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* * * 3月13日の私の日記より転写します。* * *
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日本人の英語はなぜ通じない?
日本人の英語はなぜなかなか通じないのでしょうか?・・・
それは日本人が悪いのではなく、半分は日本という国土に原因があるように思えてなりません。すなわち、他国の人とは英語力以前に、コミュニケーション能力に雲泥の差があると感じるのです。
世界から日本を見ると、日本は何と珍しい国なのでしょう!
髪の毛はみんな黒、目は黒、話す言葉は(アイヌ語を除いて)日本中どこへ行っても日本語。一般的に宗教の違いには無頓着、おまけに島国で他国と隔たっている・・。こんな場所では、コミュニケーション能力も自己表現力も上達するほうがおかしい!
私の通ったNYの小学校は20名前後のクラスでしたが、覚えているだけでもアメリカ人、フランス人、イタリア人、スペイン人、ヒスパニック、アフリカンアメリカン、ユダヤ人、インド人、中国人、韓国人、そして日本人と、何カ国もの子供が共に学び、遊んでいました。髪の毛は金髪、赤、茶色、グレー、黒、ストレート、カーリー、ボールドなど。目はブルー、グリーン、ブラウン、ベージュ、グレー、そしてブラック。王冠のエメラルドや、海の底を固めたように美しい瞳を持つ人たちが世の中にいる事を知りました。
もちろん、話す言葉も色々、好きな食べ物や生活習慣も宗教も違う。だから学校ではクリスマス(キリスト教)を祝い、ハナカ(ユダヤ教)を祝い、アジア人と共にお正月を祝う。セサミストリートも、英語の日もあればスパニッシュの日もあります。(それを知らず、友達に注意されるまで私は水の事は英語で”アクア”と言うのだと信じていました。)
そんな中での生存競争は大変です!
カラフルな20色のクレヨンの中で、自分の色をアピールしていかないと使ってもらえないからです。
”自分はこんなにステキな色なんだよ”と自己をアピールする力を身につけていく。
また、”あなたとはこんな所が違うけど、こんな所は似ているね”と、違う人を見る事で自分を知り、自分と他人を冷静に見つめ、違いを認め合った上で仲良くしていく方法を見出していく。
これがすなわち、コミュニケーションのスターティングポイントではないでしょうか?
大学の時、日本の一流大学のTOEFL580点取っている留学生がいました
が、かわいそうに英語が通じず、ホームシックになってしまいました。
一方、彼女より単語力は明かに少ないスエーデンの留学生はすぐに友達が出来て、楽しいキャンパスライフを過ごしていました。
英語が通じない・・・それは英語力以前にコミュニケーション能力に問題があったのです。(ちなみにスエーデンの子は小学校から英語を劇遊びで学んでいました)
私がラボTになる前、他の英語教室の教育システムがやたらに「薄っぺらく」感じました。その時はまだ何が「薄っぺらく」て、どうして自分はラボTになったのかよくわかりませんでした。でも、このようなコミュニケーション能力を英語と同時に身につけるラボの教育法は、少なくともその時の私に「薄っぺらさ」を感じさせなかった理由の一つになっていたのだと思います。 |
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