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ことばの苑であそぼうよ、
平成<ものはづけ>
清少納言「枕草子」にならって“ものはづけ”を。
そうしよう、草子よう、ということに相なりまして…。
投稿は「メール」からでも「BBS」からでも。
しゃちこばらずに、どうぞお気軽に。採点はしませんので。
もしよろしければ、格調高い「号」を添えていただけましたら
ありがたいかと…。特になければお名前から一字をとらせていただきます。
・・・・・・・・・・・【閑話】・・・・・・・・・・・・・・・
「枕草子」で親しまれる“ものはづけ”だが、これを書くにあたって清少納言がヒントにし、ならったであろうと思われるものが見つかりました。唐の詩人・李義山(813-858)による『雑纂』という詩集。こんなのがありますので、感覚の違いは措くとして、ちょっとご紹介します。
殺風景(なものは…)
花に向かいて茶をすすれる/花の下にフンドシを干せる/山を背にして楼を建てたる/清流に足を洗える/苔の上にゴザを敷ける/果樹園に野菜をうえたる/松並木を行く行列の先払いの声。
人を腐らせるもの(は…)
おぞましき客の招かざるに来たれる/酔っぱらいにからまれたる/物の安きに買う金のなき/門を出て借金取りに会える。
近ごろの人はどうかしている
女が表へとび出して喚く/大の男が凧を上げる/親の喪にある子が歌謡曲をうたう。
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◎ 過剰なものは…
⇒デパートの包装紙。(み)
⇒育ちのよろしいご夫人がたの敬語。(か)
⇒一方的な押しつけだけの、会議、打ち合わせ、ミーティング…その無限級数的な反復。(ひ)
⇒わたしに対する褒めことば。(エッ!? うん、いい、いい。もっと言って、もっと言って) (ん)
⇒生命保険のコマーシャル (早く死ねってか! 保険金不払いが問題というのに) (か)
⇒W杯サッカーのテレビ番組。(もう優勝がきまったみたいに! ヒマなんだねぇ、みんな) (と)
⇒となりの庭の芝刈り機の音。(ヒガミかなあ、狭い庭しかない者の) (と)
⇒一人っ子に差し出される手。(あっちから、こっちから注がれる愛情の過多の子ども。
らくちん、らくちん。何でもみんなひとがやってくれる。将来、どんな子に?) (み)
◎ 思わず赤面、恥(冷汗三斗)をかいたことは…
⇒そんなこと云えませんよ、お育ちのよろしいみなさんの前で。
大事なパーティだったけど、仕方ないですよね、生理現象ですから、
笑った拍子に出ちゃったの。お上品に笑ったつもりだったのにな~。(と)
〔がのさん、あまりレディを狂い笑いさせないこと。女に恥をかかせて
どうするの。ツミつくりよ。〕
⇒電車のなかで、つい思い出し笑い。見られたかな~。(ん)
◎ 世代感覚にズレを感じるものは…
⇒ルービックキューブ。…(ど)
〔私の生まれる前(からまた戻って20年後)の話ですが〕
⇒ナツメロ。…(ど)
〔ビートルズでも聖子ちゃんでもなく、私の場合は「おとみさん」〕
〔ほんとは、「赤城の子守唄」「野崎小唄」だって云ってたじゃない!〕
⇒大晦日のNHK「紅白歌合戦」の時間はおふろタイム。…(ん)
〔わかんない歌、へたな騒がしい歌ばっかり。ひばりさ~ん、チエミさ~ん〕
⇒携帯メールの打ち込みの速さ。…(ん)
〔ま、気にしないでもいいんじゃない、どうせ軽い薄っぺらなもんよ、
心情の重みは、どだい携帯じゃあ伝えられないもん。遊びよ、遊び〕
◎ 日本人がこのごろ忘れてしまったものは…
⇒職人気質・職人のほこり。耐震強度偽装計算に見る技術者のモラル。…(が)
〔資格社会といいながら、おカネ儲けの手段でしかない資格。
