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2009年9月23日 防府ルルサスにて
地区行事としては今回で4回目。2回目の担当は私でした。
ひと夏 ホームスティに出た子たち、その後受け入れやラボ1年留学に出た子たち、そしてその後大学で留学したり社会に出たり。ラボの国際交流とその後、子ども達にそれがどう影響をあたえたか。ラボの国際交流は単にそのとき外国に行くというだけではなく、一人一人の子にとって成長の一過程となれる教育プログラムだと留学まで送り出してみて思えます。
一ヶ月日本語の通じない環境でがんばってくる、そんな体験をして帰ってきたら、同じような体験をしている人はそうそういない。言っても分かってもらえないから言わなくなるけど、ラボだと、言って分かってくれる人がパーティや地区にいる。そんなメンバーに自分の体験をいろんな機会に言ったり、他の人の話を聞く。送り出した親やシャペロンで行ったテューターの話を聞く。それが、自分の経験を見直し、整理するいい機会になっていると思います。
すみだPからは、オハイオにいった中2のHくん、オーストラリアに行ったNちゃん、そして一昨年一ヶ月ホームスティ行き受け入れもしたS,Aちゃんが参加、自分の体験をいう機会をいただきました。
来年参加予定のTファミリーとOファミリーはお父さんも含めて家族全員で参加。親、子、妹弟、それぞれの立場で話が聞けたのでは。
宇部のKテューターがしっかり報告してくれていたのでこちらに転載させていただきます。新鮮な報告です。
9/23 午後1時~ 山口県ルルサス防府にて
2009年7月から山口県内から諸外国交流(韓国・オーストラリア)、北米1ヶ月ホームステイに参加した小・中学生のホットな帰国報告会が行われました。合わせて、こちらも帰国したばかりの1年間高校留学の体験報告、現在留学参加中の大学生たちからのメッセージ、シャペロンとして北米交流の引率をされたテューターからの感想報告と、凝縮された中身の非常に濃い報告会でした。
梶山パーティからは残念ながら参加者がいなかったようなので、
ダイジェスト版で報告します。ぜひ、お読みください。
後でまとめて、、、と思うと、嘘になるので、5連休の最終日、
睡魔との闘いの中書いています。内容に不備がありましたら、
随時更新したいと思いますのでお許しくださいね。
●帰国報告
一ヶ月ホームステイ参加者から2分程度の感想報告
ホストとのかけがいのない時間と自宅から初めて長い間離れて知った
家族のありがたみを一人ひとりの言葉で語ってくれました。
中には食事、入浴、文化の違いに戸惑い、つらかったことも
隠さず話してくれた参加者もありました。帰国後の表情は穏やかで、
それでも自分なりに対処し、乗り越え、受け入れて帰国した強さを
一人ひとりから感じました。
●分散会・・・小グループにわかれ、2009年以前の国際交流参加者 も加わり、質疑応答
Q、つらかったことは? A ホームシック
Q、ホストと何をしてすごした? A ゲームやカードゲーム、
Q、日本食は何をご馳走した? A お好み焼き(結構不評)、カレー、
味噌汁、そうめんなど。
Q、行くのを迷っている人へのアドバイスは?
