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タイトル: 中国体験記4 北京
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内容:
幸せなマグロ、ししゃも状態ですっかりリフレッシュして、3日目は万里の長城へ。北京は政治の中心、歴史的建造物、近代的なビル、そして鳳山温泉や万里の長城も北京市だ。おっそろしく広いということだ。北京にのびている万里の長城には八達嶺長城などがあり、私たちもそこへ行った。
八達嶺長城(バーダーリンチャンチョン)は北京周辺では最も早く修復された観光用の長城ということで、多くの観光客でにぎわう。登城口から左は急勾配、右はなだらかである。人が行かない方をということで、私は事務局のMさんと左へ行った。右の方へ行った人々が長城の上にありのように見える。九州の梅木Pの参加者がそろいのオレンジのシャツで、アリの行列の中でもよく目立つ。さっそく物売りの攻勢にもさらされながら、素晴らしい景色を堪能。よくこんなの造ったな、という感じ。だって、本当に広大で険峻を極める地だ。この峰を馬が越えるのか?もちろんはじめは土塁のようなものだったらしい。それが何百年も作り続けられた結果こういうことになったわけだが、破られるときもあっさり破られている。この峰に何十万という大軍が立ったことを想像する。だいたいそのための兵糧は?スケールがちがう。
夕方、民族飯店に戻り、再チェックイン。ここでテューターたちは予め申し込んで置いたホームビジットに出かける。私は三男がお世話になった幼稚園の先生が結婚されてご主人の駐在でいらっしゃるので、日本のおみやげをたくさん持ってお会いすることになっていた。この先生には次男もお世話になっており、息子たちの成長目を見張るばかりに聞いてくださる。まだお子さんもおられない新婚さんで、ご主人もご一緒。民族飯店まで迎えに来てもらって 楽しい外出。
北京で行きたかった場所のひとつに故宮がある。しかしスケジュール的にどうしても時間が取れない。そこで故宮を見渡せる景山公園にいくことにした。景山公園は金代の12世紀に北海を掘ったときにでた土砂を積み上げたものを元のフビライが皇族専用の庭園としたことに始まり、明代にさらに積み上げ、明最後の皇帝はここで皇后・皇女とともに果てている。清代に「景山」とされ、皇室の神聖な場所とされた。ここからの眺めは本当に素晴らしく、夕闇迫る紫禁城と北京の街をいつまでも見ていた。うすぼんやりとしているのは黄砂か?
麓では多くの北京市民が踊り、歌、ゲームなど、様々に興じているのもすばらしい。鍵子(チェンツ)という、バドミントンの羽のようなものを蹴鞠そっくりのやり方で遊ぶ競技をやっているグループがあり、それは何、どうするの、といろいろ教えてもらううちに、あげるよ、ということになり、いただいてしまった。じゃあ、お礼に日本のお菓子でも、と差し上げようとしたが、遠来の客人をもてなすのは北京人の誇りのようにいうので、ありがたくちょうだいすることにした。(と、先生のご主人が通訳してくれた)
景山公園を出たところでタクシーをひろう。ちょうどイギリス人が下りてきた。楽しんでる?なんて英語で話したら「ちょっと、英語分かるの!?」とすがってきた。この人たちはタクシーの運転手がホテルを見つけられなくて、そこで下りることになったのだという。英語・日本語・中国語でやりとりしていると、野次馬がワイワイ集まってきてしまい、これはやばいとお互い察知して、分かれる。英語がむしょうになつかしい。
夕食は全聚徳という北京ダックの専門店。タクシーの運転手が「その店はベストチョイス」みたいなことをいう。前門のその店に行ってみると、よくにぎわっている。ここを訪れた有名人の写真がはってあった。ロック歌手や俳優、カストロ議長、海部さんもあった。味?そりゃもう、おいしいのなんの。付け合わせの冷菜のほかは北京ダックだけをひたすら食べまくった。そういう店。デザートには、近くの店にいってヨーグルトを食べた。
天安門広場を通り、デパートへもちょっと足を踏み入れて、民族飯店へ帰る。明日は桂林へオプショナルツアー。
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