|
 |
 |
 |
 |
ラボライブラリィは英語と日本語、それに音楽がついてできている。
ピノッキオ4話だと
Man: Twenty lire for this donkey?
男 こんなロバに20リラだと。
That cheat ringmaster! Outrageous!
あのサーカスの団長め、ふっかけやがって。
No one would pay more than twenty soldi for a donkey that’s almost at death’s door.
こんなくたばりぞこないのロバには20ソルドガせいぜいだ。
I didn’t buy him to use.
わしはなにもこいつを働かせるために買ったんじゃない。
I only want his skin.
ほしいのは皮だけだ。
I’m going to make a drum for the village band with it.
こいつの皮で村の音楽隊の太鼓をつくるのさ。
The man took Pinocchio, the lame donkey, to the top if a rocky seacoast.
男は、足を折ったロバのピノッキオを海辺の岩の上につれてゆき、
He tied a rock around his neck, and tied a rope to one of his legs.
首に石をゆわえつけ、足の一本になわをしばりつけました。
He held the end of the rope and suddenly threw Pinocchio into the water.
男はそのなわのはしを手に持つと、いきなりピノッキオを海につき落としました。
これがはじめ。英語と日本語で30分。英語だけバージョンで聞くと15分。
文字にすると、中1の教科書一冊分にもなる。
これを子供たちは発表に至るまで何度も何度も聞く。仲間がいて、物語を一緒に楽しみ、発表するという目的があるから何十回、そして100回以上も聞ける。
これくらい聞いて、みんなで発表すると、子供たちは英語だけで聞いてもの、英語のフレーズを聞くと、そのあとに日本語が頭の中で流れるのでちゃんとわかっている。
ゆきんちゃんのお母さんに、そのことを伝えると『エーホントですか。私にはちんぷんかんぷんだから信じられない』と。小1のゆきんちゃんに聞くと「わかるよね?」「うん!!」
いつだったかラボっこを車に乗せていて、ラボライブラリィがかかっていて、それが英語だけバージョンだった。その物語の話をしていて、ふとひろくんが(確か小5ぐらいだった)『あ、これ英語だけだったん?!』
英語だけでイメージできる、分かる。英語を日本語に翻訳しながら理解するのではなく、英語だけでぱっと聞いてぱっと分かる。これができないと、ネイティブとのコミュニケーション、ヒアリングはできない。
テーマ活動でこういう力が育っているから、国際交流で、1ヶ月ホストファミリィの中に入っていったときに、「ことばには困らなかった。」「言ってることは分かった」と言う感想になる。
日本語の言語野ではなく、英語の言語野を育てるってこういうこと。
「ラボで育つもの、育てたいこと」のページ 読んでください |
|