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[ラボやすながパーティ父母会]☆☆6月13日(水)・6月19日(火)
[教育講演会・・門脇氏(筑波学院大学長)☆5月12日☆]
[教育講演会・・杉浦氏(中京女子大学講師)☆6月11日☆]
1.ライブラリーの魅力(父母会にて)
・ ライブラリーは、教材として考えるのではなく、一生の宝物として考えて欲しい。
・ たくさんの英語をインプットしようとするとき、単語や会話文の音声を聞き続けることは難しいけれども、物語であれば、流して聞くことにより比較的、長い時間、聞くことが出来、そのとき、そのときの年齢、状況、気持ち、等で受け取れるものが違う→いつでも何度でも新鮮な気持ちで聞くことができる。→年月がたっても何度でも楽しめる→物語に深く入っていくことで感性を磨きながら、たくさんの英語を聞き続けられる。
・ ラボ・ライブラリーは、制作にたっぷり時間をかけている。じっくりと物語を選び、演出・声優(俳優)等を選んでいる。→良質の本物(物語・絵)→大人になっても楽しめる物語
(子供向けに演出されたDVD・絵本は、そのとき、子供にうけるかもしれないが、5年後、10年後に見続けられるかと言ったら、そうでもない。やはり、子供の頃から、本物にふれさせてあげ、感性を磨いていって欲しい)
私が、子供の頃に楽しんだ物語を、大人になった今も、飽きずに聴くことが出来る事の幸せ。高校生・大学生でも楽しめる「ピーター・パン」や「ふしぎの国のアリス」のライブラリー(子供だましの物ではない・子供向けに作っていない)
・ ライブラリーは、仲間と一緒に楽しんだところから、一生のつきあいが始まる。一緒に楽しむ期間だけの教材として考えて欲しくない。
・ たくさんの良質な物語・絵に囲まれて、好きなときに、好きな物語を楽しむ環境を子供達に与えてあげて欲しい。←感性を磨いていくために・・・(感性は、大人になってから勉強して磨くものではない。)
プロの音楽家・画家も認めるライブラリーの音楽・絵の良質
(小さい頃に出合わせ、少しずつ良さを感じとっていきましょう)
抽象画を自由に読み取る子供たちの力
白黒の絵をそれぞれのイメージで色鮮やかに彩る子供たちの力
2. 社会力 (5月12日教育講演会・・・門脇氏)
筑波学院大学大学長の門脇教授と白百合女子大学教授の田島信元教授の共著で出版された「大人になったピーターパン~言語力と社会力~」(アートデイズ発行)に、
ラボOB・OG約1000名のアンケート結果により、ラボ経験の無い一般社会人と比べると、「社会力」のある人間が育っているという結果が数字で証明されている。
社会力は言語力のおおもとであり、必要条件
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他の人とうまくコミュニケーションできるということは、社会力が培われていることが前提(社会力ある人間は誰とでもほぼうまくコミュニケーションできるが、無い場合、たとえ流暢な英語を駆使できたとしても、うまくコミュニケーションできる保証はない)
社会力~「人が人とつながり、社会をつくる力」
さまざまな人たちといい関係を作り、家庭や、地域や、職場など、社会のそれぞれの場で、自分の能力(自分が身につけた知識や技術など)を存分に発揮して、社会の運営に貢献することができる能力。
また、よりよい社会を実現するために貢献できる構想力や実行力を備えていること。
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<「社会性」との違い>
社会に適応している状態の人間のことを「社会性がある」という・・・社会におかしなことがあっても特に不平不満を言うことも無く、平穏に生きている人間であれば社会性があるといえる。←「人格者」「人間がよく出来ている」とも言われるが、社会の変革を好まない自己優先的な人間である場合も多い。
