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小学生グループ
ピーター・パン
こどもたちの反応は予測不可能。いつも新鮮な驚きを感じます。役決
めのとき、『男の子たちは海賊かな』と予想していたのですが、なんと
みんな「子どもたちがいい」と。「海賊は殺されるから」という理由
のようで。
センソウ?キュウビのネコ?ケビン?なんでコケコッコー?いろんな
疑問が出てきます。家での聴き込み&パーティでの取り組みを重ねて
少しずつイメージが生まれて共有されていきます。日本語で不明瞭な
ところが、英語を知ることでクリアになっていくことも。
「All is dark.あたりは真っ暗です。
One lone green light blinks in the gloom.
ポツンとひとつ、緑色の明かりがまたたいています。
Deathly stillness surrounds the ship.
不気味な静けさが船を覆っています。」
最初のナレーションの表現がなかなか生まれてきませんでした。「不気味」な体験をしたことがないようで、「不気味」がイメージできません。「不気味だから霧のようなものが漂っている」「真っ暗だから何も見えなくて不気味」「でもだんだん明るくなって船が見えてくる?」「後の歌の歌詞、夜明けに帆あげろ はUp and on Before the dawnとなっていてBEFOREは前だからまだ夜は明けないのでは」と、意見はでるのですが、まとまりませんでした。翌週のパーティでは、英語に着目してみんなで話しました。「DARK 闇、DEATH 死、STILL??(辞書で調べて)動かない、停止、静か」。そこから「暗く死んだように動かない海賊船」のイメージの表現になりました。
私は、「緑色の明かり」が何なのかがとても気になっています。みなさん、なんだと思いますか?
ご家庭では、どうぞ一緒にCDを聴いて物語を親子で共有
してみてください。物語に新しい発見があると思います。
こどもたちの感じ方、疑問は新鮮で「あっ、そうなの」
と教えられることがいっぱいです。 |
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