A、部活などとの両立で迷っているなら、1ヶ月ホームステイは決して
部活では体験し得ない貴重な体験が待ち構えているから、参加しない
と体験できないし、ぜひ、迷っているなら参加すべし。
●高校留学1年の体験
児玉パーティ、田中美穂さんが、たくさんの写真とともに留学先の
様子や学校、授業、ホストの紹介、実際、感じたことなど、
帰国して間もないというのに、とても丁寧に話されました。
彼女の体験の中で、「言葉の壁」でくよくよ悩むより、しゃべれない
自分も前向きに受け入れ、自分から積極的に話しかける努力をした
らうまくいったという成功体験、田中さん以外の参加者からも、
数名から同じ意見が出ており、納得できました。
●シャペロンからの報告
シャペロン3回目の大黒テューターからの貴重なお話。
楽しく充実した1ヶ月で参加するたびに、ラボ国際交流の良さを
痛感するとのこと。
しかし、楽しいばかりではなく、現地で各自が滞在して一週間程度で
各家庭にシャペロンから電話すると、色々な訴えが出てきた。
ホームシック、ホストとなかなかうちとけられないなど、その都度、
シャペロンは真剣に向き合う中、彼、彼女らに最終的にどうしていく かを決断させた。そのほとんどが、「じゃあ、頑張ってみる」と、
一度自分の困難を受け入れ、本人が乗り越える努力をして、そして、
つらい体験も乗り越え、帰国して帰る。が、しかし、自宅で両親に
感想を求められたとき、一気につらかったことも思い出し、両親に
話すときに、両親が「うちの子どもはつらい目にあった!」と深刻に 受けとめ、一緒に悲観的になってしまう事例があった。
せっかく、子どもたちが多くを受け入れ、まさに独り立ちの旅の
中で乗り越え、帰ってくる旅なので、これから送り出す家族のあり方
も同時に考えていき、ラボ国際交流の本来の目的を再度確認し、
子どもたちと接して欲しい。
とありました。
ラボの国際交流の本来の目的・・・梶山パーティ内でもあまり、
まだ、互いに話したことがありませんね。今度はなしてみましょう ね。
英語はどれだけ例文を知っているということではなく、伝えたい気持 ちがあるかが大事。1ヶ月もしたら、子どもたちは聴く力を中心に
かなり力がついていることがわかる。
●事務局矢部氏より
あなたたちが文化、言葉の違うところで一ヶ月の試練を乗り越えた
体験をどうぞ、何度も自分の言葉でこれから語っていって欲しい。
語ることで、体験が自分の中で意味を持ち、変化し、明日からの
自分にとって重要な糧となっていく。
そのことに意味がある。
●2009年以前に留学や国際交流参加した方たちの現時点での
ラボへの思いや体験報告
1、中学生のときのホストに再会のため、留学をした方
ホストに大変恵まれていて、再会の約束を無事果たせた。
中学生のときの一ヶ月の体験が、その後の進路を決定するのに、大き く関係している。
2、現在カナダの大学に留学中
ラボがあるから今の自分がある。中学生の一ヶ月ホームステイの
ときの体験がその後の自分の中に、また、留学したい、北米の
大学に留学したいという気持ちを強めた。
3、ラボ中学、高校留学を経て、ドイツ1年留学経験もある
片山テューターの息子さんから
会で紹介もありました。こちらのホームページでは、息子さんの
ドイツ語を話される様子も見られるようです。早速見つけました。
http://contents.wls.jp/contents/open/taiken/waseda/gakubu/01_08_ikoma_01/Web/Script/index_IE.htm
彼の言葉より
「ラボでの1ヶ月ホームステイではホストとなかなか打ち解けられず
つらい思いもしたが、それを受け入れ、その後も、英語やドイツ語を
勉強したいという強い思いを自分で抱くようなり、今の自分があると
思う。・・・自分も今、新たにドイツ語を学んでいてつよく感じるこ とは、ラボでライブラリーを真剣に聴くことは、クッキーの型を
作ることに似ている。型がなくてもクッキーは焼ける。中学、高校に
なったときに文法を勉強するときに、型ができていればよりきれいな
クッキーが簡単に焼けるように、英語の習得も早く苦労をしない」
という話、ラボでつく英語力で私もつたない言葉で日ごろから、
伝える努力をしていますが、目からウロコが落ちるような表現で、
感動しました。
●保護者だけの質疑応答、次年度参加保護者から留学参加者保護者への質問
Q本当に英語力は問題なくすごせるのか
Aとくにリスニング力はかなりあがるようで、それほど深刻に困る
ことはないようだった。
ホストが友人と話す内容は聴き取れなくても、ホストのいうことは
不思議とわかる体験。心が通じ合う相手とは言葉も通じる体験。
Q1週間お風呂に入れないということもあるのか?
