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一昨日からマサチューセッツ州ボストンに来ています。北米交流の有力な受入れ団体のニューイングランドホームスクールのコーディネーター会議に参加するためです。代表のジーナさんを中心に、ニューイングランド各州よりコーディネーターの方が集まって今年の夏の反省と2006年の交流に向けてのスタートの会議です。今日の8:30から夕方5:30まで、当たり前ですが全て英語の会議です。内容は、
*Team Approach: your job as cordinator,Gina as program Manager,Labo office, Deadlines,communication, expectations.
*Recruiting and successful orientations
*In Japan program
*New England Program 2005(ラボっ子の訪問)
*New England Inbound Program 2006
*Workshop{Japanese Communication-What is really being said?}by Shsnti
*Organizing yourself to be successful and meet expectaions
*Question&Comments
と言ったところ。
ラボからは夏の訪問の報告とそれに対するニューイングランドのコメント。総じて好評でした。ラボっ子は言葉もさることながら、溶け込もう、表現しよう、コミュニケイションしよう、相手の立場にたって考えよう、と言うような姿勢を持つ子は受入れ家庭にとっても満足のいくホームスティとなるようです。では言葉はなおざりにしておいていいかというとやはりできたほうがいいので、努めて英語を使う姿勢は大切です。それから受入れでは概ねよかったという前提で、こちらからはキャンプの装備のことや、受入れ家庭とコミュニケイションを図ろうとする姿勢(インターネットばかりにはまらない、アニメなどに興味を持つのはいいがそればかりを目的にして欲しくないことなど)を伝えました。しかしこれは裏返せばまったくラボっ子にも通じることだと思い、あらためて相互交流の要点を知った思いでした。そのほかコーディネーターとしての心構え、日程確認、各州の担当人数とそのホストファミリィリクルートに向かうにあたって、などが話し合われました。全体を通して感じたのは、国際交流は組織同士の固まったプログラムというより、担当者の熱意と手によって支えられている人の交流と言うことです。相互がこの交流に求めるものを持ちながらも、相手にとって何ができるかを一所懸命考え実行することが、交流を持続させる大きな力になると共に一人ひとりの成長に繋がると思います。それにしても今回出会った方々は何にも増して交流を強い情熱で支えてくれています。そのことを知り、本当に感謝しなければいけないと思いました。
さてボストンはその昔ピリグリムファーザーズがたどり着いたプリマスにも近く、町並みも歴史を感じさせる綺麗で落ち着いた佇まいです。小澤征爾が指揮を取ったボストンシンフォニーは投宿した宿の目の前、MIT、ラボもお世話になった鶴見俊輔先生が通ったハーバードも近くにあります。このハーバードの日本人の最初の卒業生は我が同郷の福岡・黒田藩から派遣された人です。縁を感じる??それから印象派で有名なボストン美術館も近くです!!昔から印象派好きの私は随分前ですが渋谷の文化村にボストン美術館店を見に行ったことがあります。その時見たモネの「睡蓮」や特に「ラ ジャポネーズ」は強烈な印象で残っています。その絵がすぐそこにあるんだ!!背景には浮世絵をモチーフにした扇子が描かれていましたが、印象派の画家は当時ヨーロッパに輸出されていた浮世絵を参考にし、中でも北斎はこのモネやゴッホなど印象派の画家たちに大きな影響を与えたと言われています。そういった意味で私は日本人の中で国際人を考えた時のひとりに北斎を上げます。昔アメリカの「タイム」が選んだ紀元後の歴史に名を刻んだ世界の1000人に日本人で唯一選ばれたのが北斎で、その時、然り、と思ったものです。しかし北斎の目は鋭い。彼の浮世絵のモチーフやまたその卓越した観察眼と描写力には本当に感動します。
*ボストンシンフォニーホール~こどもがたくさん見学に来ていた。
NEHコーディネーター会議の様子1~だれだあ、約1名はしゃいでいるのは!!


ワークショップの途中~右端がジーナさん

ボストン ニューベリーストリート~雰囲気がすごく素敵な通り・・・また来たい!!
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