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このテープが出たとき、ひとりのお母さんが、「きれいな音楽。映画見ているような気分で聞いたわ。」といわれた。そしてその子供は、「おかあさんにおはなしをしてもらった。そしてテープをきいた。ロミオもジュリエットもふたりともしんでしまうところがかわいそうだった。」M子(小1)とノートに書いてきた。同じページにお墓に十字架、バラの花いっぱい、剣とハート、二つの手のひら、などが描いてある。お母さんといっしょに聞くテープの中にしんみりと入って、彼女なりに理解しながら、彼女にとっては幸せな豊かな時間をすごしていたのだと思った。こういう小さい子達も交え、または小さい子に見せるため、中高生は、よくロミオとジュリエットのテーマ活動を選んだ。一度はやりたいテーマとして、春の進学、進級、合格お祝いパーティには、必ずやっていた。
シェイクスピアを深めようとか、研究するといったら、それこそ何年かけても足りない。そのとき許される時間の中で、シェイクスピアの物語としての品格を保って、彼らなりに楽しむ「ロミオとジュリエット」の物語として扱ってきた。そのようにしてでも、一人でも多くの子に味わってもらいたい作品だと思ってきた。
―――ロミオはジュリエットが死んでしまったと思って、金40枚で買った薬を飲んで後を追った。ジュリエットは本当は生きていて、眠っていただけなのに。これは悪魔のいたずらなのか。・・・そして目をさましたジュリエットはまた剣であとを追った。二人がうまくいくようにと思った方法が、逆に二人を死なせる結果になってしまった。とても哀れな感じがする。―――K子(小6)
―――ひとりで時々楽しむ物語である。シェイクスピアの作品の中で、もっともポピュラーで誰でも知っているが、僕たちは、友達とこのロミオやジュリエットに扮して楽しめるとは、最高だと思う。高校1年のとき高校生広場で「愛」について考え討論したことを思い出す。これはロミオとジュリエットの愛の物語だが、彼らが考える愛と自分が考える愛とはかなり違う。特に最後のジュリエットが死んでロミオが後を追って自殺してしまうところなど。それによって彼らは本当に永遠の愛を得ることが出来たのだろうか。―――T君(大1)
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