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2004年11月23日 山口地区テーマ活動大会 山口南総合センター
8月から3グループで取り組んできた「うみのがくたい」
小1から高2まで43名での発表
魚たちの演奏の場面
夕日の海に光る波とただよう音楽
20日リハーサルまで決まらなかった最後の場面。
この物語、最初からみんななんだか物悲しい感じを受けとっていた。
「ナレーションも、淡々としてるよね」
この物語を書いた大塚勇三氏、自分が戦争中南方での戦いに行き、多くの戦友をなくした。その魂を悼んでこの物語を書いたそう。
低学年の子は最初、あまり思わなかったようだが、嵐の激しさをイメージし、自分で感じられるようになってからは「普通、沈むんじゃないん?」という意見が出るようになった。
この船は沈んだのか、沈まなかったのか。沈んだとしたら、嵐の後の場面は誰が考えているのか。海に沈んだ人の魂か、亡くなった人の家族が、その人への思いを語っているのか?
そういう話をする中で、「じゃあ、語ってる人が本を閉じるような感じにしたら」とか「今のこの海(平生や光の海)の夕日を見ながら、ウォークマンをはずす感じ」(うーん、さすが現代っ子、私たちでは思いつかない)などという意見が出た。
「乗組員がみんな海に沈んでいく感じは?」と私が言うと、「寂しすぎ!」「いや!!」とさっさと却下されてしまった。
でも、このメンバーで、この音楽で表現するとなると、どうもしっくり来ない。と言うことで、最初の場面と呼応する感じで、夕方の光る海、海に漂う音楽、その波に誘われるように乗組員がだんだん、海、波に変わって行き、最後は全員で、大きな波で船を飲み込んでで何もなくなる(最初の場面が何もないところではじめたこともある)ようになった。
7月から始まったプレイルームのお母さんお父さんも、この発表を見に来てくれた。
その感想から。
「英語がキレイなのにびっくり!!」見たご主人「あんなふうに言いたいよな」
この9月におねえちゃんがラボを始めて、初めてテーマ活動体験を一緒にしたSさん。途中の合同練習も見て、そして発表を見たのがよかったとの事。「お兄ちゃんが他の英語教室に通っていて、そこでも英語の劇をしたけど、全然違う。そこは先生があなたはこの英語を言って、こうしてって感じだったけど、ラボは違う。ラボはやらされているって感じじゃなく、みんながやってる。英語も見て言う英語だったけど、ラボの英語は耳からの英語でみんなきれい。場面も、当日バンバン変わるのよ。子どもたち、それをちゃん受け止めて、すぐできる。びっくり」

見に来てくれたキディも一緒に
今回うれしかったのは、大きな舞台初めての小1やテーマ活動発表初めての子、そしてH君もみんなが自然にフォローして発表できたこと。
最後の合同練習を見てくれたお母さんの感想
たった3回の合同練習であれだけのまとまりのある発表ができていることに驚きました。一人一人がCDをよく聴いて自分のイメージをしっかりつかんでいるんだなぁと思いました。
最後のシーン、すべてが波へと変わって静かな穏やかな海が広がっている
様子、とても空想的で鳥肌が立つくらいすばらしいものでした。『うみのがくたい』あまり興味がありませんでしたが、今回いっぺんに気に入ってしまいました。中高生が小さい子たちを上手にリードしている場面を多く見受けられ、すばらしいことだと感心しました。
合同練習での場面
3グループ初めての合同ラボ チームチャレンジ ヒューマンチェア
「やったー できたー 」みんなで気持ちを合わせられた達成感!!
こちらのグループも、「やったー!!」
そのあと、全員でクジラを、2グループで表現。
「At first they stayed far away, but every day they came closer and soon they would come right close up.
はじめは遠くに離れていたが、毎日すこしずつ近寄ってきて、やがて目と鼻のところにくるようになった。
They would move their huge bodies and spout water in time to the music.
音楽に調子を合わせて大きなずう体をゆすったり、潮を吹き上げたりするのだ。」 |
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