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夏休みも終わって、多くの家庭が、普通のペースにもどったといえようか。夏休みには我が家も、遠くに離れて暮らしている孫たちの来訪を受けて、にぎやかな夏休みイヴェントとなった。
うちへ来る前に、5歳のK坊から電話がかかった。「おばあちゃん、すいかかっておいてね。」「うん、いいよ。買っておくよ、山の家ですいかわりしようねえ。」「フーン、ぼうがないよ。」「棒はおばあちゃんとこにあるからいいよ。」と、まあ、こんな会話があった。
そして、お盆休みを使っての息子一家の帰郷。
K坊のママがいう。[お母さん、白玉粉ある?]「白玉粉? 昔は作ったことあるけど、いま、うってるかねえ。」とわたし。「そうか。じゃあ、かんてんはある?、K坊がフルーツポンチをつくりたいというのだけど・・・白玉粉がなかったら・・・かんてんとか、あんにんどうふとか・・・・。かんてんを牛乳入れて作ろうか。白いからいいよね。」とママ。「うん。いいじゃない」
ということがあって、荘川の山小屋。
孫二人に絵本を読んで・・・「おやすみ」というわたしに、K坊がゆっくりと静かに話しかけた。
「おばあちゃん、あした、すいかわり したあとで、フルーツポンチつくるでしょ。ぼくね、ちゃんとおぼえてきたよ。あのね、・・・」といって話し出したことに、私はびっくり。
「しらたまこに、すこしずつ、みずをくわえてまぜます。よくこねて、みみたぶくらいのやわらかさになったら、ちいさくまるめます。おゆをわかして、しらたまだんごをいれます。うきあがってきたら、2ふんくらいゆでて、みずにとります。」と。かれは、毎月購入している幼年雑誌にでていたつくりかたを、そのまま暗記していたのだ。 その白玉団子をスイカを半分に切って、その中身をくりぬき、スイカや、パイナップルなどを入れて、シロップなどでおいしくフルーツポンチにしましょう、というのだ。
これを聞かされた私、そして大人たちは、その夜、悩むことになった。これは、とても、かんてんや杏仁豆腐でごまかせるものではない。
あくる朝、私は早速買い物に出る。盆の15日、店は開いているのか。車で村の中を走って、農協の店に入った。白玉粉・・・し・ら・た・ま・こ。あった!よかった!!
ということで、無事、K坊のフルーツポンチつくりが始まった。団子づくりは、ねんどあそびといっしょだ。なんとたのしいことよ。後は大人にお任せで、おいしいフルーツポンチができあがった。うれしい夏休みの午後のひと時。
我が家の大人たちには、ちょっとした「フルーツポンチ事件」として心に残った。白玉粉が見つからなかったら事情を話そう、といっていたのだが、とにかく、ごまかしたりしなくてよかった。K坊は、はじめから、私にスイカを頼んだり、ママには、おばあちゃんの家でフルーツポンチを作りたいと、ちゃんと話しているのだ。只、子どもは、それほど、用意周到ではない。表現力も足りない。こころは、「やりたい!」気持ち、「おいしそう!」の期待でいっぱい。お団子をこねる楽しさ。これがかんてんでごまかされたのでは、泣きたくなるだろう。
たのしかった!おいしかった!・・・・よかったね。 |
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