「社会力ある人」は、どちらかというと、自分のこと以上に、他の人のことや社会全体のことを優先して考え行動するような人間。
門脇先生の考える社会力・・・・・社会力ある人間の特性)
・ 人間がだいすき
・ どんな人ともうまくコミュニケーションできる人間
・ 他の人といい関係がつくれる人間
・ 他の人と協力しながら物事を成し遂げることが出来る人間
・ 他の人の身になり、立場にたって物事を考えられる人間
・ 他の人を思いやれる人間
・ 物事に対して常に前向きに取り組もうとする人間
・ 何事にも創意工夫を怠らぬ創造的な人間
・ 自分も社会の一員であるという自覚がある人間
・ 社会の運営に積極的に関わろうとする構えが出来ている人間
・ 自分の能力を活かし、家庭や地域や職場で自分の役割を果たせる人間
・ 社会の改善や改革にも積極的に関わろうとする意欲のある人間
・ 広い視野から社会の動きや世界の動向を判断できる人間
・ 自分の行動が他の人や社会の動向にどう影響するかを考えながら行動できる人間
・ 人類社会の将来に常に思いを馳せながら行動できる人間
~ご参考~
(経済産業省の勧める「社会人基礎力」なるもの・・)
経済産業省が2005年「社会人基礎力に関する研究会」を組織
・ 2006年報告書・・・大学卒業後、企業に就職する若者達の「社会人基礎力」(「学力」とは異なる能力)なるものの乏しさ
社会人基礎力 → ①前に踏み出す力②考え抜く力③チームで働く力
経済産業省は、この「社会人基礎力」をつけるために大学でしっかりと教育して欲しいと強調している。そして、この力の12の能力要素をあげている。これが、門脇教授の先にあげた「社会力のある人間の特性」とほとんど同じである。
「社会力」ある人間は、現代社会が求める人間・必要な人間
「ヒトの子が社会的人間として人間形成されていく(社会力をもつ)ために必要な条件」
・・・「他者との相互行為」・・・・
さまざまな人たちと直接的なかかわりをもち、言葉を交わしながら、ひとつのことを協力してやったり、誰かがやろうとしていることを助けてあげたり、自分がやろうとしていることを助けてもらったり、その過程で、喜んだり、腹をたてたり、落ち込んだり、感動したり、教えられたり、教えたり、泣いたり、笑ったりといったことを数多く体験すること・・・そのような相互行為する他者は、その数が多ければおおいほど良く、相互行為する頻度も多ければ多いほど人間形成によき効果が期待できる。
早い時期からの多様な他者との、言葉を介在させての直接的な交わりと協働
「ラボ・パーティの教育活動の効能」
① ラボ・ライブラリーにより英語の世界に馴染み、慣れること。又、英語だけでなく、良質な日本語に慣れ、国語の力も身につけられること。
② 質の高い物語に繰り返し出合うことにより、人間としての生き方や他者とともに生きることの素晴らしさを学び、人間についての認識を深めたり、人間への愛着や信頼感を高めたりすることができること。
③ テーマ活動への取り組みにより、他者を理解し、他者に共感し、他者と協力して何かを成し遂げる力をつけることにもつながる。
④ 親以外の大人(テューター)と、出会い、接し、かかわり、教えられ、アドバイスを受け、叱られ、感化され、影響をうけること。
⑤ 年齢幅の大きい親友、友達を得ること。
⑥ キャンプ・合宿等でのリーダー体験
⑦ 国際交流体験
以上の効能により、社会力を養っていると考えられる。
社会力のある人=幸せになれる人
と、門脇氏は言っておられました。
尚、田島信元教授のお話もとても興味深いものです。(2年前に教育講演会をしましたね。)
ぜひ、著書をお読みになってみてください。
☆☆「大人になったピーターパン」をご購入ご希望の方は、テューターまで。(定価:1,890円)
3.どうする?これからの外国語教育・・・英語教育は人間教育
(6月11日教育講演会・・・杉浦氏)
こどもが習うべき言葉の条件
REAL (生き生きとした本物である)
PERSONAL (感じられることばである)
INTERACTIVE (他の人とのやり取りがある)
