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| ~Lobo Mase Party ~
「ギルガメシュクイズ」について・・・
9月に、キーワードは「ギルガメシュ」「メソポタミア文明」「楔形文字」とラボっ子にふっておいたら、シュメール文明(ウル・ウルク・ラガシュなど多くの都市国家を形成)、バビロニア、ヒッタイト、アッシリアにまで広がり、文字の歴史やメソポタミアの神々までたどりついていた。私は、中1の世界史で習った『四大文明』のひとつがメソポタミア文明!でしかなく、そこから広がることはなかったものだから、改めてラボっ子をうらやましく思った。幼児・小・中学生年代で、人類最古の物語に出会えることの幸せ。そしてその物語の周辺をこんなふうに自分で調べて発見し発表できること。さらに、異年齢の仲間と再表現できる機会と場があること。なんて豊かで幸せな時間なんだろう!
ラボっ子からでたクイズ抜粋
①ウルクからティグリス川まで、何kmか?ティグリス川からみてウルクはどちらの方向か?
②メソポタミアの4つの文明を古い順に?
③フンババを倒す時に持っていた武器・剣・カブトのそれぞれの重さは?
④ギルガメシュのお父さんとお母さんは誰?
⑤シュメール語でギルガメシュはどんな意味か?
⑥楔形文字を発明したのはシュメール人。ではそのほかに人類初のものをたくさん作りました。それはなんでしょう?
⑦メソポタミアには、川や山や陶器などを司るありとあらゆる神がいました。では、イシュタル(シュメール語でイナンナ)は、なんの神?
★ラボっ子の答え
①約100キロ(甲府から東京までと同じくらい) 南西
②シュメール⇒アッカド⇒バビロニア⇒アッシリア
③各30kg
④母⇒ニンスン(太陽神シャマシュの神官)ギルガメシュは、このシャマシュから美しい姿を、嵐神(天候の神)アダトから男らしさを与えられた。(シュメール王名表より)
父⇒ルガルバンダ・ドウムジ(神格化されたウルクの王)
*ギルガメシュは紀元前2600年ごろ、シュメールの都市ウルクを126年間統治した実在の王。らしい
⑤「ギルガメシュ」は古バビロニア語以降の読み方で、シュメール語では「ビルガメシュ」(老人が若者である)という意味。らしい
⑥楔形文字のほかに・・A/暦(月の満ち欠けで年月をはかる太陰暦)
B/シュメールの七曜(旧約聖書の神が世界と人間を創造するところの1日目~7日目というのは、ココから出ている。(ノアも7日間!)
C/60進法
D/ハンコ・印鑑(円筒印章)中心に紐を通して首にかけるようになっていて、コレをかけている人は身分が高い。らしい
E/ビール
F/ワイン
G/彩文土器(土器に赤い模様)
⑦愛の女神(へぇ~~~~!)
*みんなで考える問題
a,ギルガメシュは、なぜ幸せではなかったのか?「幸せ」と感じる心がなければ「幸せではない」とも感じられないはずなのに・・・??
b,ギルガメシュは、神の力をもっている(神は3分の2?)なのにどうしてエンキドゥに負けたの?
c,エンキドゥは、自分を殺そうとしたギルガメシュをどうして助けたのか?
d,なぜ、ギルガメシュは、シャマトを好きでなかったのか?
だれも好きになれない「好き」ということを知らないのならなぜ、エンキドゥをおびき寄せるためにシャマトを送り込もうと思ったの?
e,イシュタールの求婚をなぜむげに断ったのか?
f、そもそもこの物語を語っている人は、誰?誰の視点で、見ているの?表現する時「しあわせではなかった」ってどうするの?
ギルガメシュがそう感じていないとするなら、どうすればいいの?
ひとつひとつ、みんなの思いをたぐり寄せていかなければなりません。
果てしない時間がかかりそうです。さて、どうなることか・・・
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