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私は、アメリカのマサチューセッツ州に行った。
始めはホームステイに参加することが怖くてたまらなかった。
ステイが始まっても、日本に帰りたい気持ちと、何をしにアメリカに来たのかが、
頭の中で戦っていた。
ある日、ホストが「私たちは湖に泳ぎに行くけど京香も行く?」と
部屋に飛び込んできた。思わず私は「YES!」と答えていた。
英語がはじめてはっきりと聞き取れた瞬間だった。
その時、自分から耳と心をふさいでいたのかもしれないと気づいた。
私に足りなかったのは、自分から話しかけること、自分からチャレンジする
ことだった。
それからは、キャンプに行った時も、ホストの友達ともすぐに仲良くなれた。
キャンプでは、聖書の勉強をして、日本の文化とはまったく違うことも、不思議と
自然に理解しようとしていた。
ホストは、私と同じバイオリンが趣味の女の子だった。ホストのおかげで、
バイオリンのレッスンにも連れて行ってもらったし、いろいろと趣味があった。
でも、私と違うと感じたのは、両親にいつも笑顔で「ありがとう」を
伝えられる子だったこと。ささいなことで親に当たったり、
怒ったりしていた日本での自分が恥ずかしくなった。
国際交流に参加して、こんなにたくさんの事に気づけるとは思っていなかった。
視野を広げて自分の目で、周りをよく見ることが大切なんだと、
今はそう思うようになった。
東京支部 木村文枝パーティ 中学1年 朝枝京香
「2013国際交流のつどい 激励隊に選ばれて」 |
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