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これらも、ジェイコブズ。トム・ティット・トットは,English Fairy Tales のほうが、英語の昔話の雰囲気が出ていると思う。ラボ・ライブラリーは現代に分かりやすくしてある。
のんきな母さんに、のんきな娘、成り行きに任せてうまく言ったよ、という感じ。この魔物も、little black thingとか、impとかの表現になっているけれどFairyの仲間、地の精といって言いかと思う。
母親が変な歌を歌って、王様に聞こえてしまい、機転を利かせて替えて歌ったため、后になれた。こんな簡単なすごいこと、面白い。ところが、この王様の后には、大変な運命があった。毎日5かせの糸をつむがねばならぬ。糸車、糸つむぎというのは、今は博物館でなけれは見られない。大体のイメージで想像をする。大変なこと、とても怠け者の娘には出来ないことと判断する。娘にとっては、初めて出くわした大難儀。
娘は魔物をさほど怖がりもしないで、またその天性で楽天的に取引をして、とりあえず毎日のノルマをかせぐ。さてまた成り行き任せの偶然が起こるのだが、いつも行かない場所に行った王様、そこで王様の耳に入った妙な歌。これで、娘の命は助かることになる。
トム・ティット・トット! 名前を当てる。名前は、魔物の本性であり正体である。俺の正体を見破ってみろ! だから、正体を見破られた魔物は、魔物としての力を失ってしまう。
成り行き任せの・・・、とは、われわれの無意識の世界の意識である。偶然といえどもそこには、無意識の意識がはたらいている。
―――トム・ティット・トットは、まけたんだけれど、たすけたんだね。―――N子(6さい)
(トム・ティット・トットは糸をつむげない娘に代わって、毎日つむいでくれて、結果として、
娘を助けたことになった、という意味。6さいでもよくわかっている。)
―――むすめは、かんちがいをしていました。「もどる」というのは、やわらかくなることなのに、「いって、もどってくる」と思うなんて、本当におかしい。おっかさんは、うたをかえてしまったから、おしろへ行くことになってしまいました。できなければ、できないといえばいいのに。でも歌が、うそをついたことになって、おっかさんがろうやにはいることになるかもしれません。むすめは、はじめはよかったけれど、やっぱしたいへんなことになってしまいました。どれくらい名前を考えたのだろうと思いました。王様に教えてもらわなければ、ぜったいにわからなかったと思います。
トム・ティット・トットという名前に、まほうの力があったのだと思います。すごく元気だったまものが、きえてなくなってしまったのだから。―――A子(小3)
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