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先日、機会あって、ロンドン、パリ、ローマと回ってきた。どこも15年から10年くらい前に訪れたことがあり、3回目のロンドン、ローマだった。最初にロンドンに行ったときは、イギリスに住んでいたことのあるSさんと一緒だった。そして、彼女が住んでいた場所を訪れると、25年前の家が、そのままあって、感激したのだった。イギリスは古きよきものを守って簡単に外見を変えたりしないのだと、私は思った。
そんな気持ちで、ウエストミンスター寺院へ向かった。以前、このテムズ川のクルージングをして、ビッグベンや、国会議事堂の建物をシルエットにウエストミンスター・ピアを描いた。そんな懐かしさを持っていった私は、びっくり。対岸にすっごく大きな観覧車ができていた。橋を渡って観覧車の下に来た私は、今見てきたウエストミンスターの荘厳なたたずまい・・・・が見下ろされるのかと思ったら、ステンドグラスの美しさが目に残り、豊かなあったかい気持ちになっていた私の心が急に寒々としてきた。
どこへいっても多すぎるのは車。ヨーロッパの古い町は、駐車場が作れないから悩ましい。路上の車は、日本人の常識を超えて、上手?にとめてある。日本のように電線が景観を損ねるということはなく、建物は美しい。
今は使われなくなっていてもそのまま残している煙突のある屋根、屋根。歴史を感じさせる装飾のある建物。そんな街角に魅力を感じて、描きたいな、と足を止める。しかし、次から次へと通る車。私は15分も、20分も立ち尽くすことがしばしば。
美術館、宮殿に入って、驚いたのは、フラッシュ禁止の場所にも関わらず、ピカ!ピカ!とひかることだ。なぜ係員は注意しないのだろう。と私は思ったが。係員の数に比して、その様な非常識な観光客のなんと多いことか。その大半がアジア系であることも情けない。名画の前や、きらびやかな宮殿の調度の前で、並んで自分の写真を撮って、どんな気持ちがするのだろう。このままでは、何年か後、世界の遺産も大変なことになりそうだ。
もうひとつ以前と変わったと思ったのは、観光地のレストランに入ると、当然英語でしゃべろうと思う前に、「ビール?おおきいの?ちいさいの?」と毎日しゃべる必要な日本語が飛んできたり、「ビール、コーヒー」と日本人を見たら日本の発音が出来る人たちがたくさんいることだった。実に彼らのサービスも大したものだと思ったけれど、それだけ日本人観光客の多さがそうしているのだろう |
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