資格のない医師のほうがすぐれた診察をしていたりの医療現場も…〕
⇒物づくり技術。…(ゆ)
〔ブルーカラーが忌避され、みんなみんなホワイトカラー志向。これでは
わが国の誇りたる物づくり技術は継承されていかない〕
⇒土。土と親しみつつ暮らす生活。生きている確かな実感。…(ゆ)
〔耐震強度を偽ってまで進める建物の高層化競争とそれに乗っかる高みからの眺望の誘惑。
土、低さ、を知らないまま宙に浮いた生き方をしていていいものだろうか。
だれだってやがては土に還るというのに〕
⇒空白の感覚。空を見上げる時間。自分の内面と向き合うシンプルな時間。…(が)
〔手帳のスケジュール表が黒く埋まっていないと不安で仕方ないという人たちの群れ〕
◎ どうにも止まらないものは…
⇒テューター同士の電話。…(ぎんが)
〔最長記録、4時間15分、と聞いたことがある。よくも、まあ…〕
⇒ちこたんの歌う三文オペラ。…(が)
〔騒音公害を回避するには、カラオケ・マイクをぜったい渡さないこと〕
◎ 身に余って光栄なのは…(りんごちゃん、お題、いただいたネ)
⇒ミニは余るわけないじゃん。短かすぎて、駅の階段をのぼるときなんか、たいへんだよ。
写真撮りたがるおじんもいて。カバンでうしろをかくしながらのぼるんだからね。…(ぎゃる)
〔それ、ちょっとちがうだろ! りんごちゃんにはずかしいよ、16の知性って、そんなもんかよ〕
〔最近の調査によると、このごろの若者の体型は、男の子が短足胴長になったのに比し、
女の子は逆に、足長で背高になったという。これ、女の子がミニ・スカートをはくのに
抵抗を無くし、どこでも元気に大股で歩くようになったことによるとか。結構な血行よき時代かなあ〕
◎ チグハグで似合わないものは…
⇒高級そうな背広ネクタイをバリッと着た紳士。やおら高級カバンからタバコを取り出し、口にくわえる。
パッとライターで火を。しぶい! ニヒル! …あれれ、100円の使い捨てライター!…(け)
〔そういうけど、100円ライターって、軽いし、便利なのよ。ダンヒル、デュポン、カルチェ…、
あんなもんは重くって。石やガスを詰め替える面倒はないし、第一、落としても置き忘れても、
惜しくないから、気持ちも軽いし…。それより、ネクタイなんか外しなよ。
ほら、100円ライターがよっぽど似合うじゃん〕
⇒料理に薀蓄垂れながら、高級食器に盛り付けた料理の脇に置かれた、
メーカー瓶の醤油差しと七味入れ。
〔おいおい、最近は100円ショップにだって、こじゃれた醤油差しや
ひさご型七味入れを置いてあるよ!〕…(ど)
◎ 気分さわやか、気持ちサイコーなものは…
⇒完璧に使いきったボールペンをポイと捨てるとき。…(が)
⇒クソ生意気な女を一発で倒すことばが見つかったとき。…(あん)
◎ ハラハラ…。落ち着いて見ていられないものは…
⇒がのさんの、皮肉のきいた剛速球とクセ球。…(き)
〔え~~っ、ウソだい! やさしさだけが煩冗、いや、半畳、いや、煽情、
いや、惨状、いや、根性…、いや、身上ツーのに!〕
⇒深夜の混浴露天風呂。…(き)
〔いやいや、風流というもんでしょ、心配にはおよばんよ。
来ているとすれば、お山の天狗くらいでしょう〕
◎ ウッソ~! 正気の沙汰とも思えないものは…
⇒ワニ、カミツキガメ、ヘビ、カエル、イグアナ…など、
気持ちわるいものをペットにしているひと。…(ゆ)
⇒古女房といっしょに旅行をしたがる濡れ落ち葉。…(の)
◎ 顔から火! 間がわるい、バツがわるい、気恥ずかしいものは…
⇒聞かれているとも知らず、その人の悪い噂ばなしをしていたとき。…(ぶ)
〔アラ、見てたのネ~〕
⇒イヌと散歩。フンをしたあと、どうするかと、じっと見ている人がいて。…(さ)
〔見ていなけりゃ、そのまま逃げるつもりだったな!〕
