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アメリカのニューヨーク州の隣にあるニュージャージー州に住んでいた時の事。
閑静な住宅街でありましたが、そこにも自然の生き物達は住んでおりました。
よく見かけたのはリス。
電線を伝ってあちこちへ移動しているのですが、その様子が本当にかわいらしい。
時々我が家の窓辺まで遊びに来ては、その愛くるしいしぐさでこちらの様子をうかがっていました。
また、夏の夜になると家の周りには沢山の蛍が飛んでいました。
今思い返しても、それは幻想的な光景です。子供だった私は、その光を必死に追いかけていた記憶があります。
現在私が住んでいる家(横浜市)の周りでは蛍を見かけたことはありませんが、アメリカの、しかも住宅街のど真ん中で蛍が沢山飛んでいるというのは、今考えるとちょっと不思議な気がします。
またあるときは、スカンクが出てきたこともありました。
そんな時は近所の人達が沢山表に出てきて、スカンクを追い払おうとちょっとした騒ぎになったものでした。残念ながらガスの臭いは嗅ぐことは出来ませんでしたが。
これは1975年頃の話ですが、その頃は住宅街の中にも森や小さな池などの自然がまだ見かけられました。生き物たちはそこを棲み家にしていて、たまに住宅街に遊びに来ていたのでしょう。
今でも蛍たちはあの住宅街で幻想的な光景を作り続けているのだろうか。
(執筆者 たーた) |
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