|
 |
|
 |
 |
 |
 |
 |
* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *
寮 生 活
アメリカの女子大時代、大学の寮(Dormitory=Dorm)に住んでいました。
1年で入学する子の殆どは、家が近くても寮に住みます。
特に私立の女子大はアメリカでは保守的な位置にある為、
卒業までDormに住む人が多いようです。
(公立大の学生は、1年学生をして1年学費を稼ぐような人が少なくないので、
特に2年生(Sophomore)以降は近くに友人とアパートを借りる人が多くなります。)
私のDormでのroommateは、スリムで金髪美人のElizabeth(Beth)。
どうして彼女と同室になったかというと、普通入学が決ると大学から寮のアンケートが届き、
その答えを見て大学側が相手をマッチングする、という具合なのです。
アンケートの内容は、
「趣味は?
早寝早起き?
寮の部屋で読書する?
ハードロックは好き?
勉強は部屋で、それとも図書館で?」などなど。
Bethは外国人とroomingしたいと希望を出しており、
その中でも生活スタイルが似ている私とめでたく(??)roommateになったという訳です。
彼女とは喧嘩することも無く 一つ年上の私がどちらかといえば
聞き役・相談相手となり、ゴシップから人生のことまで色々話をしました。
人種のるつぼのNYで育った私と違い、保守的な南部の良家育ちのBethは、
外国人と話すのは生まれて初めて!
知ってる日本語は”ホンダ”(車の)、知ってる日本人は”オノ・ヨーコ”、
That's it.
ずいぶん質問攻めにあいました。
そのたびに日本の母に「女子大生のファッション」だの「アニメおたくの国」だの
いろんな本を沢山送ってもらいました。(感謝)
こんなに努力してあげたにもかかわらず、皆が一番気に入ったのは、
なんとMade in Japanのショーツ(下着)!
(本当はMade in Chinaもありました・・・)
連日、他の寮からも下着の見学者がやってきました。
"It's neat!! "
"Cool!!"
"Can I have one, plea~~~se?"
・・・それは私が使っているんですが・・(^^;
なるほど、モールに行ってみたら、下着コーナーの殆どのショーツは
「かばさんのパンツ」系で、日本人ならお尻が余裕で3っつは入り、
残る2割は「夜の蝶」系でとても普段は・・・。
ちょうど中間が日本のだったのだと納得。
結局、母にはショーツまで大量に送ってもらう事になり、
「私は一体何しにUSへきたのだろう」という時期がしばらく続きました。
こうなったのも、Bethが勝手に人の下着をはいて得意げにみせびらかしたからです。
(恐るべしアメリカの女子大・・)
彼女にはこの先、boyfriendを二股どころか六股ぐらいかけるという点で
悩まされる事になりますが、その話はまた今度。 |
|