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すみだパーティ20周年文集発行にあたり
20年間、多くのラボっ子たちとラボ活動してくることができました。ラボテューターは、幼児期から高校生までという長い間一人の子の成長に携われます。順調な時も、うまくいかないときも、その成長の過程にはいろいろな時があります。親御さんと共に子どもに寄り添い、一人ひとりの子どもが成長していく姿を見られる事は、私にとって何よりの喜びでした。
今、すみだパーティには10年以上ラボを続けてきた多くの高校生がいます。この子たちのきらめくような感想の数々。このように成長してくれて、テューターとして嬉しいかぎりです。しかしこの子たちも、幼い頃はリーダーを困らせたり、親とテューターを悩ませたりもしましたし、いつもいつも前向きであったわけではありません。その子たちが、ラボ活動の中で、先輩の姿にあこがれ、後輩たち小学生の可愛さに励まされ、主体的に自分でテーマ活動、合宿、シニアメイトなどにChallengeし、高校生まで続けてきたからこそ、の感想に他なりません。行きたくない、やめたい時もあったと思います。そんな時、お母さんやパーティの仲間、みんなの支えがあったからこそ続けてこられました。
このように活動して来られたのは、すみだパーティの基礎を作り、ラボっ子たちの成長を自分の弟や妹の事のように見守ってくれるOB,OGの皆さん、自分の子のように見守ってくれたパーティのお母さん方のおかげだと感謝しています。また、村田元テューター、野口元テューター、そして山口地区のテューター、事務局のみなさんのおかげです。ありがとうございました。
16年間ラボ活動を続けてきた高校生のお母さんが、「毎日のライブラリーを聞く事の大切さ、子どもたちには出来るだけ多くの体験をさせること! もう一度初めからやりなおしたいなー」と今、書いていらっしゃいます。私も初心に戻って、ラボライブラリーを子どもの気持ちで聞き直して、物語の中で遊び、子ども一人ひとりの気持ちに寄り添い、多くのお母さん、ラボっ子と思いっきりテーマ活動を楽しみたいと思います。
2014年3月11日
東北大震災から3年
人と人とが繋がり、活かしあえる社会を願って
ラボ・テューター 角田すみれ |
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