☆CHOO CHOO, The Story of a Little Engine who Ran Away-
いたずらきかんしゃちゅうちゅう の発表を終えて~
Now is My chance! と言って走り出す機関車ちゅうちゅうから、チャレンジ精神とパイオニア魂を学んだテーマ活動でした! “Chance” ”Challenge” ”Change” という国際交流の3Cも思い浮かんできました。
一人ひとりが輝いたのが嬉しいです。 体調が優れない子、怪我しても頑張って出た子、その他にも入院して残念ながら出れない子もいました。 その子のカバーを皆が相談してやってくれたことは、きっと忘れられない出来事だったと思います! そして、この体験が子供たちの成長のワンステップになることを願って、また元気いっぱい前進します!
今回のテーマ活動は、CHOO CHOOの姿が心に焼き付くように、絵本の中から拾いたい場面を出し合いました。 そこからいろんな仕掛けをしてスタートしていきました。
A)まずはお話の中で遊ぶ材料を探す。
① ジェスチャーゲーム
② お話の舞台になっている表ページ表紙の絵を、絵本「ミッケ」のように絵を仕立てた。
③ 間違い探し付きリスニングシート
④ お話テーマ活動マップ作成
⑤ 跳ね橋ジャンプシーンのクルクル絵本
⑥ リスニングシート
⑦ ちゅうちゅうの町マップを共同制作
⑧ ちゅうちゅうじゃんけん
⑨ 誉め言葉が満載! What a smart (fast, beautiful) little engine! ‥等
B)Jim, Oley, Archibaldの存在~
役どころを話し合う。 ちゅうちゅうの言葉と決意→京都鉄道博物館へ行くことに!
C)時代背景からテーマ性を発見
アメリカの大鉄道時代、ゴールドラッシュ
D)「かんた君の機関車のブレーキはすごいなぁ~!」
走りまくるかんた君のエアブレーキの表現から、みんなの反応が前向きになっていった。
E)「おじいさんの存在は人生の道しるべ!」
最初からおじいさん役の希望していた圭亮君の思い→ちゅうちゅうを優しく見守る仕草が、、、
F)セリフを「覚える」⇒「語る」への道のり
大学生のみほ, ももこ—小さい頃と違ってすんなり覚えられない。 なぜ???
G)テーマ活動は生き物・一過性~
毎回違って良い、むしろ違うほうが面白い!
本番はいつもと違っていた表現!
H)こはるちゃんの日常~
・ほぼ毎日「おはなし日記」を描いている。 ・ちゅうちゅうの他にも聴いて絵も描いている。
・家での一人テーマ活動~いろんな役を楽しんでいる。 (おじいさんの表現‥等)
I)自尊心、自己愛、うぬぼれ=self-esteam それとも 自己存在証明=Identity
J)合同ラボ→物語を音楽のように皆で奏でる!
少なくとも5回~6回 やはり回数が大切、何回通せるか。
発表前日の合同ラボ~時間をはかると、27分強! 全員揃わない中での緊張感もプラスに!
〇成長が見えたところ~
キディラボっ子から大学生までが、互いの思いや主張を活かして表現できたと感じています。 大学生2人が小学生、キディグループにも参加して、まずは仲良くなることから意識しコミュ二ケーションを深めてくれました。 中学生も小学生、キディたちとテーマ活動の中での互いにやり取りが出来るようになっていきました。
ex:①古い線路に入って行ったCHOO CHOOを見守るおじいさんの表現→「ここでどうする?」
②跳ね橋のジャンプの場面→「炭水車はどこでおちる?」 「CHOO CHOOはどこでおちる?」
③きじゅう機の表現で巻き込む→「皆でやったら楽しいやん!」
④絵本にはないが、森のウサギ穴の表現が生まれるきっかけが出来た時→「一緒にやろう!」
〇共有したテーマ~ 「パイオニア精神とIdentity・アイデンティティ」
1848年、約170年前のアメリカは、ゴールドラッシュに沸いていました。 アメリカがまだ若かった良き時代、フロンティア魂にあふれた人々が西へ西へと進んでいきました。 それから1869年には、アメリカ大陸横断鉄道開通となり、長いレールが人や物資を運びアメリカを発展させました。 それがCHOO CHOOの舞台!『機関車CHOO CHOOは、人がいっぱい乗った客車と、手紙や荷物でいっぱいの貨車と炭水車をひいて、小さな町の小さな駅から、大きな町の大きな駅へ走っていきます。』 ワクワクするCHOO CHOOのことばから感動が生まれました。
CHOO CHOOのセリフと思いは、しばしばラボっ子たちと共有しました。 小さい子にも分かりやすく、初め走り回る表現だけに見えましたが「走りたいの?」と聴くと、にこにこ顔で「走りたい!」と言うちゅうちゅう役のこはるちゃんとかんた君の気持ちは、次第に皆に伝わるようになっていきました。
〇テューターとして心がけたこと(立ち位置や言葉かけ)~
・一人ひとりの気づきをテーマ活動に反映したいと思いました。 ノート記録から皆にも見えるように表にして意識出来るようにしました。 また、表現の気づきは絵に描きマップにして見えるようにしました。
・なんと言ってもリスニングあるのみ、合計100回以上のリスニングシートに工夫。
・大学生2人には、「英語は語るように意識してやろう!」 日本語もCD通りじゃなくていいとも言い切りました。 「覚える」のではなく、言いたくなるようにまで追いつめて!
・「絵本の絵を読む!」 よく見ると絵が詳しく描かれていて、実に面白いのです。 実際にあった場所ではないかと思えるところもありますし、前表紙からおはなしたどりが出来ました。
・ナレーターの子には「ナレーターも役柄があるね。」「聴いていると何かニュースキャスターが報道しているように聴こえるね。」と声かけしました。 ことばにリズムがあって言いやすいようでした。 |