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ラボ・ライブラリー「ドン・キホーテ」は、非常に元気をもらった物語だった。一方、それまでスペイン語のテーマ活動をやったり、スペイン語の歌を歌ったりしていても、スペインという国については、ほとんど語ったことがなかったな、と反省したのだった。ドン・キホーテも岩波少年文庫が本棚にあったり、岩波文庫の完訳が並んでいたりするのだが、借りていく子はいなかった。少年文庫にしても、この大小説を思いっきり短縮してあるのに、長いと感じて敬遠されるのである。
ドン・キホーテといえば、ほとんどの子が、おっちょこちょいとかずっこけのイメージをもっていた。3話にまとめられたラボのドン・キホーテは、本当にドン・ホーテのエキスみたいなものだが、それまでのドン・キホーテのイメージを変えた。この3話から十分にドン・キホーテやサンチョ・パンサの人間性をつかみなおしたみたいだった。そして以前よりは、スペインを身近に感じ、スペイン文学、スペイン芸術に興味を持たせてくれた。
清水憲男氏や村田栄一氏の講演を聞いたりすると、スペインについての興味がとめどなくひろがっていく。
機会があって村田氏とのスペイン旅行に2度行くことが出来た。マドリッドのスペイン広場。セルバンテスの像とロシナンテにのったドン・キホーテ、サンチョ・パンサの像。または、エル・トボーソの町の一隅にあるドン・キホーテとドルシネーアの像など、スペインの国でのこの作品への国民的支持と人気を感じた。ラマンチャ地方に残る風車やその村のたたずまい、観光用に残されたものとはいえ、物語との間に想像の風を起こすことは出来た。
スペインの旅・・・街角、風車、古都の遠景、いろんなアングルで捉えて油絵に描いた。まだまだ描きたいところがたくさんある。
―――ふうしゃをきょじんだとおもって、ぶつかっていったり、ひつじのむれにつっこんでいったり、むちゃくちゃやるみたいなところがおもしろかった。サンチョ・パンサがとめても、ドン・キホーテはしんけんだった。どうしてあんなに、ゆうきがあるのだろう。サンチョ・パンサは、ほんとうはやさしくてあたまもいいとおもう。いつもドン・キホーテはたすけられていた。―――S君(小1)
―――ドン・キホーテは知っていたけれど、今まで読んだことはなかった。CDを聞いたら、すごく面白い。訳本を読んでみたくなった。風車を巨人だと思ったり、小さな宿屋を城だといい、洗濯物を風にひるがえる旗とみるなど、夢のせいで世界がとてつもなく広がっていく。夢を大きく持って、とにかく行動に移していくことはいいことだと思った。
サンチョ・パンサは、気がよくて、どこまでもドン・キホーテについていく、少し抜けたところがあるように思われるが、本当は、素朴で、賢い男だと思う。ドン・キホーテとの会話がいつも愉快で気持ちがいい。サンチョ・パンサもドン・キホーテほどではないけれど、やはり夢を持ってついていったのだと思う。夢は破れたけれど、周りの人の愛を感じる。二人にとっては、これで十分だったと思う。―――T君(大1)
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