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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ラボ教育センターが運営する英語コミュニケーション団体。
1966年に発足。創立者は詩人の谷川雁。
1 組織・活動
2 キャンプ
3 関連人物
4 その他
組織・活動
その授業は主に、テューターと呼ばれる教師個人の家に小グループの子ども達が集まる形(パーティー活動)で行われる。各グループは「○○パーティー(○○はテューターの姓)」と呼ばれる。テューターは一定水準以上の語学教育能力を持ちながら家庭に入っている女性が中心。組織は全国に広がり、数万の会員がいる。谷川雁は左派として知られたが、ラボ・パーティは教育機関として政治的、宗教的中立を守り、特定の政治、宗教団体との関連も特に認められない。
原則、幼児から大学生までを会員とし、会員の通称は「ラボっ子」。 授業は英語等外国語の劇や、ソングバード(SB)と呼ばれるアメリカ、韓国、スペイン等世界中の子供達の歌を歌い、踊る活動を中心としており、これらは「テーマ活動(TA)」と呼ばれている。 毎週一度開かれるパーティー活動の他、地区や支部単位での活動がある。 更にラボ・パーティ全国レベルの活動として、サマーキャンプ、ウィンターキャンプ、スプリングキャンプなど全国からのラボっ子の集まるキャンプや、親子で参加することの可能な「ファミリーキャンプ」などが行われている。 また、活発な国際交流活動の歴史も長く、1972年より北米を中心とした一ヶ月ホームステイや1988年には高校生1年留学を行い、諸外国からのホームスティの受け入れ等も行っている。現在は交流の範囲をアメリカ、カナダ、オーストラリア、韓国、中国、メキシコ、ニュージーランド等に広げている。
キャンプ
スプリングキャンプは現在黒姫ラボランド、沖縄で行われている。
サマーキャンプは現在ニセコ、蔵王、五箇山、黒姫ラボランド、ユツボ、平郡で行われている。
ウィンターキャンプは現在蔵王、黒姫ラボランドで行われている。
キャンプでは、ラボっ子たちは割り当てられた各ロッジ(活動場所)ごとに班として行動し、「シニアメイト」と呼ばれるリーダーが年下のラボっ子をまとめ、プログラムの進行を行う。 シニアメイトになる事を希望するラボっ子は、原則として高校生以上で、「シニアメイト」登録を行った上で研修を受け、その後晴れてロッジ活動を運営する事になる。
シニアメイトの上に、「大学生コーチ」が存在している。大学生コーチは多くのシーンでラボ活動の企画・進行を事務局に代わって行う。 そのため、大学生コーチ会議で決まった事は、全国のラボ活動に影響を及ぼす。キャンプにおいても、シニアメイトに対する指示を行う等、キャンプ全体の進行を大きく担っている。 資格としては、大学生である事が原則である。
関連人物
作家のC・W・ニコル氏はラボの黎明期から現在まで深く活動や関連著書、教材の作成に関わっている。
THE BOOMのヴォーカル、宮沢和史氏はラボっ子卒業生の中で最も著名な人物の一人で、ラボ・パーティ40周年記念イベントでラボっ子、テューター及びラボ事務局員のみを対象としたコンサートを行ったり、ラボオリジナル教材の為の書き下ろし曲(ひとつしかない地球)の提供をする等、その活動に関わっている。
作曲家、編曲家の牟岐礼氏は、教材の制作等に多く携わっている。
慶応義塾大学名誉教授で言語学者の鈴木孝夫氏は、関連著書の執筆等、初期から深く活動に関わっている。
その他
「七カ国語を話す日常がある」のヒッポは黎明期に枝分かれした団体である(現在活動の提携はない)。
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