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先月入会したばかり、年中のお母さんHさん。
ピノッキオを見ての感想
「一つのものを一からみんなで作り上げていくことは生易しいものではなかったと思います。チームワークのよさが本番の成功につながったと思います。皆さんの努力とやさしさと、それをささえ育んでこられたテューター、家族の方々に拍手を届けたいです。」
ラボにはいられたばかりで、国際交流の集い、テーマ活動をごらんになってどう思われるかなーと少し心配していたのですが・・・杞憂でした。
ラボのテーマ活動は、発表をするために子どもたちがいるのではなく、子供たち一人一人が主体的にかかわり、その過程で子どもたちが成長していけるために、その活動がある。
小学生、中学生、高校生それぞれの年代の子どもたちが、それぞれの発達段階の中で、満足できる発表にしたいと本気で取り組む、その過程の中で、イメージ力、自分のイメージを伝える力(日本語力)、他の人のイメージや意見を聞く力、そして英語のヒアリング、スピーキング、などなどさまざまな力が育つ。
今回の発表に至るまでの過程をしっかり見てくださった、小4のお母さんの感想
「一つの物語を昨年7月からこの3月まで取り組むことの意義をこの発表で感じ入りました。表現を深めていく過程で不可能はないこと、角田テューターが帰りのバスでおっしゃった『本気で取り組めばできる!!』ということを実感しました。大人が思うほどには、子供たちは自分たちが凄いということに気づいてないというのがまたいいですね。」
昨年5月に入会、ピノッキオの発表が初めてのテーマ活動発表だった小4のN君のお母さん。
「ピノッキオとジェペットが海に飛び込む場面、最後にみんなが木のあやつり人形の格好をしたところ、この二つの場面が脳裏に焼きついています。
この3月の発表を終えて『ピノッキオ』はラボ活動や人間の成長そのものを具現化していたとはっきりいえます。
子どもたち一人一人の心の中に『今度は~ちゃんのように、セリフをじょうずに言ってみたい』とか、『もっと表現力をつけて感動を伝えたい』とかきっと思ったことがあるはずで、それが次の段階へのステップになるのではないでしょうか。」
ピノッキオに取り組む過程で、親の気持ち、子どもの気持ち、自分の夢、なぜピノッキオは夢がかなったのか、などこどもたちと考えた。ピノッキオの夢、願いは、1話、2話、3話、4話と変化していることも子供たちは気づいている。N君のお母さんがおっしゃるとおり『ピノッキオ』は人間の成長そのものを考えさせてくれる。
こんなふうに、物語に取り組むことで、単に知識としてのお話ではなく、自分自身の問題としてひきつけて考えられ、その子その子にとって思い出深い『生きる力』になる、そんなテーマ活動をしたい。
なぜテーマ活動か。
単に言葉を教え込むのではなく、物語の中で自分で感じ、考え、自分の体と言葉(英語と日本語)で表現する。そうして獲得した言葉は、この発表したときの空気、仲間の顔、そして声として、子どもたちの中に残る。
みんなに手を焼かせた小1のI君。発表した後「あれから、今でも時々Dream come true てやってるんですよ」とお母さん。まさに彼の中に
あのときのみんなの動きと声が残っている。
一人だったらこんなに必死になってCD聞かない。ラボ活動を長いことやってきた子にとっては一人で英語で覚えて素語りするほうがよっぽどたやすい。縦長の仲間だからこそ、幼い子は、上の子を見て、大きい子は小さい子がいるからこそがんばれる。
N君のお母さんがおっしゃるとおり、子供たちは、一緒にがんばってきたいい関係のある他の子を見て、こうなりたいと思う。
人はこうなりたいと夢を持つ、願う、イメージすることで成長していく。(まさにピノッキオ) 子どもにとって、ああなりたいという雛形、目標をもつことが大きな意味を持つ。人は見たことのあることはやってみようと思えるが、見たことのないことはなかなかハードルが高い。
縦長のグループで、物語を英語と日本語で、発表する。テーマ活動は年齢を超えて取り組める器の大きな教育プログラム。 |
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