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本来、口で語られ耳で聞いて楽しむ昔話の世界。今は、多くを文字から読む。岩波の木下順二の「わらしべ長者」の中の「瓜コ姫コとアマンジャク」は、文字の印刷に、語り口調、間のとりかた、その声色まで、工夫が入っているように思う。行間に十分の間をとったり、字を大きく印刷したり、コロコロゆがめて書いたり、文章にリズムが造ってある。私は、この話には、なぜか全体としては、さわやかな黄みどりいろのイメージがあり、うりこひめこには、かわいい赤い着物を着せている。そして読み聞かせをするときは、自分の中に音を意識して、楽しんで読んだ。
ラボ・ライブラリーになって、みんなが語るようになった。意外と長い物語なので、たいくつになる。みんなが参加できるように、みんなが、それぞれ自分の語れるところをつくり、みんなで言葉を絵にするように、音を表現にするように、あるところは、コーラスで、楽しんだりした。
―――キコバタトン カランコカランコ・・・私は、うりこひめこの機織の歌がとても美しくて好きです。
きちんこたんの きんぎりや
くだこァなくて からんころん
きちんこたんの きんぎりや
くだこァねっちゃ ばんばなや
わけのわかるようなわからないようなのが、たまらな~い!
アマンジャクの機織の歌も好きです。
ドジバタドジバタ ドダバタンドダバタン ドッチャライバッチャライ
むちゃくちゃなのも好きです。
とんびやカラスの鳴き声は、言葉のように聞こえる。みんなともだちなのです。―――A子(小6)
―――うりこひめこは何も悪いことをしたわけでもなく、ただ、たいくつで、つまらなかったから、ちょっとアマンジャクをからかっていただけなのに、アマンジャクが来てしまった。うりこひめこは、おじいさんやおばあさんの言うことをきいていたら、つれさられずにすんだのに。戸をあけてしまったのでしっぱいだ。
とんびやカラス、ニワトリが大事な役をはたしている。のんびりした話。―――Y子(小6) |
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