわれます。このことばを聞くと使命感に燃えます。英語の教員を目指したのは,英語を通じて他国の文化に興味を持ち,国境を越えてさまざまな人びとと触れ合うことのすばらしさを一人でも多くの子どもたちに伝えたいと思ったからです。きっかけは中2で参加したカンザス州への国際交流でした。さまざまな人びとと出会いことばの壁を越えた心のコミュニケイションを実感したことがかけがえのない経験となったのです。「英語は自分の世界を無限に広げてくれる夢のようなことば」,そう感じ「もっと英語を勉強して多くの人と話し分かり合いたい」と思ったのです。あの経験が私の人生の第一歩だったように思います。
私はアメリカ,オーストラリア,ネパールなどの生徒との文通を授業の一環として行なってきました。E-mailもありますが,手紙じゃなければ伝わらないこともあると思います。最初は便せん一枚のやりとりが回を重ねるごとにダンボール箱1箱では送りきれないほどのものになっていきます。自分や家族の写真,お菓子,アクセサリィなどの宝物を送りもっと自分を知ってほしい,相手をもっと知りたいという気持ちが強くなります。私が生徒に感じてほしいことでした。今でも卒業生から「あのときの手紙はたいせつにとってあるよ」「ネパールに行って日本語を教えるんだ」「自分でアメリカを見てきます」などといわれています。英語の教員になってよかったと心から感謝しています。
ラボでの経験は多くの場で生かされています。ソングバードやナーサリー・ライムで体験した英語の楽しさは教室で生徒とシェアできますし,テーマ活動を通して骨身にしみた英語の発音,リズム,イントネイション,なにより表現力は,音読指導など私の英語指導を支えてくれます。ラボっ子たちが自分の世界を広げ未来にはばたいてほしいと願っています。
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