⇒アメリカへの入国審査。「金属類はこちら、靴は脱いで」といわれ、
ズボンまでおろしそうになって…。…(ぎぶ)
⇒長いサラリーマン生活のなごりをとどめる父。デパートのエレベーター・ガールに定期券
(高齢者の無料パス証)を出し、丁寧に頭をさげて…。…(あみ)
◎ 絶体絶命の気分になるときは…
⇒立ちションしているところを吉永小百合に見られたとき。…(あく)
〔おい! 冗談にもせよ、こんなところで小百合さまの名前なんぞ出すな、バカ!〕
◎ 残念! がっかりさせられるものは…
⇒せっかくのおしゃれなのに、だれも何ともいってくれないなんて! …(ぶ)
〔土台の差かなあ。なんのおしゃれもしないのに映えるひとがいるのに〕
◎ 取りもどしたいものは…
⇒間違い字いっぱいのまま出してしまったラブレター。…(が)
⇒小学生のころの、あのきらりとした記憶力。…(ピュアー)
⇒失われた緑の黒髪(髪の毛)。…(蜻蛉)
⇒いらない、と思って捨てたキッチンタイマー。…(ど)
〔ありがたさを捨ててから気づいた。目覚まし時計代わりに、何時間寝よう、
などと設定できていたのが懐かしい〕
⇒地上の星たちの、ごまかしのない、、だれにも認められない、寡黙な努力。…(こん)
〔「プロジェクトX」、かつてすばらしい日本人がいた! 今年は、おかねのためなら
どんな恥ずかしいことでもする者たちが、ゴマンといた!〕
◎ ポイと捨てたいものは…
⇒この年になり、いつの間にか腰まわりについてきたぜい肉。…(が)
⇒親がまだ大事に持っているわたしの通信簿。…(ピュアー)
⇒散歩途中のイヌのふん(ひとが見ていなけりゃ)。…(さ)
◎ 捨てるに捨てがたいものは…
⇒わたしを過分なまでにほめちぎってくれた昔の彼のラブレター。…(ピュアー)
〔ウソでも、ほめられりゃうれしい女ごころ〕
⇒昔、青春時代によんだ愛読書。傍線いっぱいだけど。…(れんげ)
⇒散歩途中のイヌのふん(ひとが見ているから) …(さ)
◎ ストップをかけたいものは…
⇒女の箍(たが)のはずれたおしゃべり。…(が)
⇒お~い、雲よ、わたしを置いていかないで~! …(桃)
〔詩人だねぇ。山村暮鳥だねぇ。ま、のんびりいこうよ〕
⇒年頃を迎えた娘の浪費ぐせ、衝動買いぐせ。…(微笑)
◎ 記憶から消し去りたいものは…
⇒プロポーズの甘いことば。相手の記憶から消し去れないものかなあ。…(だんご)
〔ほかのことはすぐ忘れるのにねぇ〕
◎ 子どもに見せたくないものは…
⇒セリフを覚えられず、頭を掻きむしっているテューターの姿。…(れんげ)
⇒また料理を失敗。お鍋の底の黒いこげつき。…(れんげ)
〔大事なときに電話なんかしてくる人がいるからよ!〕
⇒電車の網棚でひろったコミック雑誌。…(とと)
〔そんなもの、家まで持って帰るなよ。りっぱな革カバンに大事そうに
いれていたのがエロ雑誌だったの、見てたけど、黙っていてやるから〕
◎ ひっぱたきなる衝動を覚えるものは…
⇒ズボンをだらしなくずりおろしててはく息子のおしり。…(菊)
⇒だれかれ見境いなく吠えつくイヌっころ。…(が)
⇒わたしの肉体的弱点を無邪気にほかのひとの前でいう子。…(む)
〔わる気はなくても、赤鼻のトナカイさんだなんて! こちらは傷つく~〕
◎ 足で蹴りとばしたいものは…
⇒片付けきれないで放置されている買い物袋。…(ど)
⇒ご近所さんの庭から飛んできた大量の枯れ葉。…(ど)
⇒黒く汚くなった雪の山(道路の雪を道端に集めたもの)…(ど)
⇒思い出したくもない、過去の失敗の数々…(ど)
⇒わがままな親の身勝手から、理不尽に叱られた子にとって、
足もとに転がっている小石。…(が) |
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