|
 |
 |
 |
 |
2002年メイン州
ホストの行っている教会にて。
日曜学校で、子どもたちに日本語で『セブンステップス』や日本語も教えたよ。
折り紙が大人気。行くたびに「おって、おって」とせがまれた。

8月上旬 ホームスティしているメイン州参加者24名が3箇所に、ホストファミリィと集合。久しぶりの日本語
ここは湖のほとり。涼しくって私は上を羽織ってる。でもみんな平気で泳ぎまくり。
ホストファミリィと。
8月21日 帰国のために州立大学に集合。フェアウェルパーティ。
みんな、帰りたくない。
このTシャツはメイン州ラボスタッフがデザインしてくれた。

帰国前。ポートランド空港にて。
これからデトロイトで乗り換えて成田へ。
大西洋、ロブスター、へらじか、氷河の削ったフィヨルド、メイン州
角田すみれ
21名のラボっ子と共にメイン州に行って来ました。
メイン州は4Hではなく、ホームスクールが受け入れ団体。受け入れ家庭の半数以上がホームスクーラー。アメリカでは、家庭の方針で学校に行かずに、多くの場合母親が教師として家庭で勉強することが認められている。私のホスト34才のローカルコーディネーターも、三人の子どもを家庭で教育していた。何人かと話したが、学校に行けないという消極的理由ではなく、問題をたくさん抱える学校に行かせるより、家庭で教育する方が子どもにとってより良いという積極的理由。
その分、日本から来る同年代であるラボっ子との交流、日本のことを受けいれよう、知ろうという気持ちは大きいように感じた。今年の「かにむかし」テーマ活動も大好評。、最初に、かに、さる、はぜ棒、臼が日本の昔の農村では身近な物であったこと、日本の文化である米作りに根ざしていることを説明、かにむかし英日全文のコピーを配り見てもらう。(子どもたちの英語も頑張っていてよかったが、お話のおもしろさを確認してもらう為。)何度か笑いも。子どもたちも、伝わって嬉しかったよう。
子どもたちは、まさにラボキャンプの延長。テーマ活動、ラボキャンプ、事前活動、ラボの中で、他者を受け入れる力が育っている。その力で、規制の少ないアメリカで、のびのびと交流。
何軒かの家庭で、大小のトラブルが有った。メイン州のコーディネーターと相談しながら対処して行く。、4週間は短くない。日本では自分自身も気づかなかったかもしれない、ほんとはあまり来たくなかった、という気持ち。日本の子を受け入れるより、自分の友達と遊びたいという気持ち。これが剥き出しに出てくる。「周りからいわれたからとか、お母さん、お父さんが希望したからではなく、ラボっ子、受け入れるホスト、自分自身、本心から、この交流に参加したかったか、いい関係を作りたいか」双方とも、この気持ちが一番大切ということが私にも、コーディネーターにも見える。
私自身のスティは、スペイン系の敬虔なるペンタコステ派の親子のお宅に2週間づつホームステイ。2人とも、ラボもローカルコーディネーター。
日米の歴史、子育て、親子のこと、夫婦関係、離婚が多く、未婚の母も多いアメリカ社会のこと。いろんなことを話した。40過ぎて、ホームスティするといろんなことが見えるし、いろんな話しができる。三年、駐在でいても見えないであろうことまで見えるのがホームスティ。
I love America. But America is crazy.と言っていた52才のホスト。I think America is very young, but it has too much power.と私が言ったのに対し34才のホストは Yes,yes と言ったのが印象にのこっている。
昨年のテロのことも含めて、世界の警察たらんとしてきたアメリカが、変わりつつあるのでは。日本や、他の文化に対して受け入れる気持ちが大きくなって来ているのでは。日本にラボの受け入れで行っていたホストの16才の娘が、日本の湯呑やふりかけ、いろんなものをいっぱいもって帰って家族で喜んでいるのを見てもそう思った。
しかし、アメリカという鏡に写すと、聖徳太子以来1400年、日本のいい面も悪い面も見える。アメリカはたかだか300年、その若さゆえの問題も良さも、一緒に暮らすと、実感として良く分かる。
初めてアメリカに行ったが、違いを感じるより、人種や文化は違っても、人の気持ちは同じだと感じることが多かった。Boys are Boys. Girls are Girls. Wife is Wife. Men are Men. Mather is Mather. Granma is Granma. Anywhere. こんなことを良くホストと言っていた。
関係は育てていくもの。私自身のこの出会いも、ラボっ子達の出会いも、そして、ラボの国際交流の今後も、蒔かれた種に、これからいい世話がなされて、大きく育ち、いろんな花が咲くことを。 |
|