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「ピーラーパン! ピーラーパン! ピーラーパン!」・・・おとうさんに「それはピーターパンだろう?」といわれても、「テープはピーラーパンといってるのっ」といって飛び回っていた幼児の顔が浮かぶ。ピーター・パンのテーマ活動の思い出は、まとまらないほどありそうだ。
「ピーター・パンとウェンディ」(福音館書店)を読んでも、私にはわけの分からぬところがあるというか、余り物語の中に溶け込む感じはしなかった。ところが、ラボ・ライブラリーを聞いて明るい音楽と元気な登場人物、物語が一丸となってぶつかって来るような勢いを感じた。そして子供たちとそれを聞くとき、またまた生き生きとした子供たちが大きく見えた。私は小さくなって子供たちの後ろからついて行った。そうなんだ!直感的に物語を楽しむことの出来る子供たち。まさにこれなんだ!と思った。なんか理屈で分かろうとして、考えながら読んでいた自分が哀れだった。
バリーはすばらしい。じつによくすみからすみまで、こまやかに子供心をつかんで描いている。[陽気で無邪気で気ままなものだけ]が空を飛べて、Neverland
へいけるのだ。登場人物のひとりひとりが、みんな誰の心の中にもすんでいるように思う。私は子供たちと何回もテーマ活動をやり、子供たちの案内でピーター・パンの世界を見てきた。何度でも、飽きずに聴くことの出来る物語だ。
その後「ピーター・パンとウェンディ」も楽しく読んだ。実に奥深く、不思議な魅力のあるファンタジーだ。
―――わたしはうえんでぃが、ぴいたあとそらをとんでいるところがすきです。いんであんのうたがたのしいです。おかあさんは、たいがありりーのうたがすきだとおしえてくれました。ぴーたーは、ひろくん、うえんでぃはさえちゃん、じょーんはわたし、まいけるはたっくん、4にんでそらをとんでないないないのくににいきたいです。―――Y子(6才)
―――小さい頃からよく聞いていた。ピーター・パン自身に僕の憧れみたいなものがあって、聞いていたのだと思う。ピーターは大人にならない。子供の心、純真な心を持ち続ける。わがままでやんちゃでわんぱくなのだが、へんにさめてて、色づく僕たちにとって、彼のような存在が大切ではないかと思う。
I am youth and joy. I'm a little bird fresh from the egg.「若さと喜びのかたまりだ。かえったばかりのヒヨっ子なのさ」というけれど、僕には逆に大人っぽいところもあると思う。だから憧れであり、僕は大好きなのだ。―――T君(高1)
―――ピーター・パンは大人が失った夢を持っていると思う。ピーター・パンとは、いったい何者だろう。それは、子供の心に持っている「何か」だと思う。僕たちは成長していくにつれて、少しずつ変わっていくけれど、何が変わっていくのかあまり気がつかない。
ピーターとウェンディ、それにティンカー・ベルの関係が面白い。ティンクは妖精だけれども、女の子みたいだ。ウェンディにやきもちをやいたりする。ウェンディは母親的で、フックは大人だ。そのほかに出てくる、子供たちも、会話から性格が分かって面白い。どのキャラクターの中にもすこしずつぼくがいるような気がする。少しでもピーター心を持ち続けていきたい。―――A君(高2)
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