サマーキャンプ黒姫5班 2011年8月8日~11日
小1のヨシ 小2のToy Yuk Tai Mao はキャンプ初挑戦の期待半分不安半分。
小6のTomo フラ は黒姫登頂を狙っての参加。
中2のSKとSYはへいぐんキャンプや北米国際交流も経験しているベテランさん。
それぞれの思いをのせて、いざラボランドへ!
8月8日 月曜日 晴れ(初日)
朝8時に自宅を出て9時10分すぎにはさいたま新都心に到着。10時の集合にはちょっと早すぎかと思ったけれど、もう駅には緑のラボハットがちらほら。バスは予定より早い10時10分に出発。
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これから黒姫にいってきます! |
ラボランドについたのは3時すぎ、バスを降りるとすぐにそれぞれのロッジにむかいます。小1のヨシと私はいっしょのナイル2へ。ロッジに入るとまだ人が少なく、シニアメイトの指示で荷物やごみの整理をして、名刺と水筒を持って活動部屋へ。シニアメイトにニックネームの名札をつけてもらって、先着組と名刺交換をして過ごす。ヨシ名刺を手に無言で何人かと名刺交換をしている。バスがすべて到着すると開営式、シニアを先頭に外へ。ぐるんぱ城の前にすべてのキャンパーが集合した。開営式では、スタッフの紹介やシニアメイトによる「ももたろう」のパフォーマンスも。おわると野外活動のセレクションやロッジマザーミーティングなどがあり。5班は一番人数が多いとのことですが、見たところ例年並みのイメージです。
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開営式風景。 |
ロッジ活動は、共通ソングバードのホキポキ、ピニョンピルリン。ともにシニアメイト初体験のぴよちゃんとビーバーは、明るく元気で好印象。ホキポキも正しい振りつけで正しく歌うのがかえって新鮮です。ロッジの目標をきめようということになり色々な意見がではじめる。暴力的な事はいけないという意見が女の子たちから多数でて驚く。やんちゃな男の子たちが多く、大学生に甘えてからんでいる様子が、気になるようだ。遊びと暴力の境界線が難しい。キャプテンをやりたいという小学生が複数いたが、「これからシニアをやる中高生にキャプテンをしてほしい」とのシニアの希望で、中高生二人にきまった。
野外活動の希望もとる。ヨシはが野尻湖に行くので私も同行することに。野尻湖に行くのは、はじめてなので楽しみ! 黒姫登頂のセレクションには24人のところ60人も集まったとのこと。パーティから登頂を希望していたTomとフラは、どうだったかなと思う。
7時すぎていたが、「ももたろう」の導入ゲームまでやってこの日の活動はおわり。
宿泊責任者のためカギを渡された。点呼をしようとすると、寝てから数えるという。4班ではそうしたからそれでいいとシニアの言にしたがって、布団をひいてから人数をかぞえておわりとする。(二日目からは一人づつ確認しました)
8月9日 火曜日 晴れ(2日目)
朝4時過ぎに目が覚めた。すぐ隣の集雲堂から登頂隊が出発するのを見送る。4時50分。フラのすがたをみつけたがTomはみえず。
朝の集いは全体で行った。ももたろう体操とやらで体をほぐす。
朝ごはんが終わると、お弁当と水筒を持って、野外活動へ。野尻湖への出発はいちばん早くて8:00集合。ラボランドから森の道を下って徒歩で野尻湖へ向かう。森をぬけ川をわたり、畑の道をとおり、変化がある楽しいハイキング。黒姫山に雲がかかって見える。Tai, Toy, Yukも一緒で、やれ疲れた足が痛いといいながらも、歩く歩く。ヨシは荷物がもちにくいのか重いのか、何度も立ち止まっては背負い直す。しまいには、中の荷物を少し引き受けた。Toyはリュックが小さかったからと言って、シニアが貸してくれたらしい。紫のリックを使っていた。Yukは元気で汗だくになりながらも、休憩中も走り回っていた。
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野尻湖に向かうハイキング |
一時間半ほどで、野尻湖に到着。遊覧船は10時半発、船内はエアコンが効いて涼しい。行きは野尻湖をぐるりとまわってから弁天島へ到着。木陰でお弁当タイム、持ってきたサンドイッチをたべる。まわりは蝉の抜け殻がいっぱい。となりの男の子がアリにキャーキャー言っている。野尻湖で釣りをする人や、泳ぐ人の姿も見える。食べ終わった子たちから、島を散策したりネイチャービンゴをはじめる。先発隊に乗り遅れたToyは、いそいで食事をすませると、私とヨシを待てずに一人で散策へと消えていった。ヨシと私も島の中ほどの階段を上って行くと神社があった。お参りをしたらもう集合時間。12時の船で帰る。帰りは最短距離で乗り場へもどり、そこからはバスで10分でラボランドに到着。
