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タイトル: 中国体験記5 ギャップ(桂林など)
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内容:
ギャップを感じる機会の多かった今回の中国の旅。中国交流に対する関心も東京と現地入りして他支部のテューター・ラボっ子たちと出会って、格段に違うことを知る。こんなすばらしい交流が行われていたとは。こんないい子たちが育っていたとは。こんなに支えてきた人達がいたとは。がーん。
飛行機の中でフライトアテンダントに、飲み物をもらう。私が英語でオーダーする。通じない。あら、と思って、ゆっくり繰り返す。やっともらえる。と、となりのラボっ子が堂々と中国語で注文し、お目当ての飲み物をゲットしているではないか。か~。自分がなんと情けないことか。
李校長先生ご自慢の鳳山温泉。日本の温泉施設を模した作り。北京の裕福な人達のリゾート地。たくさんの服務員(従業員)が、下にも置かぬもてなしをしてくれる。というか、なんでこんなに服務員がいるの?温泉の湯に入るたび、段差のあるたび、階段のたび、ドアのたびにアシストしてくれる。そこで伸びやかに過ごす生徒たち。そのすぐ側には、貧しい生活。この温泉の建設が進めば進むほど、この人たちの生活とはかけ離れたものになり、やがては住む場所を追われるのだ。
そして桂林。なんとすばらし景色。本当に墨絵。雨上がりのもやがぼおっとかすんで、えもいわれぬ情景である。晴れていれば、水に鏡のように映るのだろう。どんな天気でも現実とは思えないほどの美しさだ。
私たちがこんな風景をながめながら離江下りをしているその船に、竹の筏でやってきて、ものを売る人々がいる。行く先々でも、物売りに囲まれる。小さな男の子が、Hテューターのコートのすそをしっかりつかんで放さない。涙でぐしょぐしょの顔。毎週来るキディさんの男の子そっくりのその顔。教育もなく、職業訓練もうけず、観光客に依存している暮らしがある。桂林空港に着いたとき、ほとんど人がおらず、だだっぴろいがらーんとした空港に驚いたが、帰りはゲートまで並ぶお店。いくらなら買う?とついてくる店の人。
北京から遠く離れたオプショナルツアーで、フライトスケジュールに振り回され、北京に帰ったのは夜中。翌日は上海に発つ。
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