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2007 春の地区発表会を終えて・・・
ラボ・テューター 安永 陽子
今年も、大きな舞台での発表を終え、子供達、皆が大きな達成感を感じ、大きく成長してくれた事に感動しています。
~~~テーマ決め~~~
1月の終わり頃から発表のテーマ(物語)決めを始めましたが、なかなか皆の意見がまとまらず、焦りました。今年は、早くから取り組みたいなあと思っていましたので・・。
そのうち、2月の中旬になって、やっと決定したのが「ふしぎの国のアリス」!!
正直に言うと、テューターの思惑通りにはいかなかったのです。
今の安永パーティでアリスが出来るだろうか?アリスの物語のどこまで入れるのだろうか・・・、アリスのお話をキディさんが楽しめるだろうか?たくさんの不安はありましたが、決心したのには、こんな訳もありました。・・・
アリスのお話は、今の小学4年生が、まだ年中さんの頃から楽しんでいたお話。そして、年中・年長さんのキディさんの頃から、このお話を体を使って表現することを楽しんでいました。アリスの首が伸びるシーンを壁から壁に向かって体をつなげて、「大きくなったよ~」と言って、ニコニコする当時のキディさん達に涙が出そうになるくらい、嬉しく思った事を、今も鮮明に覚えています。
だから、あれから4年・・子供達が「やりたい!!」と言ってくれているそのパワーを信じよう、今のそれぞれの年代にしか感じられないアリスの世界があるはず、それを目一杯、楽しませてあげたい、そして、今のキディさん達も、あの頃のキディさんのように、きっと、きっと楽しんでくれるはず・・・
~~~子供達それぞれのイメージの共有~~~
そして、小学生以上が2月の初旬からアリスに取り組み始めました。まずは、1話から楽しみ、好きなように動くこと、好きな役で動くこと・・自由に、楽しくアリスの世界を楽しみました。そして、最終的には多数決で2話に決定!!
今回は、ただ動くばかりではなく、初めからノート活動にも積極的に取り組むようにしました。
「おはなし日記」に登場人物を書き出したり、自分がイメージする絵を場面ごとに描いてみたりしました。公爵夫人の家の中の見取り図を書いてみると、それぞれに持っているイメージが違うことに驚いていた子もいました。
イメージの違いを知り、お互いに認め合い、混ぜあっていく様子は、子供達の成長の糧となることを確信させるものでした。はじめは、「なんだ、それ??変なの・・!!」という言葉も聞かれましたが、だんだん、「へえ~おもしろいねえ。」「なるほどね~そういう感じもあるかもね。」という言葉が出てきたことは、とても嬉しいものでした。
3月に入って、それぞれの役が決まりました。 皆が希望の役を言い合い、最終的には全員に希望の役をやってもらうことになりました。
~~~表現~~~
そして、いよいよ表現も色々と試してみるようになりました。場面のイメージの疑問をぶつけあったり、分からない言葉を調べたり、又、セリフをノートに書き出してみたり、丁寧にアリスの世界に入り込み始めました。
この頃、小学生グループが3つあることで、それぞれが考え出す表現に違いが出てきました。ものすごく、真剣にみんなで考えたものですが、グループごとに全然違うものをイメージしたりすることもあり、テューターとしては、見守りながらも、又、これをひとつの表現にまとめて発表まで持っていくことへの不安もありました。
そして、物語を「楽しむ」表現は、皆、大好きで、かなり色々な意見を言い合えるのですが、まだ、物語を「見せる」表現までは考えられない子供達も多く、そこで意見のぶつかり合いもありました。
でも、発表ではひとつのシンプルな表現になっていたものも、そこにたどり着くまでに、どれほど多くの意見が出て、試して、うまくいかなくて、改良して、意見をぶつけ合って・・・という過程がありました。その過程の中で子供達が学んだものは大きなものであると信じています。
~~~音楽CD~~~
4月に入り、春休み中にキディさんも一緒に、初めての合同練習をしました。「Take that~!!」のお皿飛ばしをやったり、とにかく、楽しく、楽しく~みんなで発表するんだ・・という気持ちに持っていくために~
その後は、小学生クラスは、音楽CD(言葉の入っていない音楽のみのCD)でテーマ活動をすることによって、「覚えたつもりだったんだけど・・」の子がたくさん・・・。
CDについて言えるようになる位、聞き込みをしてくれていました。が、音楽がない状態で言えるのは、又、違うのです。CDと一緒に言える事が、覚えた事になっていた子供達に、焦りが見え始めました。
「ことば」を意識するあまり、動きが中途半端になってきたのが、とても残念で、そして、私も音楽CDを操作(音楽は全てつなげて入っているため、言葉に合わせてCDを止めたり、つけたりするのです。鳩の羽のばさばさ・・とか、お皿のひゅーんとか・・)するので、動きを細かく見ることが出きず・・・(これは、発表中も同じです。何が起こっても私は手助けできません。)う~ん、発表までたどり着けるのか・・・と不安がいっぱい!!
