幼児教育・英語教室のラボ・パーティ
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Welcome!
オスカー・ワイルドの原作を、ラボのテーマ活動用に作られた物語。SK3であるから、1,2と来て、いろんな事例が報告される中、どんどん成長していく子供たち、そして三つ目として少し年齢の高い子にもと、考えられたことがよくわかる。オスカー・ワイルドの人生観や芸術観を、中学生とともに考えてみたい。
 
 王子とつばめの会話が多い。しかも、王子は、動かない銅像である。何度かテーマ活動で取り組むたびに、言葉にこめる情景や心の難しさを思った。物静かな話し方の王子と、若い男の子のつばめ、ツバメの心がだんだん王子への感情の中に変化していく。そのあたりも、テーマ活動で考えられるようになってきているのだ。
 小野かおるさんの絵はやわらかくて、まろやか。この絵本は素描に近いけれど、じっとお話を聞くと、なんと色彩豊かなことぞと思う。まず言葉通り、宝石がちりばめられているし、ナイルを上ったり下ったりと、エジプトの情景と夜の王子の足元との対照。月が昇ってから、もうすぐ雪が降るだろうと想像する夜、エジプトの緑のやしの木を照らす太陽の話をする、このあたりの豊かな色彩を私は、・・・どうしよう!・・・と聞きほれる。王子の言葉に対するツバメの話すエジプトの情景、それを繰り返しながら、王子はすべてを与えきる。ツバメは王子とともにいることを心から望むようになる。王子はこうして自分を与えきることが、・・・そうすればツバメは死ぬことを王子は知りながら・・・そうすることが二人に課せられた使命と思うから。

 ―――王子は自分の体のすべてをあげてしまってまで、人を助けようとしたのに。さいごは、だれも、それがどういうことなのか、考えようともしないで、こわしてしまいました。みんなおろか者だと思いました。でもわたしは、さいごの、何もついていない王子のほうがずっとすきです。―――K子(小3)

 ―――ぼくは、この王子はとても立派だと思う。ふつう、物語に出てくる身分の高い人、とくに王様は、わがままで、自分の得になることしか考えない。この王子は、自分の町の貧しい人たちや、恵まれない人たちのことを悲しんでいる。つばめを犠牲にしてまでも、人々を助けた。つばめも、冬の寒さで自分が死ぬのを分かっていながら、最後まで王子に仕え、貧しい人たちを助けた。美談過ぎる物語から、僕は何か考えなければいけないと思った。最後に出てくる会話で、人のことを考えない勝手な人間か多いことをこの王子と比べて考えるのだろう。―――Y君(小6)
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