ロッジに帰っておふろタイムとお昼寝タイム。ナイル2のロッジマザーのこうめちゃんとテューターラウンジでのんびりしていると、トンチン1のなおチューさんにおいでおいでされた。Naoがホームシックだとのこと。初日の夜からフラが登頂で不在だったので、ちょっと心細かったかも。でもその後はだんだん慣れてきたようで、楽しそうな様子を見かけてほっとする。
お昼寝後のおやつタイム、冷蔵庫でよく冷えたバナナをいただく。おいしい! これはおすすめ。
ロッジ活動中に黒姫登頂隊が到着との放送がはいり、みんなで出迎えにでる。ステージにならんだ登頂隊はガイドさんとコーチ他24名。フラの姿も見える。ちょっと恥ずかしそう。みな登頂の記念に証明書をもらって満足げ。
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高学年プログラム |
ロッジでは小5のEがホームシック。小3のBも泣いたり笑ったり。その一方でヨシは私にはおかまいなし。マイペースで楽しんでいる。テーマ活動の話し合いにしても、男の子たちのまねをして、積極的に手を挙げて発言。たのもしい。
今日はインストルメントソングもやる。小グループごとに音の表現を考えるもので面白かったが、ロッジマザーのよしこさまは、シニアにちゃんとしたものを見せてほしかったとひとこと。
夜は高学年プログラムに繰り出す。ソングバードを踊っているぐるんぱ城前の様子を見てから、フォークソングの集雲堂へ行くとフラも参加していた。ホキポキのラインダンスを踊りきって終了。他にナイトハイクのグループもありました。
8月10日 水曜日 晴れ(3日目)
朝のつどいはロッジごとに、集合写真を撮ってから、姉妹ロッジといっしょにキャンプソングなどで目覚まし。
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朝のつどい風景 |
午前中のプログラムは「ももたろう」の世界を楽しむ企画で、少人数のグループでコーナーめぐり。広いラボランドじゅうにいろんな楽しいコーナーが設置されました。私のお手伝いした「墨絵でももたろうを描こう」というコーナーでは、大きな布や半紙に墨で自由に絵を描くと、あじのある作品ができあがりました。ほかにもきび団子をたべたり、本物の背負子や石臼があったり、高い鬼の門を乗り越えたり、とても面白そうで午前中だけでは回りきれないほど。さいごは玉入れで鬼退治をしておしまい。
昼には、おたのしみのバザー。ロッジごとのお店にみんなの力作が並び大盛況です。東北の募金やキャンプのバッチを売るコーナーもありました。
午後はロッジ活動と姉妹ロッジ交流会。交流会では、となりのロッジと「ももたろう」の発表をし合ったりソングバードで盛り上がりにぎやかに過ごしました。
夕食のあとはキャンプファイヤー。ところがパラパラと小雨が落ちてきたのでしばし待機、のち雨具持参で外に出ました。幸いキャンプファイアー中には雨は降らず、しみじみとキャンプの終わりを感じながらロッジにもどると、わかれのつどいです。部屋を暗くして、ひとりづつ感想を言います。ヨシも「3泊4日ありがとうございました。とても楽しかったです」としっかりした口調で感想をのべ、まったく感心してしまいました。
8月11日 木曜日 晴れ(最終日)
翌朝は、朝ごはんの片付けがおわるともう帰りのバスが待っています。大阪や仙台など遠方へ帰るバスから順に呼び出しがかかると、みんなでお見送り。「いってらっしゃ~い」「いってきま~す」と送り出しました。
さいたまへ帰るバスに集合したみんなの姿は、キャンプでの経験がいっぱい詰まって、ひとまわり逞しくなったよう。初キャンプの子たちも、ロッジでなにかと働いたであろう高学年たちも、それぞれが元気で楽しんできた様子でほんとうによかったです。
帰りのバスでは、Taiが腹痛を訴えて少し心配しましたが、お弁当を食べたらすっかり良くなりほっとしました。そのお弁当も、Taiは自分の分をすっかり床に落としてしまったため、バスのみんなから分けてもらったものでした。道路の混雑もなく埼玉にもどってくると、外の暑さにびっくり。あー黒姫は涼しかった!とはじめて実感。
お迎えのみなさんに無事を報告して解散し、楽しいキャンプはおわりました。