A水不足が深刻なとこなど、文化の違いでそういうことは多々起こる。
掃除の回数なども日本よりは少ない家庭もある。
楽しく快適な旅行ではなく、ラボの国際交流の目的を今一度
確認して欲しい。ひとり立ちへのたび。自分の思いをうまく伝え、
ホストと一ヶ月、うちとけ、積極的に関わる努力をする一ヶ月間の
体験を与える旅。
物理的に心理的にも苦労が絶えない子もいれば、そうでない子も
いる。ただ、比較的、「誰からも愛される子」は、うまくホストともやっていける。我が子が、ホストから「愛される子」になるかどうかは、日ごろから保護者自信が我が子をいかに愛してやるかで育っていくということを考えていかないといけないのかもしれない。
★感想
今年度だけでなく、それ以前に国際交流に参加した生の声を聴きながら、たった一ヶ月の体験であっても、個々がそこから長い時間をかけて内省を繰り返し、成長していく姿を今回も肌で感じることができました。
一ヶ月で急激にぺらぺらに英語をしゃべれるようになったとか、
急に親に対して謙虚になったとか、そんな急激な変化が大きく現れるのではなく、勉強や進路など、自分を見つめ、その後の進路を決める大事な時期だからこそ、ここ(ホームステイ)から始まることがある。
私も今回、矢部氏や他テューターの話されたように、ぜひ、自信をもってこの体験を色々な人に語っていって欲しいなと思って聴いていました。語れば語るほど、自分も成長する!これも素敵なことだと思います。
そして、会でも話が出ましたが、ラボの教育的プログラムには、その力を養う教育的配慮が満載ということ改めて感じます。
パーティ活動でソングやゲーム、取り組む役を話し合う活動、自己表現する場、高校で自らシニアをするかどうかを決断する場面と、すぐに結果は出ないものの、確実に力を蓄えた上で、国際交流へ旅立つプログラムなのだということを、今日の生の声から、またつよく感じました。
特に、どの年代の参加者も、中学1ヶ月ステイの経験から、その後の
自分の目標が生まれたと言っているのが印象的でした。
そして、我が子が人から愛される子になれるように、今一度子育てを
振り返ってみなくては、、、と、思っています。
2007年9月23日
周南市保健センター健康ホールで行われた 山口・島根地区 国際交流行事 「ひとりだちの旅体験報告会&もっと知りたいラボ一年留学」
参加総人数は、約70名。留学に行った事のあるラボっ子、今年の夏、ホームスティに行って帰ってきた子、昨年、一昨年といった事のある子、送り出しテューター、これから行こうと思っている子、送り出したいと思っているご父母、ラボの国際交流ってどんなのだろうと思っていらっしゃる方など様々。
一部で一ヶ月交流の報告をしてくれたのは、児玉Pの H君(高1) 佐々木PのG君(中3) 大黒PのSちゃん(中3) 佐々木PのMちゃん(高1) 自分がホームスティで感じた事、その経験が今、どう活きていて、これからどうしたいと思っているか、エッセイを発表してくれました。
2部では、ラボ国際交流センター留学担当のSさんと19期参加でこの6月に帰ってきたばかりのT君、昨年帰ってきた18期のSちゃん、Tちゃん、そして17期で大学生のAちゃんにそれぞれの経験を交えながら、留学について報告してもらいました。
留学担当のSさんはこの4名のそれぞれの留学中の1年を丁寧にフォローしてくれています。留学中だけでなく、留学の申し込みをして、その選考から事前活動、そして事後活動まで。
楽しいばかりではなく、留学の大変さ、でもその苦労が身になっている。みなさんの感想ではそれが伝わったようです。
すみだPから行った中1の二人。来年一ヶ月ホームスティ予定。ただ今、本当に行くのかどうか意思確認中。このうちの一人が、この会で留学生の話を聞いて、楽ではないが一年に行って見たい、といったのにはびっくり。
お母さん方も、もっと多くの人に聞いてもらいたかった、といってくれて、担当としては一安心。
毎回思うけど、ラボっ子一人一人に、その実態、中身のある経験がたくさんある。そういう子達が集まるからこそ。司会をしてくれたTちゃん、エッセイを発表してくれた4名、そして留学体験を報告してくれた4名に感謝。そして東京からやってきてくれたSさん、遠いところありがとうございました。ラボの留学プログラムは素晴らしいけれど、その実態がまだまだ知られていない、と残念に感じています。いろんな地区のみなさんにも知っていただきたいですね。
ラボ留学プログラム、これまでの20年で送り出した留学生は 約1000名。山口・島根地区がこれまでに送り出した留学生は30名以上。しかもこの5年間に半数が行っていて、今留学経験者が層として地区にいます。その子達の体験を次に伝えて行きたいですね。 |
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