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2008 春の地区発表会を終えて・・・
ラボ・テューター 安永 陽子
今年も、1年に1度の大きな舞台での発表を終えました。子供達、ひとり、ひとりが
それぞれの壁を乗り越えて、達成感を感じ、自信に変えてくれたことを心より嬉しく思っています。
3歳から小5までのラボっ子達の発表までの「色々」をレポートします。当日は、色々な事情で発表に出られなかった子が6人・・・。とっても残念ですが、出られなかった子の分まで、みんな、頑張りましたよ!!
~~~テーマ決め~~~
今年のテーマ決めは、子供たちに好きなお話を出してもらい、最終的に二つのお話「不死身の九人きょうだい」と「ヘルガの持参金」に絞られてから、お互いの意見をぶつけ合ってくれました。
何故、このお話が好きなのか?何故、このお話を発表したいのか?発表に対してイメージを持って「これがやりたい!!」と思っている子、とにかくこのお話が好きだからやってみたいという子、皆の意見を聞いているうちに、「そっちもやってみたくなった」という子。自分の意見を全員、出し合った後、最後は、多数決で決めることになりました。「不死身の九人きょうだい」に決定!!昨年は、「ふしぎの国のアリス」をやって女の子が主役で頑張ってくれました。今年は、「不死身の九人きょうだい」で、きょうだいや、王様で安永パーティの元気な男の子達が大暴れしてくれそうな予感もあり、テューターもやる気がでました。
安永パーティ最高学年の5年生の話し合いの中では、「力を合わせて、意地悪な悪い王様をやっつけることが出来るお話。安永パーティも力を合わせて、やってみよう!!」という力強い意見も出てきて、とても嬉しく思いました。
~~~物語へ~~~
そして、まずは小学生以上が2月の初旬から「不死身の九人きょうだい」に取り組み始めました。
今年も、初めからノート活動に積極的に取り組みました。登場人物を書き出してきたり、それぞれのキョウダイの得意技・性格分析などを考えてくれたり、自分がイメージする絵を場面ごとに描いてみたりしました。好きな登場人物のセリフを書き出し始めた子もいました。分からない言葉がたくさんあって、調べてくれた子もたくさんいました。
心の中にあるイメージが全然、違うことを知り、びっくりしたり、否定したり、お互いに主張しあったり、混ぜあったりしていく過程で子ども達の「相手を認め合う力」、「他を受け入れる力」が育っていることを感じました。
ノート活動をシェアする中で、物語をじっくり、深く考えるきっかけにもなったようです。
(ノート活動については、「不死身の九人きょうだい」だけで「おはなしにっき」を1冊以上使った子もいますよ~)
一人一人がイメージした表現を、みんなで色々と試してみることも、とても楽しかったようです。龍の柱、ひとつとっても、皆のイメージする太さ、高さ、竜の彫りこみ方、本当に様々です。何故、龍なのかを調べてくれた子もいました。グループの中で真剣に、じっくりとイメージをひとつにしていきました。全ての場面を、丁寧に、みんなの意見を出し合い、楽しんでいきました。
動いて行く中で、聞きこんでいく中でイメージが変わっていくこと、あれ?と不自然さに気付くこともしばしばでした・・・。
発表では何秒かで終わってしまう表現、シンプルな表現になっていたものも、そこにたどり着くまでに、どれほど多くの意見が出て、試して、うまくいかなくて、改良して、意見をぶつけ合って・・・という過程があります。その過程の中で子供達が少しずつ、少しずつ力をつけていくのがよく分かりました。
「
不死身の九人きょうだい」は、場面がたくさんあり、表現をたくさん楽しめました。特に「ヒトマタギ」の場面は、たくさんの表現を考えました。色々な表現の仕方が出て、試して、みんなで何とかしようとして悩み、発表してくれたこと、嬉しく思います。大きい子が考えていると、小さい子も、どんどん意見を出してくれました。
4月に入り、小学生クラスは、合同練習。まだまだ、グループ毎に楽しんだ表現もバラバラ、発表に向けては、どうなることやら・・・といった状態でしたが、お話が楽しくて楽しくて仕方がない様子・・・言葉も好きなセリフは全て言ってしまう、言いたくて仕方がない様子・・・でも、ナレーションはまだまだで、音楽CD(言葉の入っていない音楽のみのCD)でテーマ活動をするなんて、とっても無理!!
