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相変わらずのコロナ禍での活動。
対面ではできているものの、いつオンラインクラスになるか分からない不安を抱えていました。
また通常ならば、幼稚園児さんから大学生まで一緒に発表に出るために
土日や祝日に合同練習の時間を取るのですが、
合同練習で大勢が集まる事自体が難しい。
テューターとしては、みんなで一緒にやり、縦長異年齢の良さを味わってもらいたいという想いがある中、
苦渋の決断で、春の地区発表会には、
中高大生クラスだけでエントリーすることにしました。
クリスマスに素晴らしい発表をしてくれたキディさん、小学生には
本当に申し訳ないけれど…
今年ばかりは、安全第一に考えました。
中高大が選んだお話は、眠り姫。
・ラボらしく、身体表現で色々表現できそう。
・小さな子たちにとっては役も少なく、動きも少なく、すぐに飽きてしまいそうだけど、
大きい子たちだけだからこそ、グリム童話(ペロー童話)という骨太の昔話、メルヒェンに取り組みたい。
と、満場一致で決定しました。
単純なお話のようで、奥深い教訓がある感じもするとか、
ヨーロッパの時代背景を考えると、姫は自分の意思で結婚する事もなく、眠り続けているようなもの。
そこから助け出して幸せを運んでくれる人を待っている感じが、今よりも昔の人の方が共感できそうとか
いろんな意見が出ました。
13番目と、糸紡ぎしていたおばあさんは同一人物か否か! そこも最大の争点でした。
眠りは姫を中心に放射線状に広がっていくのかな?
いばらは、どんな意味を持つのか? 単に秘密を隠す、眠りを妨げる者から守るだけ?
どうして100年なの?区切りが良いから?
100年も前の人と恋に落ちても話は合うのかな?気持ちは合うのかな?
とても面白い話し合いができました。
また、高校生が、ドイツ語のグリム童話を全部書き写してきて、
それを一語一語対訳し、ライブラリーとの差はほとんどない事を発見したそうです。
糸紡ぎしているおばあさんは、ドイツ語のミセスという意味の言葉で言われているから
このおばあさんは結婚しているんだと分かったとのこと。
おばあさんは、塔のてっぺんで糸紡ぎしていたけど、旦那さんはどうしてたんだろう?
もし、家が城から離れていて、旦那さんだけ眠りにつかなかったとしたら
おばあさんだけ眠ってしまって100年後に目覚めるのは可哀想だね。。。
なんて話も飛び出しました。
私としては、話し合いの内容もさることながら…
そもそもドイツ語の書き写しをする事自体に驚きです。
よく最後までやり遂げたな…
ラボっ子ってすごい。
さて、春の地区発表会は無事に開催され、眠り姫も美しく発表できました。
まさかのナレーションが止まってしまった事、
当日一人休んでしまった事のハプニングはありつつ、(想定内)
私にとっては、とても大好きな発表、思い出深い発表の一つとなりました。 |
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