1.(杉浦氏が)我が子に思うこと・・・・
できるだけ多くの人を愛し、できるだけ多くの人に愛される人生を送ってほしい。
ことばを豊かに使う人になってほしい。←ラボに出会ってから思うようになった。
「ことばは人なり」というように、ことばとは身体そのもの、人間そのもの
2.私の英語学習体験から感じたこと
「スピード&リズム」が大切
・はじめは『スピード』と『リズム』をしっかり体にいれること
・単語や、文法は後から入れられる・・・まずは「入れ物」を作ること(英語のスピードやリズムを感じられること)
・ 母国語としている人にも、しっかりと「響く」ような「ことば」が大切
「ことば」を大切にして、学んで欲しい
3.小学校の英語教育の現場から
「集団のパワー」
1992年小学校英語教育研究指定校が大阪で1校
今では全国各地に数多くの指定校
(興味深い実践例)
絵本の英語を生き生きと表現する小学生が語った「英語絵本習得法」
① ALTに読みきかせをしてもらい、絵本とCDを使ってクラス全体で楽しむ
② 何度も繰り返しCDをかける
③ 合う振り付けを考え、みんなで練習
この実践例のポイントは、全員ができるようになることの「集団のパワー」。
うずの中心になる子が何人かいて周りを巻き込んでいくと、担任の先生一人の力をはるかに上回るパワーになる。
先生の役割は「うず」を作ること。
4.これからの小学校英語教育が価値あるものになる条件
①子供たちの自主的な努力を引き出す。
②一斉の整然とした「形式的統一」を排除して、子供たちの自由にさせる
③子供同士の絡み合い・・・・
つつきあい、たたきあい、けりあいがあるからこそ、「ことば」が生きてくる。言葉のやりとりが本物になってくる
集団を育てるためには、先生が子供を『読む力』が必要。
→その子、その子の段階を読む
5.子供が本当に伸びる英語教育の条件
①たまった気持ちを存分に表現できる場・・心がふっと軽くなる
②絡みあえる場:ラボの異年齢グループ活動の良さ
こども・こどものことばは、友達によって育つ
・ 年下の子供を世話しながら・同年の子と戯れながら
・ 年上の子に遊んでもらいながら・テーマ活動に取り組みながら
③ 多くのLesson方式の誤り
子供には効率のよい段階的に上がっていくレッスン方式の学習は合わない。
ことばが豊かになるには、何度も同じようなことがでてくる繰り返しが大事。
(道草・寄り道・回り道しながら、「豊かなことば山」をくねくねとのぼっていこう!)
④ 子供の言語習得
響き+状況+表情がマッチして「ことば」を理解していく
イメージの中で「ことば」体験を重ねていく。
⑤言葉の情感・情緒は体験により次第に濃くなる
言葉の濃淡
6.親、指導者に望むこと
①落ち着いて本物の英語を聞き込める家庭環境・雰囲気を作る
②「暗記する」前に「染み込ませる」
いずれ、意図的、意識的な暗記も必要になるのだが、その前にたっぷりと無意識に染み込ませなくては暗記が生きてこない。
「ことばは取り入れたとおりに出てくる。」
暗記したものは絞り出すようにしか出てこないが、染み込ませたことばは自然に、にじみ出てくる。
③努力は直線、成長は曲線
「努力を絶え間なく積み重ねたとき、成長はある時突然現われる。」
成長が現われるまで努力し続ける。
これだけ努力したから、これだけの成長があるはず・・・という考えを捨てる。(あるとき、突然~その時を待つことの大切さ)
⑤ ことばが伝わるとは、心持ちが伝わること。
テーマ活動では、演じるのではなく、なりきったとき(なったとき)、すごい力を発揮して、ことばが伝わってくる。
7.学習量から見た英語教育の現状
ことばの習得は、in putからout putまでにかかる時間は2000時間以上
(小学校の英語授業を週1回とすると69年かかる。)
テーマ活動では、ラボパーティで活動しつつ家庭でCDを聞くと充分な時間が確保できるはず・・・・ |
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