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18年目(2007年夏)の様子は、もうしばらくお待ちください♪
ごかやま山の学校に参加されるみなさんへ
2007年夏 ごかやま山の学校
大きな自然の中―――
二本足で歩くことで、猿はヒトになったのだと言われています。
歩くことで、ヒトは手を自由に使いはじめ、脳が発達しました。
歩くことで、ヒトは人になったのですね。
人は歩き、採集(さいしゅう)、漁猟(ぎょりょう)し、農耕(のうこう)してきました。
人は歩き、物物交換をしました。時に川をもこえ、海もこえて。
文化を伝え、受入れてきました。
昔ばなし、民謡(みんよう)、そして踊りも伝え合ってきたのです。
峠をこえ、山を越えて。
食べものを得、着るものをつくり、住む家を建ててきたのです。
仲間と助け合いながら、生活してきました。
――――――
ラボの「ごかやま (五箇山) 山の学校」は
富山県の奥深い山の中、
昔の街道から急な坂を上ったところにある
相倉(あいのくら)で行います。
そこには合掌(がっしょう)づくりの茅葺(かやぶき)の家屋があり、
人々が生活しています。
火を焚く(たく)囲炉裏(いろり)があり、
床の間があり、そして仏壇(ぶつだん)や
神棚(かみだな)の部屋があります。
部屋ごとに呼び名があり大事に使われてきています。
食事は畳(たたみ)の部屋でお膳(ぜん)で食べます。
もちろん、お寺や神社もあります。
村の人たちの信仰(しんこう)の場所です。
「こきりこ」や「麦屋節」などの民謡(みんよう)は今も歌いつがれ、
踊り(おどり)つづけられています。
山の学校のプログラムで、その踊りを鑑賞する予定です。
場所はアゲハチョウの紋(もん)が入った提灯(ちょうちん)の灯り(あかり)がともる
夜の地主神社(じぬしじんじゃ)です。
今も生きている日本の文化です。
だからこそ世界文化遺産(せかいぶんかいさん)として認められたのですね、きっと。
みなさんはここで生活しながら、山の学校をします。
この学校で大事にすることは―――
①五箇山の自然に親しむ(やまとのであい)
②仲間と仲良く、村の文化にふれ、人々と仲良くする
(ひととのであい)(うたとのであい)(むかしばなしとのであい)
③ラボ活動を楽しむ(ものがたりとのであい)
五箇山・相倉を通して、人が生活するということや
文化について学んでいきましょう。
その基本は「歩く」。
みなさん、参加するまでに、
階段や坂道などをたくさん歩いて足も体も強くして、
元気で参加してください。
事務局や大学生コーチ、
シニアメイトのお兄さんやお姉さんといっしょに、
心地(ここち)よい汗(あせ)をかきましょう。
~2007年ごかやまハンドブックより~ |
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