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猫の王 10月08日 (金)
ジェイコブズのフェアリーテイルズは本当にいろんな味のする物語があって楽しめる。子供たちは案外怖い話も好きだ。English Fairy Tales の中では、
Teeny-TinyやThe Strange Visitorなど、訳本で読んであげても好きだ。Teeny-Tinyは英語の響きとしても小さい子も楽しむ。怖くても、また聞きたい、という感じ。このThe King O’ The Catも同じで、これは夜で始まって、そのまま夜で終わる。静かに聴くと気味が悪いけれど、何か不思議な雰囲気があり、気味悪く終わるのでなく、後味がいい。
堂守とか墓とかの言葉から、子供たちはどんな雰囲気をイメージするだろう。日本のお寺の墓と、西洋の教会の墓とは違うけれど。そんなこと彼らには問題でなかったんだ。トム・ティルドラム、ティム・トルドラムなどの名前を面白がり、”I’m the King o’ the Cat!” というのが得意そうだった。
―――トムじいさんと、おんなじねこが、9ひきいたところが、きみがわるかったです。その9ひきが、ねかんをはこぶところが、もっときみがわるかったんです。どうもりのおじいさんは、ねむってしまって、そのなかにねこのおそうしきがでてきたんだと思います。さいご、トムじいさん、トム・ティルドラムが、王になって、大きくなったのが、へんなかんじでした。―――N君(小2)
―――トム一族というように、人間界とは別に、広い猫の世界があって、王の統治の下に、人間界と関わっていると思うと面白い。うちの飼い猫だ。かわいい、かわいがってやっている、などと人間は思っていても、あんがい、人間が、猫に見られているのかもしれない。―――K君(大1) |
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