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なんと自転車で世界を一周してしまった、
という坂本達さんのプチインタビューです。
やった。―4年3カ月も有給休暇をもらって世界一周5万5000キロを自転車で走ってきちゃった男
── まずは、世界一周について、どんな旅だったのか教えてください。
坂:1995年9月26日~1999年12月28日までの4年3ヶ月間、有給休暇扱いで
単独での世界一周でした。ヨーロッパからアフリカ、中東、シルク
ロード、東南アジア、そして南北アメリカというルートです。訪問国
は43カ国、走行距離は約5万5千キロ、使用自転車は2台。
イランでは摂氏54度の砂漠を走ったり、チベットではマイナス30度と
いう中でキャンプしたこともありました。
── マイナス30度!? なぜ、そんな旅をしようと思ったのですか?
坂:小学校5年生の時、父の仕事で住んでいたフランスから帰国して日本
の小学校に転校したんです。「人と違うのが当たり前」という環境か
ら「人と同じであるのが当たり前」という環境へ移り、カルチャー
ショックを感じました。「地球上にはもっといろんな文化や環境があ
るに違いない、それを自分の目で確かめてみたい」という強い思いが
きっかけです。
── なるほど。それで、実際にその思いがかなったんですね!
世界を旅されて、嬉しかったことや、印象に残っていることは
どんなことですか?
坂:どこまでも続くイランの砂漠で何もうまくいかなくて、孤独でどうし
ようもなく寂しく感じていた時があったんです。そんな時、一匹のハ
エが手の上を歩き回ってくれて、「そのままでいいんだよ」と癒して
くれた事がありました。僕は一匹のハエに救われたんですよ!
またトルコでは子ども達ですら、旅人を「神の客」と言って大切にも
てなしてくれました。人を助ける事で自分たちがいろんな面で豊かに
なっていく、ということを知っているんですね。
アフリカのギニアでマラリアと赤痢を併発させた時に、献身的に看病
してくれた現地の医者は「俺の国にいる間は俺たちが面倒を見る」と
言って、一銭もお金を受け取ってくれなかったのです。彼らは電気、
ガスや水道といったものは一切無い暮らしをしていました。
── 今後はどんな活動をされるのですか?
坂:2002年5月から12月までは自転車で日本を縦断する「夢の掛け橋プロ
ジェクト」を行いました。これは小中学校を中心に86会場で世界一周
中のメッセージや夢を持つ大切さを伝える活動です。
今年は勤務のかたわら『やった。』の印税を使って、マラリアと赤痢
にかかった時に僕を親身になって看病してくれた、先ほどのギニアの
村に井戸・学校建設などを計画しています。本や講演を通じて体験を
伝えたり、こういうプロジェクトを通じて何とかして助けてくれた人
たちに恩を返したいと思っているのです。
── さらなる夢をお持ちなのですね。
これからのご活躍も期待しています!
さて、こんな坂本さんに最後にヒトコト質問をしてみました。
坂本さんの素顔がすこしみえるかもしれません!?
◆坂本達さんがわかる!?5つのヒトコト質問コーナー◆
◇1◇世界一周をして一番おいしかった食べ物は?
----------「カメルーンのジャングルで村長にいただいた象の肉」
◇2◇世界一周をして一番きれいだった場所は?
----------「ナミブ砂漠の砂丘(アフリカ・ナミビア)」
http://www.melonpan.net/cl.php?054530355
◇3◇子どもの頃なりたかった職業は?
----------「貿易商」
◇4◇好きな本はなに?
----------『ボクの音楽武者修行』小澤 征爾 (著)
(彼のサクセスストーリーは僕のバイブルです!坂本)
◇5◇好きな言葉はなに?
----------「自分次第」
最後に、坂本さんのホームページはこちらになります。
ぜひみなさん、坂本さんの体験をじっくりとお楽しみください♪
HP: http://www.mikihouse.co.jp/tatsu |
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