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タイトル: 中国体験記3 鳳山温泉
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内容:
民族文化宮での20周年記念式典のあと、民族飯店に戻って昼食会。私は月壇中学の先生方と関東地方のテューターたちと一緒のテーブル。何というおいしい料理!!中国料理って、こんなにおいしいのか、と、初めて知った。先生方と楽しい会話。私のことは「三人兄弟マーマ!」と驚かれる。それ以来、誰それをつかまえては話すらしく、何人かがわざわざ見に来た。私はアルコールはパスなので、水を注文するためにその中国語をおぼえた。
食後の短い時間を利用して、民族文化宮のバザールへ行ってみる。すごい熱気!もうだめ。とてもついていけない。と思いながら、すいていそうな二階へ行くとパールや玉を売っている。オオクニヌシをやっているのでラボっ子たちへのおみやげは、石と決めていた。ごろっとしたきれいな石を想像していたのだが、ここで売っていたのは、彫刻を施した玉だ。昔のお金をかたどった小さな翡翠の玉のブレスレットと、水晶をバラの形に彫刻した指輪を買う。これはいい!以後私の買い物の路線を決定した。初めは圧倒されていた買い物だが、長野のYテューターに触発され、次第に気が大きくなり、値切ることもできた。
民族飯店をチェックアウトして、バスで鳳山温泉へ向かう。ラボっ子たちもホストも月壇中学の先生方も一緒だ。ラボ側としては、「キャンプ」体験を、ということだったのだが、時期的にアウトドアは無理な上にこの人数が一度に泊まれてアトラクション的にも適しているのは、ということで鳳山温泉度暇村になったという。それにしても、どうして温泉なんですか、という疑問があるでしょう?日本に何度かいらして、地元の温泉で接待を受けた体験のある李校長先生の提案らしい。遠来の客をもてなすには、温泉だと。その温泉は日本の鄙びたイメージのものではなく、いわばハワイアンセンター。エステもある。北京の上流階級が、余暇を過ごすための施設で、共産主義のイメージと異なる。私たちが泊まったのはホテルタイプの部屋だったが、隣接した別荘地には、カリフォルニアタイプの3ベッドルーム、温泉プール付きの豪邸。夕食がまた、最高においしかった。やばいぞ、食べてばっかり。
日本を出るときすごい花粉症で、声も出なくなっていた私は、北京について、花粉が全くないのはよかったが、すごく乾燥しているので、ノドを保護する服を着て、夜寝るときはマスク。温泉がありがたかった。全身エステにも挑戦。あんなにお腹いっぱい食べて、ポンポンのお腹をエステシャンが押す。うわー、充填豆腐。このならびの部屋でテューターが何人もマグロ状態になっているのかと思うと笑いがこみ上げてきた。足マッサージの方へ行くと、なんと、今度はししゃも状態!!事務局やテューターたちがししゃものように同じ方向に寝かされ、顔の上にはキュウリの輪切りで誰が誰だか。これは笑えますよ。お湯もいろいろな種類あり、温度あり、あっちに入ったりこっちに入ったり。水着なので、テューターと事務局が混浴。なんだか、うそみたい。ラボランドでもかみなりちゃんの大浴場で混浴、っていうのも、いいかも。
ラボっ子たちもあっちに入ったり、こっちへいったりと、結構楽しんでいる。ラボランドの野外活動のような、開放的な顔つきになっている!来てよかったね。ホストがなにくれとなく面倒を見ているのもほほえましい。
鳳山温泉度暇村のまわりには、普通の住民が住んでいて、温泉施設を建設中。彼らとその生活ぶりと、温泉施設、それを利用する人とのギャップが激しい。この人たちは?と聞くと、そのうち出ていくだろうという。以前は人民公社で、自給自足だったのだろうが、そこに温泉がでて、いずれ地元の人は出ていくのだ。李校長は中国の発展をいろいろ見せてくださったが、逆に、いろいろな矛盾も見ることになる。
交流会ではラボっ子たちの西遊記の発表、中国の学生の楽器演奏、踊りなどあり。日本文化紹介コーナーでは、関東はすもうの着ぐるみをもっていったので、それを着て写真をとったり。例の大きなホストがにこにこして着ぐるみを着てくれる。ホントに横綱。
ひとつしかない地球を、全員で歌う。昨日の民族文化宮の時よりずっとリラックスして、本当に素晴らしい交流をみせてくれた。これからまたラボっ子たちはホームステイだ。テューターたちは万里の長城へ行って、民族飯店へもどる。
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