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こころを開く 自分から動く ~ IOWA 4-Hシャペロン レポート ~
国際線に乗ったラボっ子たち、不思議と余裕がある。
アメリカ、アイオワ州には、ラボっ子、中1が5人、
中2、13人、高1、2人、計20人。大人は2人。
入国審査の厳しさには、ちょっと閉口。国内線に乗り継ぐ際の
手荷物検査はさらに厳しく緊張した。ダラス空港から乗った国内
線は45人のりくらいの小さな飛行機。アイオワ州の州都、デモ
インに降り立った。コーディネーターのAmyが迎えに来てくれ
ていた。
デモインで簡単な市内観光をして夕食を食べ、2時間車を走らせ
て、その日の宿泊地、Ottumwaへ。
丁度夕暮れ時で、大平原にゆっくりと日が沈んでいく。
到着は夜9時。7月22日の朝8時半に成田のホテルをでた。
時差が14時間あることを考慮すると、26時間。長い1日だっ
た。
翌日は、Host との対面式。プレゼントに「ひとつしかない地球」
を、ヴァイオリン、ギター、ピアノの演奏に合わせて合唱した。
ホストに対面するときは、緊張と期待と照れ、そしてやっと出会
えた喜びがまじってわくわくドキドキ。この瞬間を目標に昨年の
10月から、いや、数年かけて準備をしてきた彼ら。決して楽では
ない事前活動をやりきったからこそ、この瞬間の喜びも大きい。
これからひと月、家族の一員として過ごす。
アイオワ州は、150年前にヨーロッパから、宗教的迫害により
移民してきた人々が多く住み着いた。大豆とコーン、豚、牛が
主な産業で人口は、広島県とほぼ同じ280万くらい。土地は
15倍の広さ。人々は信仰心に篤く、働き者。コーン畑、大豆畑、
森、湖が360度広がる広大な大地と澄んだ空気に恵まれた州。
8月6-8日で行われたキャンプは、ラボっ子、ホスト、ホストの
兄弟とスタッフで60人規模。国際交流による教育的メリットを
アピールする機会であると同時に、ラボっ子たちの交流の様子
を直に見ることができ、ありがたかった。日本の文化をシェア
できるようプログラムが配慮されていて、日本食、日本のあそび、
書道、いけばな、風呂敷、茶道、などを体験でき、ラボっ子から
のプレゼンテーションとして、テーマ活動発表、ロックソーラン
の踊りを披露して喜ばれた。キャンプのCulture Fairは、新聞、
テレビに取材された。
そのほかにも、ラボっ子が新聞に載ったケースが何件か、カウ
ンティーフェアでブルーリボンを貰ったり、アイオワ州知事に
会って写真を撮ったり、ステイトフェアで4-Hディレクター
に会ったりした。
参加ラボっ子たちはみな素晴らしい子たちで、ホストファミリー
に愛されて、とてもいい交流をしてきた。ホストファミリーか
らは、「こんな素晴らしい子を受け入れさせてくれてありがと
う」と、ラボ側のほうがお礼を言われるケースがほとんど。
ホストファミリーとの別れの時には、みんなしっかりとハグさ
れ、涙をながしていた。ホストファミリーの感想も素晴らしい
内容ばかり。
国際交流以前に、ラボっ子たちは、日頃のパーティ、発表会、
合宿、交流会、全国キャンプなどを体験し、いろいろな能力が
育っていて、必要に応じて、その力がでてくることを感じた。
また、国際交流を体験した先輩ラボっ子が身近にいることで、
『自分もラボっ子だから、頑張れて当たり前』だと思っている
ようで、本当によく頑張る。
素直なこころで真剣に頑張るこどもたちの姿は美しくて、同じ
時間、体験を共有できて、幸せでした。




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