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言語習得における年代別獲得目標、ラボっこの様子、私の願い
ラボまんぎょうパーティ
<獲得目標:小学校中学年までに聴く・話す(聞こえた通りを含む)の力をつける>
プレイルーム年代
私がいったとおりに CDどおりに 声に出して歌ったり身体を動かしたりしています ここで重要なのは保育者のかかわり方。パーティ活動では、CDを流しながらの活動であるが、原則として、保育者が全部暗唱して、口伝えすることを推奨しています。母子間(父子間)コミュニケーションを築く上で 肉声で伝えることが重要と考えるからです。交流会などで大勢の人と出会ってほしいです。
幼児・小学校低学年
興味があちこちに分散するも好きなことには没頭する世代 ⇒この時までにお話のおもしろさを体験するので、集中力がつきます。ごっごあそびもできるようになって、ひとつのお話は5分から30分ものまでできるようになります。お話がおもしろかったり、グループ活動が充実していれば楽しくてしょうがない様子。合宿やキャンプでは手厚くかわいがられる(優しいお兄さん・お姉さんたちと出会う体験)感想発表や発表会やキャンプや合宿などはちょっとこわいもの?小学校1年から交流会・合宿・キャンプに送り出してほしい。
小学校中学年
キャンプ経験も少しずつ積み重ねて、少しまわりを見渡す余裕がうまれてきます。ともだちづくりにもちょっと自信がでてきて、ディスカッションやディベートなどでは今までは大きい人たちのいいなりというか促されるままだったのが 突然意見を言い出すときもでてきます。(これは前の何も言わない時代を持っている子に多いです)⇒自分の意見を強く主張⇒受け入れられないと嫌な気持ちがする(でもまわりは根気よ聞く) 発表会やキャンプや合宿は「な~んだ。ぜんぜんこわくない。たのしみ!しっぱいしてもいいしほめられるもん!」と思うようになってきます。自分がとったCDの音(発音・ストレス・イントネーション)に自信をもちはじめる。テーマ活動では、一番自由に,すきな役に挑戦してほしい
です
<獲得目標:小学校高学年で聴く・話すの力に加え 読み・書きの力をつける>
小学校高学年
P内では小学5年生より 「パーティリーダー」として 活動において いろいろなしごとをしはじめます。自分がちゃんとやらないと皆がついてこないことを感じはじめます⇒反省ミーティングではつねに自分の悪かったところを指摘しています。プラス活動を待つまでもなく、文字というかスクリプトが読めたり、なんとなく英語の意味を予測しはじめる⇒書きたくなる。書き写しや意味調べがそんなに大変じゃない感じ(どちらかというと、いままでなんとなく自分の中でボヤっとしていたものが、はっきりしてくるような感じではないだろうか)キャンプ経験が多くなり、「ともだちづくりのコツ」を体得、どこでもいけるような気持ちになる。地方キャンプにもちょっと興味が。テーマ活動の場面作りでおもしろいアイディアがでてくる(これは幼児・小学校低学年などでじゅうぶんにごっこ遊びをしてきたことや物語体験が きいていると思う)。ディベートやディスカッションの積み重ねにより「自己表現力がついて」相手の話を聞き、受け入れた上で説得力のある内容の話ができるようになってきている。(これは数年来のディベートの積み重ねであると断言します)相手を尊重する態度・・・これは一番習得してほしい態度であり、ディベートでいつも最優先の項目にしています)「なるほど!」と思ったら 意見をかえることを恥かしいと思わなくてよい。相手になるほど!と思わせるにはとうしたらよいか・・⇒相手も納得できるよい意見をだせばよいんだとわかる。このころより 論理的に物事を考えることがおもしろくなってくる様子⇒(読み・書くチャンス!)「あっ これってなんか前やったことある」「これってこういう意味だったんだ」「書き写すとけっこうかんたんだ」最近では学校でも辞書をひかないようだが、辞書は しらべることによってしか得られない。 おまけの情報もはいってくるので、私は分厚い辞書をおすすめしています。よく使う表現ほどジュニア~とかコンパクト~とかいう薄い辞書を調べてもなんにもでてこないことが多い。(せっかく調べたのに・・・とやる気をなくしてしまう)一方、この頃から、「絶対アメリカなんかにいかないよ」といっていた子が「来年だね」というようになります。笑い話のようだが本当です。(突然行きたいといったときに ちゃんといけるように ラボ国際交流積立をしておきましょう) この年代は、失敗をおそれず、リーダーシップをとる勇気をもってほしい。
<獲得目標:中・高・大生年代で 自立へのレディネスを培う>
中学生年代
高校生は模試などで大変忙しいため ラボを休むことが多いので中学生は実質のリーダーの役目をしています。豊富な合宿体験・キャンプ体験 事前活動や国際交流経験を経て 「自分では気づかなかったもう一人の自分」に出会うできないと思ったことが 周りの雰囲気かなんかで できた! ⇒ 「えっ?これが自分?けっこうやるじゃん」という感じでしょうか(親を乗り越えようとする時期でもあります。ここは保護者のみなさまにお願い・・・ 本当にキャンプに送り出してほしい!国際交流にも・・・・)(日本の家族・自分という存在・ともだち 日本・世界・地球・宇宙について考えるときでもありますね)
この時期ががんばりどころ・・・CDの聞き込みも忙しさによりとどこおりぎみになるが 縦長の活動により幼児・小学校低学年の柔軟な言語習得能力にきづき、自分をふりかえるようになる⇒スプリングキャンプや中高大生発表など大学生年代が多数集まるところにどんどん送り出すとよい刺激になると思いますGMK活動(山梨高学年活動)や実行委員会活動にぜひ送り出してほしい。どんなところから「高校生留学したい」というかわかりません。気がつくと小さい子たちに慕われ、手をつないだり、知らないうちに膝にはだれかが座っている中学生になっている
高校生・大学生年代
キャンプや国際交流などでしりあったともだちは 国内以外に海外にもいる発表会などでは全体のことをよく考えるようになってきます。 これまでに出会った シニア・メイトやキャンパーなどに大きなあこがれや理想像をもっています。目標を実現するには努力しなければならないと知り、夢も失わないでいる様子 実にたのもしい!高・大生ともなると ラボを続けるのはもはや「本人の意志」でしかないのです。私はこの限られた時間に 「数多くの人と出会わせ」世の中にはいろんな人がいるんだなぁと知ることから、「夢をもつこと」に躊躇しない子たちを育てたいと思います。「自分の存在をよし」とすることにより生きていくことが楽しみであればなんと幸せなことでしょう。シニアメイト・留学試験に挑戦してほしいです。
そういえば、ラボの松本輝夫氏(理事)が以前山梨にきて、GMK(山梨高学年活動)に語っていました。
「君たちはとてつもなく忙しい。学校、部活、塾・・・ラボをやってると 睡眠時間もすくないだろうな。でも、君たちは、大人ができないこともできるんだ。興味をもってやりたいことをやる。できないと思うこともできるのだ。なぜかって?きみたちは こんなに若いからだよ!」 |
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