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月に一回、実施している、「クロスロードくまもと」という会で、2006年2月と7月に熊本県立大学で英語を教えているリック=レイブンさん(英国出身)に「外国語の身につけ方・・・中国語習得の後、日本語を学んだ経験から」というテーマで、お話を伺った。その中で、リックさんが力説していたのが「多読の必要性」。
なんと2月は満席で、参加者一人一人にカードを配り「言語習得上有効だと信じていること」を書いてもらった後に意見交換をしながら、言語習得について話しあっていたのが、時間が足りなくて、reading, vocabulary, computer-mediated communicationの三点に絞って話を展開された。
今、話題の”多読”を勧められた。ご自身が日本語を学ぶ過程で愛読しているのは村上春樹の作品だそうだ。現在、大学生の英語指導をされていて痛感するのは学生達が読んでいる英語の量が少なすぎること。英語読書量が少なすぎるという。また、読む本を選ぶとき、98%理解できるような本を選ぶのがポイントだとか。
7月には、大学の教室で、実際に多読用の本をたくさん見せながら、学生達にやらせているという、ブログの話へ。たくさん読んで、たくさん書く。毎週一冊の本を読み、書評をブログに書いていくことで、世界に発信する英語力をつけ、かつ、同好の士とのやりとりも楽しもう、と、クラスでは指導されているようだ。
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大学生になった人たちと、ラボっ子たちの条件は同じではないが、「多読」実はラボでみんなが実践していることだよね。「多読」というより「多聴」ですか・・・?中高生になったら、「多読」も、もちろん、しているよね。意識していない人が多いかもしれないけれど、小さいときからたくさん聞いたお話、たくさん楽しんだテーマ活動、歌やナーサリー、全部、みんなの中に眠っている。活性化させるチャンスはいつでもあると思う。そう、思い立った時。
ラボで育ったみなさん、おうちにたくさん英語の本ありますよね?「ガンピーさん」や「はらぺこあおむし」「わたしとあそんで」から始めて、「ジュリアス=シーザー」で仕上げはいかが?学校の文法で悩んでいる人も、たくさんの本を読んでいるうちに、「なんだ、そういうことか」と、ストンと納得する時が来る。「習うより慣れろ」って言うでしょう。
やってみよう!
学校ではlearn about English(英語について学ぶ)が、learn English(英語を学ぶ、身につける)まで、なかなかいかないのは、たくさんの英語にふれないから。母国語でも読書や新聞を読むことで学ぶことは多いはず。
ラボっこで多読に挑戦したい人で、ラボライブラリー以外にも読みたい人は、我が家へどうぞ~!1ページ英文一行の絵本から、「ボーンアイデンティティ」三部作までそろっているよ。私のお薦めはロアルド=ダール。
文句なしにおもしろい!「チョコレート工場」の映画でおなじみですが、大人向けの短編もひねりがきいていてぞくっとします。昨年(2005年)、大学受験の模試にも出題されていましたよ。
でも、ライブラリーの英語って素敵だよ~。英検一級にもたくさん出題されているよ。耳から入った英語は、体が反応する。たくさん聞いて、たくさん読んで、世界を広げよう!! |
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