
第八森の子どもたち
エルス・ペルフロム 作
ペーター・ファン・ストラーテン絵
野坂悦子訳
福音館
12歳のノーチェをとおしての第二次世界大戦末期のオランダのアルネムで
連合軍とドイツとの激しい戦闘場での疎開先の生活がフィクションとして
書かれている。
第八森と名がついた意も作中に。。。。
作中にノーチェが幼子に語るお話に「てふくろ」ウクライナの話がでてくる。
ノーチェが疎開先から町に戻るところで物語は終わる、ノーチェが気が付いたことは
すべてのできごとには、どうにもならない流れがあって一端始まったことは、
元にはもどらない。。。と。
こどもとはどんな状況があっても 遊んだり学んだ俐しながらふつうに暮らしている、
ふつうのこととして。
おとなになってそれは ふつう ではないと気づく、文面でもなまでもその記憶は
遺産としてそこから学ぶことで先に進む。 |