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満員御礼~大盛況!「ベビーサイン講座」
東京支部 山梨地区 夏活動報告 山梨地区 万行 恭子
1 「ベビーサイン」との出会いは 『ひろば@LABO』から
毎日『ひろば@LABO』の自分のHPの手入れをしながら、新着情報をチェックしています。『ひろば@LABO』は遠隔地のものにとっては教務そのものです。さまざまなテューター歴や会ったこともないテューターと、まるですぐそこにいるかのようにやりとりできます。おたがい自分の空いている時間に出入りしますから、少しの時差はありますが、ラボという共通のベースをもちながらの話は本当に楽しく意義深いものです。
中でも私のだいすきなHP「ことばのひろば」で、いつもおしみなく全国に情報を発信してくださっているのが、中部支部の榊原テューターです。榊原さんとお会いしたのは、ヴァージニア州での日米国際フォーラム・ファシリテーターミーティングでした。その時は一瞬の出会いで、素敵な方だなぁという印象だけをもって帰ったものです。その後ひろば@LABOで名前を発見した時、再び出会えたという喜びと、HPを拝見してラボっ子たちとの活動展開のダイナミックさに驚きました。なんとすごいのでしょう。もちろん、地区や支部の情報も発信してくださっているので、パーティ活動だけではなく、支部の活動内容の深さや活発さを他支部でも感じ取ることができました。
そこには、「ベビーサインの本」出版の話(著者は近藤禎子さんで榊原テューターのお姉さま)、ラボっ子のイラストの話、にいなちゃんの話(ベビーサインを習得中の赤ちゃんですばらしい事例が報告されています)が紹介されていました。読んだ瞬間、これからこの時代が来ると予想しました。はやくこの勉強をしたいと思いました。それで、すぐに、HPに書き込みをいれました。「いつか山梨にきてください!」と・・・そうしたら、すぐにでもきてくださりそうな嬉しい返事がかえってきました。地区でもプレイルーム年代の入会が増え、この年代のプログラムの研修の必要性を感じていましたし、私はラッキーにも地区代表です。すぐに、地区の10人のラボ・テューターのみなさんに「夏活動の一つのプログラムをさしかえて、ベビーサイン講座開催というのはどうでしょう」と提案しました。すぐに了承が得られ、ラボ・パーティ山梨地区研究会主催の「ベビーサイン講座」の実行委員会をたちあげることになりました。
2 満員御礼!~大盛況 「ベビーサイン講座」
何回も近藤先生・榊原テューターとメールで打合せをしながら、案内チラシづくり・配布方法・宣伝・取材依頼・後援依頼・当日のプログラム・当日のレジュメ・研修内容などをすすめていきました。地区研主催ですので、費用も自分たちで確保しなければいけません。定員は、講師の先生と相談し、0才~2才未満親子連れ30組、その他関係者30名としました。定員をオーバーしたら抽選もあり!としました。
案内チラシ1000枚【パーティごとの連絡先が入った10種類のチラシ】の印刷をラボセンターに依頼し、各パーティを経由して手配りしました。新聞や子育ち情報誌に掲載してもらい、広く一般にもよびかけました。テューターの協力のもと、定員はたちまち大幅にオーバーになりました。電話の向こう側で「まだ、間に合いますか?是非お願いします!」との熱心なお願いに、「ベビーサイン」にたいする関心の高さを感じました。
最終的には、親子連れ44組、その他関係者には、保育関係者、幼稚園経営者、妊娠中の方、ラボ会員保護者、テューターなど17名の参加があり、会場は赤ちゃんだらけのラボにとっては、あかるい未来を感じるような風景となりました。(ここにいる赤ちゃんがみんなラボっこになったらすてき!と思いましたとも!)
3 グーとパーで簡単!! 「ベビーサイン講座」
8月18日(水) 午後1時~3時 山梨県国際交流センター大会議室
講師の近藤禎子さんと榊原ラボ・テューターのティーム・ティーチングで、講座をすすめていただきました。
講座内容は以下の通りです。(近藤先生のレジュメから・・・抜粋)
【ベビーサインを始める前に】 【アイコンタクトからスタート】
【ベビーサインで会話】
親がサインを使うと赤ちゃんはコミュニケーション手段の一つと理解して、自分も表すようになる。
これを親がうけとめると赤ちゃんはどんどん使うようになる。(言語の発達と信頼感)
自分が話せば周りの人が喜んで答えてくれることを知り、会話の楽しさを知っていく。
【ベビーサインの効用】【ベビーサインから話し言葉への移行】
近藤先生の講義と実技(ベビーサイン)を展開しながら、1時間ほどでブレイクをとり、榊原テューターによるナーサリーライムで親子でてあそびでリラックス!最後は質疑応答で終了し、自然発生的にその日本を購入なさった方々へのサイン会となりました。
4 新聞に載った主催者名! ラボ・パーティ山梨地区研究会主催
ラボを広く知ってもらうために、いろいろなことをやっていますが、なかなかうまくいかないことが多い中、「ベビーサイン講座」という名前でたくさんの方々にラボを知ってもらうことができました。榊原テューターがちょっとした間にラボの話をしてくださり、エンディングの音楽が流れる中でも、「ラボの宣伝をしないの?今がチャンスよ!」といっていただき、思いがけずラボのことをお話する事が出来ました。大きな新聞記事になり、山梨県で広く読まれている山梨日日新聞の生活欄に大きく掲載されました。「ラボ・パーティ山梨地区研究会主催」という1行を発見した時は、嬉しくなってしまいました。今ブームのベビーサイン講座を開催することは、テューター研修にもなると同時に広くラボをひろめるよいきっかけになると思いました。
取材は、他にも、朝日新聞、テレビ局の取材があり、それぞれ掲載、放送されました。
5 講座を通じて感じたこと
近藤先生は、「ベビーサインはもともとホームサインで、皆が使っていたもの」とおっしゃいました。実際にベビーサインを教わったところ、そのほとんどが、現在使われている日本の手話と同じということがわかりました。身近に聴覚に障害をもっていらっしゃる方がいなくても、ベビーサインを勉強することで、手話を知ることにより、コミュニケーションすることができるようになります。
ベビーサインを身につけた赤ちゃんの話も印象的でした。言葉をはなせない赤ちゃんもちゃんと意思表示ができるらしいのです。「やっと言葉をおぼえて話せるようになったと思ったら(中学生ころになって)また、しゃべらなくなるんですね。」と先生。まったくその通りです。しかし、そこで、「小さい時(赤ちゃんの時)しっかり親子でコミュニケーションをとっていれば、わかるはず・・・大きくなって困っても、よく観察すれば、その子はなんらかのサインをだしているはず!」と続けられました。
コミュニケーションは、言葉のない赤ちゃんの頃から存在する。それを読み取れるかどうか、また、大きくなってしゃべらなくなったこどもたちがだしているサインを、どれだけよみとれるかどうか、私たち大人が試されているのではないでしょうか。
今回の講座は、赤ちゃんとのコミュニケーションでしたが、その内容は青少年とのコミュニケーションにもつながる大きな示唆があったような気がします。たとえば、総合ノート活動でこどもたちが書いている絵や活動中のちょっとした発言、しぐさをどれだけテューターが読み取れるか、また、中高大生にあっても、その発言や行動の端々にいろんなこと(サイン)を発信しているのではないでしょうか。それを読みとり、感じとることも、21世紀をになう青少年を励ます教育になるのではと思いました。
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