でも、皆が、おうちで本当にたくさんCDを聞き、口に出してみたり、CDを止めたりしながら特訓(!!)してきてくれました。すらすらと言える子が出てくると、皆も刺激され、本当によく頑張りました。ご家族の皆様のサポートにも心より感謝します。ラボの活動は、毎日するわけではないので、どうしても家でのライブラリーの聞き込みが欠かせません。
その中で、ご家族の方の大きな大きなお力添えがあること、ご理解があること、私自身、充分に理解したうえで、ラボの活動をしていきたいと思っています。
これだけの英語を耳から入れる事の出来る英語教室は他にはないと思います。これは、かけがえのない財産になります。決して、無駄なことはありません。自信を持って英語にかかわっていく力強い幹となることでしょう。
~~~キディさん~~~
アリスの世界をキディさんなりに、とても楽しんでくれました。合同練習では、?の顔をしていた子供達も、キディさんの時間になると、それぞれの役を頑張り、又、表現も、いきいきと「おなべ~!」「きのこ~!」と言って動き、楽しんでくれました。
言葉も、自然にたくさん言えるようになった子がいました。年長さんは、やりたい!!と言った子にはナレーターもやってもらいました。責任をもって覚えてくるパワーを見せてくれ、小学生もおおいに刺激されました。
キディさんには、色々な遊びを通して、アリスの世界を楽しんでもらえるようにも工夫しました。ひとつのイメージに凝り固まらないように、アリスの絵もたくさん見せました。
キディさんにしか出来ない、アリスの世界を楽しんでくれたことだと思います。今の小学生がキディさんの時にアリスを楽しみ、今回、発表までこぎつけたように、今のキディさん年代の今回のアリスとの出会いは、とても大切なものだと思います。
~~~発表を終えて~~~
子供達の達成感に満ち溢れた笑顔を見ていると、本当に良かったなあと思います。一人、一人が、それぞれの目標をもって臨んでくれて、やり遂げ、達成感を自信に変えて、前に歩いてくれることを、心より嬉しく思います。
もちろん、それぞれ、やり残した課題もあることだと思いますが、それも、子供達は、とても前向きにとらえてくれています。
ちょっと、苦しいことにぶつかって、それを乗り越えた子供達は、たくましく成長してくれます。
決められた事を、難なくこなしていき、順風満帆に幼少時代を過ごす子も多いと思いますが、思春期・大人になって初めて壁にぶつかり、その壁を打ち破ることが出きず、前に進めなくなってしまうよりは、幼少時代から、少しずつ、壁にぶつかりながらも、それを超え、前に進んでいく力をつけて欲しいと思います。
苦しい時期もあったと思います。でも、皆、仲間がいたから、みんなで力を合わせて、前に進みました。子供達の「頑張り」に、心から拍手を送り、そして、また、一緒に歩いていきたいと思います。本当に、ありがとうございました。 |
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