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自宅で物語を繰り返しCDで楽しんだ子ども達は、パーティに来て
、仲間と物語を共有する活動をするのです。
パーティでは、物語CDを聞きながら好きな役、物、自然現象になって
自由に体で表現し物語の世界に入っていきます。
そして物語をどう受け止めたか、役になってみてどんなふうに感じたか・・・
グループのみんなで意見を交換、人の意見を聞いたり自分の主張をしたりしながら
物語について深く考えてみます。
だんだんに登場人物の気持、物語を構成しているもの全てについてその必然性も
考えていくようになります。 そして仲間と一緒に力を合わせてひとつの物語を
自分たちだけのオリジナルの表現へと創作するのです。
これが「テーマ活動」と呼んでいるものです。
子ども達の年齢が上がってくると、物語が作られた背景となる歴史や民族のこと
、地域の成り立ち(地理)などにも興味が広がって、
自発的に調べてきたことを仲間と共有しあったり、またその子に刺激されて
次の子が違った角度からの考えや裏づけを出してきたりもします。
その時のメンバーで、どのような方向にいくか全くわからない、
スリルと新鮮な驚きがいつもテーマ活動にはある、といえます。
監督(ディレクター)がいないので、動きや仕草を決められたり強制されたりすることが
まったくないことから「演劇」とは全くちがうものです。
英語&日本語で語られる物語から子ども達は「ことば」を机上の学習としてではなく
、体全体で感じ、心をたくさん動かしながら緩やかに自然な形で習得していきます。
たくさんの物語に触れていくうち、共通の英語の表現に何度も出会うことで
日本語の意味と結びつけられるようになったりするのです。 ある場面に居て、
体を動かし、その人(物)の気持になって発することばは
「生きたことば」として子どもの心に刻まれていきます。 |
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