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ちょっと過去の思い出となってから書いております。
皆さんも色々あったであろう、2019年〜2020年。
そうコロナの不安が吹き荒れた時期のことです。
思い起こせば、2019年の秋。
各クラス毎にやりたいお話を聞いて、次年度の春の地区発表のテーマ選びを始めたのでした。
ここまでは例年通り。
<小学生クラス>男子のほとんどが「トムソーヤ」。女子は「みるなのはなざしき」を推していました。
<中高大生クラス>宮沢賢治作品の「雪わたり」とフランスのお話「石からスープができるかな」です。
これをすり合わせるために、ハロウィーンはそれぞれのお話の推しポイントが伝わるゲームをやることになりました。
小学生の男子5名が嬉々としてトムソーヤにちなんだコーナーを担当
*イカダ作りコーナ
*一目惚れの女子を探すマッチングカードゲーム
小学生の女子に、新入会の女の子、そこにどっちでもいい〜という男子が加わって、みるなのはなざしきコーナを担当
*1月〜12月までの部屋の箱に、そのアイテムを探して入れるというカードゲーム
中高大生は、
*石からスープができるかなの材料集めゲーム
*狐の幻燈会、3・2・1パシャッ!でお題を表現。なんのお題かを当てる表現ゲーム(チーム対抗)
そんなこんなで、楽しくハロウィーンパーティを終え、残ってどのお話をやってみたいかの投票となりました。
本来ならば全部のお話を動いてから決めたいところでしたが、時間がないので、やむなく投票です。
→→→ その結果・・・ 小学生男子が推していたトムソーヤに決定。
クリスマス発表に向けて、トムソーヤ全話動いた結果、小学生クラスはトムソーヤの3話を動くことに。
中高大は1話を動くことにしました。
クリスマス發表会では、あんなに好きだと言っていた小学生がセリフを覚えておらず、まさかの英日CDをかけての
發表となりました。
一方、中高大生は、トムソーヤの少年ぽさ、わんぱくさ、無邪気さを出したい!
小学生には負けないぞ!という意気込みで、もちろん音楽CDで發表。生き生きと楽しそうに發表してくれました。
それを見た小学生たち、満場一致で1話に気持ちが動き、中高大生と一緒に1話の発表をする!ということに
決まったのでした。
(私個人的には、発表中に夫から電話が入り、高速道路での玉突き事故に巻き込まれ、車が大破したというので
びっくり!冷静さを保ちつつ発表を無事に終えて、反省会も終えて、その後帰宅した夫を救急車に乗せて精密検査へ
という思い出も添えられました。)
そんな頃、地区で推薦していただき、「支部発表会に出演する」ということに。
初めてのことです。
支部のためにお話を選び直す時間はないので、そのままトムソーヤで行こうと提案すると
中高大は、難色を示しましたが、結局時間を考えて了解してくれました。
また、支部にチャレンジできるというのも嬉しい!という意見でした。
正月明けには、テューターはシェイクスピアの会を山手111番館で発表するという、夢を叶えたわけですが、
その頃、コロナの話題が上がるようになりました。この界隈はダイヤモンドプリンセスが見えている地域です。
2月までは、通常通り対面でクラスなどもやりつつ、トムソーヤも深めていきました。
*ゴールドラッシュってどんな時代?
*この時代の子供たちの様子ってどんな感じ?普段は何して遊んでるの?
*なんで学校行ってない子がいるの?
*へい塗りのペンきのハケは何個あるの? 友達に貸せるくらい何本もあるの?
ハケの長さは?棒がついてる長いハケ?それとも小さいハケで、バケツに乗ったりして塗ってるのかな?
*この時代に水道ってあるの?子どもたちが井戸に水汲みに行くのは水道がないから?
*1話の季節はいつだろう? アカシアの花?白い夏服?水をかけってるよ?
*ミシシッピー川ってどんな川?広さは?蒸気船が通るくらい?海みたい?
*自分の歌を忘れたことのない川ってどういう意味?
たくさん疑問が湧いては、クラスを超えての交換日記状態で、お互いの考えをシェアしていきました。
初めての支部発表を大きな目標に掲げて、パーティが一丸となってきた嬉しい年明けでした!
そんなふうに楽しんでいたのもつかの間、さて合同パーティをして、いよいよ発表に向けて気合いを入れるべき3月。
週末の緊急事態宣言。
初めてのことに動揺しました。週末にはかかっていないものの、前日の金曜に合同パーティを予定していたからです。
前日の金曜ならギリギリセーフだと集ってもいいのか?と良心が痛みます。
悩んで悩んで禿げそうになりながら・・・テューターは野外での合同クラスの開催に踏み切りました。
(今思えば、まだ横浜ではコロナの患者さんがほとんど出ていない頃でしたが。)
3月20日、公園の広い広場で、トムソーヤたちが持っていたような宝物を持ってきて見せっこする
アメリカにちなんだソングバード、メインはへい塗り体験!!!
なれないマスクと、ソーシャルディスタンスで手も繋げない中でしたが、
ダイナミックに、手も足もべちょべちょになりながら、へい塗り遊びを楽しむ子どもたちと
この時期に開催に踏み切ってくださってありがとうございますと、お礼を言ってくださる保護者の方々に支えられて
「やって良かった」と思えた1日でした。
その後は、ご存知の通りの、ステイホーム。
トムソーヤをオンラインで動く気にはなれず・・・
入学したばかりなのに学校に行けないという子たち、日に日に元気がなくなる子たちを元気づけるべく
気持ちを切り替えて、オンラインでも楽しめそうなお話に切り替えました。
「真夜中のだいどころ」をやってパンケーキ作りを楽しんだり、ソングバード大会をやったり、
zoomだからこその国際交流をしたり・・・
わんぱくたちは、宙ぶらりん。
トムソーヤといえば、コロナ。
一生忘れることのない物語となりました。
トムソーヤは、また必ずいつか取り組みたいと心に決めている私です。 |
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