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「シフカ・ブールカ」:イワンの“居場所”兄さん、お父さん、お墓を考える!
ウクライナの昔話の絵本「かものむすめ」を読む。ウクライナの村の様子、家の中のようす、ペチカ、イコン、おいしそうなボルシチにワレーニキにパン、いとつむぎ、など、いろいろでてくる。ついでに「ロシア料理」の本もみながら。今朝テレビのニュースで、ロシアの春を呼ぶお祭り「マースレニツァ」が昨日おこなわれ、そこでブルイニュイというロシアのクレープを、お日様の形としてたべることをやっていて、そのことなどをはなしながら、「お腹すいたなあ・・」と、ロシア料理によだれをたらすみんな。
「ペチカの絵をかいてきたよ!」「お城の絵をかいてきた!」「ロシアのことば、ロシアの名前、ロシアの文字しらべてきたよ!」とUちゃんとMちゃん。
マーシャという名前は愛称で、本当は「アリーア」だよ!とおしえてくれる。ロシア文字は33文字あって、みんな自分の頭文字はどんな文字なのかな?と一生懸命のぞきこむ。また、お城のバルコニーの姫を下からながめる「町のひとびと」のUちゃんの絵では、たくさんの人々が一斉にバルコニーをみえげて何かさわいでいる様子がよくでていた。
「絵をかこうよ!」:二人がかいてきた絵をみながらはなしあっているうちに、自分たちも「絵をかきたい!」とみんな言い出す。いろいろなペチカがあるよ、ということで、ペチカの絵を描く、お城を描く、お墓を描く、といろいろ楽しい絵がそろってきた。ラボでは絵は描くだけでなく、そこから自分の考えを説明し、みんながそれに対して「なあるほど」と感じてみんなですごい発見したり、「自分はこうだよ!」と意見をぶつけて議論したり、そこがこどもたちにとっておもしろいのだ。
ペチカ→Tkj[ペチカって、イワンの場所なんだよきっと。ていうか、兄さんたちにとっては汚い格好のイワンは「そこにいろ!」っていう感じでおいこんでるんだよ。
→Kr(家のドアからまっすぐなところにペチカがあって、結構高いところにイワンがいるんじゃないかな?
→Ay あったかいけど、イワンの居る所は本当はエントツの上のような高いとこ ろだと思う。えんとつの上みたいなところだから、イワンは灰まみれ。
墓→「まるで日本の墓みたいだぞ!」といわれた、絵。確かに文字が縦書きだけど、
みんなが知ってるのはやっぱり日本のお墓だよね。そして、墓場というのも
日本の墓場しか想像できないし。横浜の外人墓地にはロシアのお墓がたくさんあることを子供たちに教えておく。「機会があったらみにいっておいで!」それから、
先日、私が江の島での「モンゴル文化祭」でみた「草原の少女、プージェ」の中にでてきたモンゴルの遊牧民のお墓の話をする。このクラスの子供たちはプージェの本をなんどもよんでいるけど、お墓は初めて聞く話。草原のお墓ーー草原一体をみわたせるようなところに草はらを掘り起こし亡骸をおき、土をもどしただけのお墓で、49日にその周りにお菓子やお花や馬乳酒をまいて、故人がまた生まれ変わるように「オンマニパニフン」の御経を唱えて祈るという話を子供たちにした。亡骸の上には石も何も墓標がない、「土にかえる」という感じ。墓石は何のためにあるんだろうか?などという話にもなる。ロシアとモンゴルは馬や大草原もあったりして、隣だからにているところがあるのではないか?と、話がでる。
動く:今日は先週と違う役で、兄さんたちにおいていかれたイワンが墓にいって、シフカブールカをよびにいくところまでを動いて、そのあと、みんなで話し合う。
*このクラスではこんなかんじだけど、全体ではもっとお墓やペチカを人数をふやして
工夫したい!(U、Tkj)
*「墓の口がぽっかりあいて・・」というのはどういうかんじだろう?今日は回転ドアみたいになっていたけど・・。→やはり、盛り土のしたからお父さんががバットあら合われる感じなんじゃないかな?(K)
*イワンと兄さん、お父さん:イワンははたらかないでペチカの上の居場所でごろごrしてる。お父さんは昔はよくはたらいたけど、今は年をとってしまって、家ですわっている。兄さんたちは、「もっとはたらいている」感じをださないと、イワンとのちがいがでないよ! お城にいく兄さんたちにおいていかれてしまうイワン、兄さんたちにしつこくたのんで、けられて、それでもせがんで・・とうとうおいてかれる、というところがよくでていたよ!
*シフカ・ブールカが登場するところ。
前回も今回もシフカブールカの役の子はカーテンの陰にかくれて、音楽がなったら、
そこからとびだしてくる・・つまり、「闇のかなたから」という感じを工夫していたけど、でてくるところの表現をもっと、工夫したい!ということ。みんな絵をかいてきたりしてみよう!
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