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山口・島根地区 ラボ・パーティ発表会 11月23日
周南市市民館 大ホール
発表テーマ:「わんぱく大将 トム・ソーヤ」1話「へいぬりあそび」
目標 : トム・ソーヤの元気さが伝わるよう、みんなで力を合わせて発表する
出場者 : 高学年グループ(小2~中1)13名
東陽キッズグループ(小1、小2)6名
大海町キッズグループ(年長~小1)5名 計24名
3つのグループ合同で、初めての発表会。しかもそのうち過半数が大きな舞台に出たことのない、小学低学年と幼児の子供達。小6、中1のリーダー達が、どれだけみんなをまとめられるか不安だったが、とにかくチャレンジすることにした。
★6月末~8月★
テーマ選び。「うみのがくたい」「トム・ソーヤ」1話と3話が候補にあがる。うごいてみた結果、登場人物が多く、うごきもたくさんあることから「トム・ソーヤ」1話に決定。
★9月★ 3グループ別々に活動。
<2つのキッズグループ>
ハケを使ってへいぬり遊び、大ミズーリ号の表現、サーカスごっこ(空中ブランコ、綱渡り、ジャグリング、玉乗り、ライオンの火の輪くぐりなど)
3パーティ交流夏合宿でこのお話に取り組んでいたため、子供達はこのお話を充分楽しんでいる。30分の発表を全部通して出るのはむずかしいが、楽しく表現できる場面のみ出場するなら、元気に発表できそうだと感じた。
<高学年グループ>
おもしろそうな場面からうごいてみる。中旬に役決め。トムに立候補したのは4人。他の9人が審査員となり、オーディションで2人(前半と後半)に決定。残りの役決めとナレーションの振り分け。
★10月★
<2つのキッズグループ>
それぞれのグループで、乗りのいい場面が異なるので、出場場面を次のように決定。
*最初のミシシッピ川の波・・全員で表現する
*大ミズーリ号登場の場面・・全員でサーカスの楽しさをあらわす
*トムと少年のけんかの場面・・やりたい人みんな
*ベッキーとお花・・東陽キッズの女の子達
*井戸に水を汲みに行く子供達・・大海町キッズの女の子達
*大ミズーリ号になったつもりのベン・・東陽キッズの男の子達
*最後のへいぬり・・全員で
<高学年グループ>
場面毎に表現を決めていく。各自、家で英・日のせりふ覚え。このお話は英語がとても速くてむずかしいのに、みなよく努力して10月中にはほとんどの人がせりふを覚えていた。(年齢に応じて、聞き取れない英語はとばしてもよい事にした。)
★10月末★
初めて3グループ合同練習。皆、大勢だと楽しくてふざけてしまい、練習にならない。翌週はまたグループ別に、場面の確認。
★11月★ 3回の合同練習
場面毎には表現はできているのに、全体をとおすとゴチャゴチャになる。中学生2人が場面表を書いて、次の合同練習で全体の流れを説明してくれた。(以後この表はとても役に立った。)
キッズの子達は大きい子と一緒が楽しくてしかたないらしく、じゃれてしまうので、とても練習にならない事がしばしばあった。
また高学年の子達も発表会の緊張感がなくてふざけたり、回りに気を配ることができない状態。しかし練習を重ねるうちに、少しづつ皆がまとまっていった。発表会の1週前、やっと場面が全部つながり仕上がった。
★発表会当日★
リハーサルで立ち位置のみ確認。
なんと小2の子が急病で欠席。子供達に相談すると、ベンの役は彼の兄がやり、ナレーションは中学生がテキストを読むことになった。テューターが出ることなく子供達でカバーしあえたのは、すばらしい!
「舞台が初めての小さい子達は、緊張していつもの元気さを発揮できないのではないか・・」というテューターの心配をよそに、実にのびのびと元気よく発表できた。自分の登場場面をよく理解し、うれしそうにせりふを言う姿がとてもかわいかった。今回は日本語だけ言えればOKだったが「英語も言いたい。」という子も出てきて次が楽しみ。
高学年グループの子達は、緊張しながらも頑張って発表できた。早めにせりふを覚えていたおかげで途中で途切れることなく、CD通りに流れていき心地よかった。
またリーダー達が、小さい子に自然に声がけしているのもうれしかった。
サーカスの場面では楽しさを、けんかの場面では元気さを表現できたように思う。最後のへいぬりの場面では、全員で舞台に向かって大きな大きなへいをぬった。私には、子供達の顔が輝いて見えた。
「もっと大きな声で、せりふを言えたら・・」「もっと表現を工夫できたら・・」というのは次の課題として、今回はこれで120%の出来だと思う。
発表会という場があるからこそ頑張れるし、たとえ上手に出来なくても次へのステップになる。やはりチャレンジして良かったと思う。
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