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「スーホの白い馬」絵本を英訳、馬頭琴CDと共に発売、と新聞に出た。
あら、英訳はこちらのほうが先なのに。
馬頭琴奏者、李波という方の、作曲、演奏する「叙事曲スーホの白い馬」CDが絵本につくらしい。どんなのか、CDも聴いてみたいし、英訳もみてみたい。
ラボ・ライブラリーの「スーホの白い馬」は、私は音楽もすばらしく、言葉も語りも、それこそCD作品として誇れるものだと思う。このCDを手にしたとき、出だしの音楽が赤羽さんの絵と、馬頭琴の音色のイメージとに私の気持ちの中でぴったりしたのを覚えている。それからやがて、スーホの制作資料集を読んで、納得したり、感心したり・・・このCDの製作者の努力に感謝した。間宮さんの説明されているMouth Harpという楽器は、私が北海道へ行ったとき、アイヌの楽器として手に入れたムックリと似ているのだそうだが、なかなか音を出すのも難しい。
Shkhのつづりや、morin khuur,とか noyon なども、この資料集で納得した。CDを聞いてイメージすることも大切だが、知識として得たり、その背景を知って、その物語の理解も深まり、イメージがより広がる場合がある。やはりいろいろ読むことは大切だろう。
このスーホの発刊されるころ、馬頭琴奏者のチボ・ラグさんの演奏会が名古屋であった。それを聞きにいき、CDも買い、馬頭琴の写真も取らせてもらった。その写真や、赤羽さんの絵などを参考にして、ラボっ子たちは、自分の馬頭琴を作った。粘土で先につける馬の頭の飾りを作り、長い細い板と、適当な大きさの空き箱を用意して、みんなそれぞれに工夫したのだ。それをもって、馬頭琴のCDをかけながら、自分が演奏しているかのように、それぞれにモンゴルを想像し、イメージづくりをした楽しい思い出がある。
参考文献はたくさんあるけれど、ここにそのころ読んだ一冊の本が残っている。「少年は砂漠をこえるーーーハラ・エルチをたずねて」斉藤洋・作(ほるぷ出版)がある。私が適当に選んだ本だが、モンゴルの少年がいかに馬、羊などを大切にし、少年競馬など乗馬に熱心なのか。モンゴルの広大さ、砂漠のすごさ、など、やはり本を読めばそれぞれの年齢にあった行間の埋め方をするものだと思った。
――― 大切にかわいがっていた馬が死んでしまって、スーホはかわいそうでした。悲しかったと思います。でもスーホは、悲しみに負けずに一生懸命白馬に教えてもらったとおりに、楽器を作りました。それはいつも白馬と一緒にいられるということです。スーホは悲しかったけれども、白馬にいつも励まされて、幸せだったと思います。―――T君(小6)
どこかで読んだ話。モンゴルの結婚式の誓いの言葉には、「夫を愛しますか。」に続いて、「馬を大切にしますか。」というのがあるという。どんなに、馬と人間との結びつきが深いかということだろう。 |
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