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まず絵本。スズキ コージさんの絵本は、今はたくさん出ている。たぶんこのラボの「わらじをひろったきつね]の絵を描かれた頃は、ユニークな新進イラストレーターといわれていただろう。私もこの人の絵は好き。音楽が聞こえてくるような画面。明るい色使い、はっきりとした表現、ダイナミックなところがあるのに、全体としてやさしさがある。木の実や、花、服の刺繍など細かいところにも行き届いている。
このテーマ活動は何回もやったし、よく楽しんだ。絵と同じ感じのバークサンダル(藤で編んだもの)、めんどりとがちょうのぬいぐるみも、十分遊んだ跡を残している。 Knock, knock, knock. Who’s there? は、小さい子達の大好きなところ。遊んでいても出る英語だ。
これはなんと言ってもリズムがよく、テンポの速い物語だと思う。そう思って、当時、ロシア語でよく聞いて、言葉は分からないのに、その韻を踏んだ言葉の美しさ、ごろの面白さ、リズムの気持ちよさを楽しんだことを思い出し、最近はCDになってそれが省かれたことにはじめて気がついた。(ラボ・テープを聴くことの出来る方はAUXチャンネルにはいっています)
ロシアではこのような小噺的昔話は、会話の部分にその魅力があるという。そして語り手はその会話の部分をもっとも大切にするという。何かのきっかけですぐ昔話が出るという。・・・[飲み屋などでみんなが、がやがや言い争っている。「かみさまはちゃんといるんだ」と誰かが怒鳴る。すると一人が「うそをつけ、このやろう」と言い返して、その証拠にと昔話をする。最後にはみんな「なるほど、神様なんていないのだ」ということになる。するとほかの一人が逆に「馬鹿なこと言うんじゃない」と怒鳴り返して、神様の話を聞かせてやることになる。つまり他人をやり込めるときにも昔話が出る。](中村善和・ロシア昔話についてより)・・・昔話が生活の中に生きている。
―――きつねは、わらじをひろってから、お百姓さんの家に行って、めんどりにかえたり、がちょうにかえたりした。でも、その欲が、三番目のお百姓さんの家に行って最高になり、むすめがほしいと言い出した。とんでもない!だから、最後には犬に食べられることになってしまった。 ばちがあたった、と思った。なんでも調子がいいと、欲を出しすぎてしまい、悪いことにつながる、と思った。―――Y子(小6)
―――わらじをひろってから、どんどん人をだましてどんどん自信がついてしまった。だますこともきつねのちえだ。面白いと思う。三回の繰り返しで、調子が変わる。みみやみみ、あしやあし、めだまやめだまといった後、自分のものであるのに、邪魔者に思っていた、しっぽに聞いた。そして犬に食われることに。あっという間に終わる、おわりかたがむつかしい。―――K君(中1)
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