でも、次のグループごとの練習では、無理やり、音楽CDでやってみました。
ナレーションもCDについて言えるようになる位には、聞き込みをしてくれていました。が、音楽がない状態で言えるのは、又、違うのです。CDと一緒に言える事で、覚えたつもりになっていた子供達に、焦りが見え始めました。どうしても言えなくて、涙が出た子もいました。
セリフも、一役に何人もいるため、細かいところがバラバラになり、「ことば」を意識するあまり、今まで、とてものびやかに、楽しそうに、自由に動いていたのに、「ことば」だけでなく、動きまでも中途半端になってきたのが、とても残念で、そして、私も音楽CDを操作(音楽は全てつなげて入っているため、言葉に合わせてCDを止めたり、つけたりするのです。)するので、動きを細かく見ることが出きず・・・(これは、発表中も同じです。何が起こっても私は手助けできません。)う~ん、発表までたどり着けるのか・・・と不安が・・・。
セリフは、結構、意識しないでも、体の中に入りやすいのですが・・・、最後まで、ナレーションは難しかったようですね。
そうして、みんなの前で「言えない」という悔しい思いをして、皆が、おうちで本当にたくさんCDを聞き、口に出してみたり、CDを止めたりしながら特訓!!すらすらと言える子が出てくると、皆も刺激されました。
この辺りでは、ご家族の皆様のサポートにも心より感謝します。ラボの活動は、毎日するわけではないので、どうしても家でのライブラリーの聞き込みが欠かせません。その中で、ご家族の方の大きな大きなお力添えがあること、ご理解があること、私自身、充分に理解したうえで、ラボの活動をしていきたいと思っています。
何度も言っていますが、これだけの英語を耳から入れる事の出来る英語教室は他にはないと思います。これは、かけがえのない財産になります。決して、無駄なことはありません。自信を持って英語にかかわっていく力強い根っことなり、幹となることでしょう。
~~~キディさん~~~
3月に入り、キディさんもこのお話を楽しみ始めました。絵本を見たり、少しずつ、お話の中にはいっていきました。思った以上に、キディさんもお話を楽しんでくれました。毎回、初めにお話たどりをすると、みんなが、お話の内容を楽しそうに言い合ってくれました。
キディさんは、思った以上に、このお話を楽しんでくれましたね。表現も、小学生で色々と考えたものを、何人かの小学生がキディさんの時間にも来てくれて、一緒に楽しみました。キディさんの中でも異年齢の構成になっているので、ひとつ歳があがるごとに、責任感が出てきて、表現力がつき、周りをみる力がついてくることを感じることが出来ました。
キディさんの時間は、「練習」という感じではなく、お話自体を充分に楽しみ、理解してくれればと思っていました。が、合同練習については、やはり、小学生に対する私の厳しい言葉かけもありますので、驚いた子もいたかと思います。
又、本番前に緊張のあまり涙が出た子、ママと離れたくなかった子、今まで何度か地区発表会に来ているけど舞台に上がれなかった子、それぞれが、小さな体で自分と闘い、前に進んでくれたこと・・・涙、涙・・です。
~~~発表を終えて~~~
たくさん考えた表現だったけれど、本番は、お休みの子がいたり、舞台の大きさが違っていたり、勘違いがあったり、表現を忘れてしまったり、タイミングがあわなかったり、結局、練習通りとは行かず、どうなることやらと思う場面もたくさんありましたが、なんとか力を合わせて乗り切ってくれたことを誇らしく思います。
発表を終えて席についた子供達の顔、真っ赤でした。気持ち良さそうでした。子供達の達成感に満ち溢れた笑顔を見ていると、本当に良かったなあと思います。一人、一人が、それぞれの目標をもって臨んでくれて、やり遂げ、達成感を自信に変えて、前に歩いてくれることを、心より嬉しく思います。
もちろん、それぞれ、やり残した課題もあることだと思いますが、それも、前向きにとらえて、新しい目標にしてほしいと思います。
苦しいことにぶつかって、それを乗り越えた子供達は、たくましく成長してくれます。
今の時代、決められた事を、難なくこなしていき、順風満帆に幼少時代を過ごす子も多いと思いますが、思春期・大人になって初めて壁にぶつかり、その壁を打ち破ることが出きず、前に進めなくなってしまうよりは、幼少時代から、少しずつ、壁にぶつかりながらも、それを超え、前に進んでいく力をつけて欲しいと思います。
苦しい時期もあったと思います。でも、皆、仲間がいたから、みんなで力を合わせて、前に進みました。子供達の「頑張り」に、心から拍手を送り、そして、また、一緒に歩いていきたいと思います。本当に、ありがとうございました。 |
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