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子育てに絵本を!(山崎みどりさん講演会)
子どもにとっての親とはなんでしょう?母親・父親の存在とは?
今のいじめ事情が書かれている「教室の悪魔」を読むと、
いついじめられるか分からない怖さからしらんぷりする子どもたち。
自分を助けてくれる仲間がいない苦しさから生きていけない心の弱い子どもたちを救うためにはどうしたら良いのか?
私という存在は、たくさんの命が引き継がれて長い長い歳月の上で存在しているのだから、自分ひとりの命ではないんですよ。だから簡単に死なないで!
母親は、子どもが安心して駆け込める心の居場所になっていますか?
自分はたっぷりと愛されて育っていると感じていますか?
親の都合で子育てしていませんか?
子どもの頃に愛されなかった子は、大人になっても辛いんです。
人間にとって、一番の不幸は、誰からも期待されないこと。
今の子どもたちは、居場所を求めて苦悩している。愛情に飢えている、自分を丸ごと受け入れてくれる居場所を求めていますよ。
現代の子育て事情として、睡眠不足・ディスプレー症候群(テレビ・パソコン・携帯など)によるコミュニケーション不足。
そして実体験不足(本物に接すること。五感を通して育つこと)
バーチャルな世界で生きている子どもたち。
子どもたちに必要なことは、体を作る食べ物と睡眠をたっぷり採ること、
そして心の栄養は文化→明日を生きていくエネルギー
子どもを育てている親・大人が、感性を研ぎ澄ますこと。
子どもに絵本を読んであげること。
「子育てに絵本を」ということを実践して子育てしてこられた山崎先生。
子どもにたくさんの言葉をかけて子育てをしましょう!子どもは、ことばを食べて育ちます。
子どもに絵本を読んであげることは、子どもにとって、楽しい時間。
愛されていると感じる時間。
でも、ただ読めば良いとは限らない。
お母さんが本を読む時に、どんな気持ちで読んでいるかが大事。
子どもは全身を研ぎ澄まして、お母さんの気持ちを読み取っているもの。
絵本は、ことばが選びぬかれている。ことばがリズミカル。
ことばの繰り返し、場面の繰り返しがある。めくる楽しみがある。
ことばとは、ものを考える土台。
一番大切なのは、土台(土壌)を作ること。
本を読むということは、心が柔らかくなる。人に対する優しさを学んでいる。
本を読むことで、様々な生き方を学んでいる。
絵本を読むことで、ことばの力・想像する力を育てる。
→ものを感じる感性、思考力が育つ。
相手の心は見えないけれど、それを見る想像力・優しさが育つ。
人間を大切にする心を育てる。
そうやって育った子どもは、しっかりと一人でも生きていける。
子育てに手を抜いた分だけ、大きくなってしっぺ返しが来るのよ。と最後に強いメッセージ。
だから子どもが小さいうちに、たくさん抱きしめて、いろんなことを一緒に楽しむ時間、そして子どもをひざに抱いて絵本を読みながら、たっぷりと幸せな時間を過ごして子どもが自分は愛されているなあと感じられる子育てを!
ありのままの自分で居られる場所。
いつもお母さんは自分の味方だと思える存在になることが一番。
もっと詳しく知りたい方は、
自分の子どものことばの記録を元に書かれた『子育てに絵本を』(これを読むと講演の内容が詳しく分かります。)
生徒の絵本体験を中心に書かれた『続・子育てに絵本を』
『おかあさんデザートに本読んで』
今の子育てに必要なメッセージが語られています。是非子育て中の方に読んでもらいたい本ですね。 |
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